風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

もぎたての房州びわをたくさん食べたい! 2

2019-12-06 | 千葉

その1からの続きです。

● びわ狩り真っ最中 

びわ狩り中の画像は、ほとんどありません。
だって時間は30分だけ。撮影しているどころではないからです!
両手は、びわを採って食べるためのツール。
カメラをいじるものではありません。

びわ狩りの最中も雨は降っていましたが、歩いていた時のような激しさはなく、木陰にいたこともあって、まったく気になりませんでした。
というより、びわに集中していて、雨のことなんてどうでもよかったというのが本音です(笑)!

● 田中びわ

「大房(おおぶさ)」や「さとみ」など、いろいろな品種を食べてみた中で、一番おいしかったのは「田中」でした。
なんというシンプルなネーミング! 田中男爵が育てたものだそう。
お友達の田中さん(複数)に教えてあげよう!

「さとみ」は、女の子の名前のようですが、きっと『南総里見八犬伝』の里見から取ったんでしょうね。

「あっちの木になっているのは違う種類だから、採ってくるわ」
そういって急斜面を登り出す母。
さっきまで、「坂を登れない~」って杖をついていたのに。
フルーツ愛は大きなパワーを出すものですね。


● まだまだいけます!

これほど肉厚の、大きくてジューシーなびわは、ついぞ食べたことがありません。
夢中で食べ続けていると、農園の息子さんが再び現れました。

「どうですか?」
「おいしいです!! モゴモゴ」
「30分食べると、かなりおなか一杯になるでしょう」
「いーえ、まだまだいけます!!」

口をそろえて同じことを言う母と娘であります。
絶賛狩りモード中の私たちでしたが、時間が来たので、この辺でおしまい。
歩きだすと、身体がずっしりと重くなっていました。
びわがおなかにたまっているなあと実感します。

ああ、極上の時間でした💛

● 百年前の明治時代

農園でお土産用のびわを購入し、帰り道は息子さんに車で送ってもらいました。
(びわのシーズンが終わったら、どうするのかな?)と思ったら、「ほかに畑がありますが、自分は会社員なんですよ」とのこと。
この季節だけ、お休み返上でびわ園を開けているそうです。

「うちは代々ここで畑を耕していて、百年くらい前にびわ園に換えたそうです」とのこと。
百年前といったら明治時代。その頃から、びわが人々の食卓に上るようになってきたのかもしれませんね。

● びわソフト

親切な息子さんに道の駅まで送ってもらった時には、雨が上がっていました。
ここで、バスを待ちながらのんびり過ごします。
たくさんびわを食べてきたばかりなのに、2人とも何事もなかったかのようにびわソフトを食べました。

食べ飽きてないかって?全然!
この辺はやっぱり親子だなあと思います。
ここのびわソフトは評判で、一日1000個売れるんだそう。すごいー!

● 太巻き寿司

見るからにボリューム感たっぷりの太巻き寿司。千葉の郷土料理です。
どこかで見たことあるような顔…あっ、アンパンマン!

● 花のガーデン

雨は小康状態になり、降ったり止んだりしています。
止んだ時を見計らって、花壇の散策に出ました。

 庭園には色とりどりの花が咲き乱れて、絵のような美しさ。

色鮮やか。やはり房総は、花の国ですね。

一年中楽しめるように いろいろな花を植えて、手をかけているのでしょう。

● 橋と飛び石

花壇の向こうには川があり、木の橋が架かっていました。
欄干のない橋は魅力的ですが、その横の飛び石の方が楽しそう。
飛び石を渡って向こう岸へ渡りました。

向こう岸から眺める道の駅の建物。
緑のとんがり屋根は、遠くからでもよく見える、富浦のランドマークです。

● 降ったり止んだり

ぱらぱら雨が降ってきたので、再び飛び石を渡って戻りました。
そばから見ると、ガーデン側はすべてガラス張りになっていました。

天気は相変わらず不安定で、スコールのような大雨が降っては止み、を何度も繰り返します。

無事にびわ狩りを済ませて道の駅に戻ってきたので、一安心。
「枇杷倶楽部」という名前だけに、道の駅にはびわ関連のお土産がたくさん揃っています。

母はまたもや、お土産を買いまくります。
私が去年ここで買って帰った、銚子電鉄のぬれ煎餅も買いました。
農家直売所で野菜も買い、2人のバッグはパンパンに。

● 帰りのバス

やってきた横浜行の高速バスに乗りました。
バスの中には、館山からの乗客が結構乗っていました。

高速道路は山の中を通っていますが、時々内房の海がちらっと見えます。

帰りもかなりの大雨。今回は、バスに乗ると雨が激しく降り出します。
視界不良のまま、海中にある海ほたるまで来て、そこから海底トンネルに入りました。


海ほたる

1時間半の道のりですが、雨のため、20分ほど遅れて到着。
途中の京浜工業地帯では、キリンならぬ赤いガントリークレーンをたくさん見かけました。

● 雨上がりの横浜

横浜に着くと、雨は止みました。
日中は激しく降ったようですが、ピークは過ぎた模様。
ベイブリッジを通ったので、天気が良ければ、紺碧の空と海を楽しめましたが、梅雨シーズンだから仕方がありませんね。

● 夕食もスルスル

昼食はびわだったので、横浜そごうで夕食を取ることにしました。

歌行燈ゑべっさん ゑびす

母お気に入りの、べっさんのゑびす膳。
食べる前には「おなかパンパンになるほどびわを食べたから、入らないよ」と言っていましたが、着席してお膳が目の前に出てくると、スイスイおいしく完食しました。

みんな食べられちゃった。あれー?おかしいなー。
びわは80%が水分なので、とっても消化がいいそうです。

● epilogue

急に思い立って出かけてきた房総のびわ狩り。
最後の時期になりましたが、駆け込みで間に合ってよかったです。

ほかのフルーツに比べて、ちょっとお高めのびわ狩り。
母のたってのお願いでしたが、実は(手間や交通費を考えると、家で高級びわをたくさん食べる方がいいのでは?)と思っていました。
特に今回は、大雨の中を催行するのかとか、歩いて行けるのかなど、何かと不安要素が多かったこともあったので。

ところが、実際行ってみて、その考えはガラリと変わりました。
やっぱりびわ狩りってすごい!
まず、農園さんが見つくろって、今お勧めのびわの木のところに連れて行ってくれます。
プロの見立てなので、間違いありません。
そのびわは、贈答用の大きなサイズ!

さらに、もぎたてのびわは、みずみずしさが市販のものとは違うのです。
新鮮!

いや~、これまで、本当のびわの味を知らなかったんだな~と、つくづく思い知りました。
母も大満足。「心ゆくまで食べられたから、もうびわ狩りがしたいなんて言わないわ」と言っています。
今はそんなこと言っていても、来年また「食べたいから行く」と言い出しそう。
母が言わなくても、私が食べたくなって、また海を越えて行きそう。

帰宅後、母はさっそく農園で買ってきたびわを食べていました。
「えっ、さっきあれほど食べたのに!?」
「おいしいから、あなたも食べなさい」

そう言われましたが、体験したてのライブの余韻をしばらく残しておきたい私は、食べずにおきます。
母はどれだけフルーツ野郎なんでしょうね。
ゼリーまで出してきて…。
しばらくは、びわ三昧することでしょう。

今回は、掲載画像数が普段よりも少ないです。
それは、天気が悪くていい景色を撮れなかったのと、びわ狩りに集中して撮影を放棄したためです。後悔はしていません!
読んで下さった方には、雰囲気だけでも受け取っていただければと思います。

おいしいものは、人を幸せにする力を持っています。
この日、新たな禁断の果実の味を知ってしまいました。
それは、とても甘美なものでした。
母も私も、とてもハッピーな一日になりました。

◆ もぎたての房州びわをたくさん食べたい! index ◆


もぎたての房州びわをたくさん食べたい! 1

2019-12-05 | 千葉

● prologue

6月は、梅雨の季節。
しとしと、じめじめと雨の多い、憂鬱なシーズンですね。
でも6月は好きです。アジサイがあちこちに咲いて、とてもきれい。
食べ物は、びわのシーズンですね。
びわは大好きですが、食べられる期間は短くて、あっという間に店先から見なくなります。
しかもなかなかの高級品なので、そうたくさんは食べられません。
いつも一粒ずつ、ありがた~くいただいています。

6月も後半になってから、母が「びわ狩りに行きたい」と言い出しました。
この時期、TVでよく組まれるびわ狩りの特集番組を見て、すっかりその気になったようです。

数日前まで九州に行っていた【⇒九州旅ブログ自分としては、ちょっと抵抗しました。
「週末返上で行ってきたから、くたくたよ~。今度の週末はゆっくり休みたいわ~」
でも憂い顔をした母に、
「この時期しか食べられないし、来年はもう行けないかもしれないから…」
なんて言われると、行かないわけにはいきません。
(最近、母によくこの手を使われているような…むむ)

そこで、週末のびわ狩りのプランニングをすることにしました。
母はいつも、王侯貴族のように「あそこに行きたいぞよ」と指令を下す役。
「へへーい、合点です!」とリクエストを聞いてプランを立て、実行に移す私。
こき使われてます!

● どこに行く?

びわの産地として有名な場所は、長崎と千葉。
長崎が生産高日本一ですが、数日前に行ってきたばかりですし、私たちは横浜に住んでいるので、日帰りで行ける第二位の千葉にします。

千葉では「房州びわ」が有名。地元小学校の給食にも出るそうです。
千葉といったらピーナッツですが、びわ王国でもあるんですね!

● ツアーは全て終わってた!

それにしても、予定を立てるのが遅すぎました。
(というより母が言い出すのが遅すぎ…まあいいでしょう)

どの旅行会社のびわ狩りツアーも、のきなみ締め切られています。
ツアーは気楽でいいのですが、仕方がない、自力で計画を立てるしかありません。

● びわ狩りは2日後終了!

去年、房総半島の海の家に行きました【⇒千葉旅ブログ
その帰りに立ち寄った、富浦の道の駅で、季節にびわ狩りができることを思い出し、そこに行くことにします。
もうギリギリですし、知った場所の方がいいですからね。
富浦は千葉県でもびわの主産地で、皇室献上品を育てています。


東京新聞「南房総の房州ビワ」より

電話をして問い合わせると「今年のびわ狩りは今週末で終了します」と言われました。
えっ、月末ではなく、あさっての23日まで?
日曜日は用があるため、行けるのは22日の土曜日のみ。
翌日じゃない!なんてギリギリなの!
そんなに急とは思っていなかったため、心の準備ができずに動揺しますが、
電話先で「雨がどうなるかで、催行するかも決まります」と言われました。

確かに、翌日は雨予報。当日の天候次第でしょうか。
朝になってみないと、やるかやらないかわからないという、あやふやな状態。
気になりながら、翌日を迎えることになりました。

● 当日までわからない

当日の朝。横浜はどんよりとして重そうな曇り空ですが、雨は降っていません。
海の向こうの南房総も曇り予報で、昼にかけての降水確率は80%。
雨天の場合は中止になるというびわ狩りなので、マズいかも…。
道の駅の開館時間前に横浜駅に行かないと間に合わないため、催行するかわからないまま、支度をして駅に向かいます。

道の駅の開館時間を待って、ドキドキしながら問い合せしました。
すると「雨は降るでしょうけど、やりますよ」とのことでした。
おや、昨日は「雨天中止」と聞いたのに…?
まあそれでも、やると言う言葉を信じて、行ってみることにします。

● 高速バス

横浜から房総半島までは、電車・フェリー・バスと、いろいろなアクセス法がありますが、今回は高速バスを利用しました。
横浜駅から館山行のバスに乗れば、目指す道の駅で停車するからです。
これは便利。歩くのが億劫な母を連れていくのに最適なルートです。

千葉方面行きの高速バス乗り場のところに、大勢の人が並んでいました。
(もしや、みんなびわ狩りに行くの?)と身構えましたが、それにしては楽しげな格好。
東京ディズニーランド行きのバスを待つ人たちでした。

館山行きの高速バスは、アクアラインを通っていきます。


海底トンネルに入りまーす

海の中の道を通るので、天気がいい時にはとてもきれいな景色が望めますが、この日はあいにくの曇り空。
海底トンネルに入ったところで眠ってしまい、起きた時にはバスはもう海ほたるを過ぎて木更津周辺まで来ていました。
海の景色を見逃しちゃった!

というより、窓ガラスを叩きつけるほどの大雨が降っており、外を眺めるどころではありません。
こんな雨の中、びわ狩りは催行されるのかしら…?ああ、とっても不安だわ。
到着したところで「今日は中止」と言われてしまいそう。
こんな大雨だと観光どころではなく、なにもできずに、そのまま帰ってくることになったりして…。
心配は尽きませんが、バスに乗ってしまった以上、もう後戻りはできません。
賽は投げられたー!

● 羊のおしり

君津バスターミナルでバスが停車した時に、前に停まっていた東京行きのバス。
後ろ側には、子羊たちのお尻~!
マザー牧場の宣伝です。かわいくて撮っちゃいました。


こんなに羊のお尻を見ることって、ありませんね。
そう考えると、牧羊犬って羊のお尻ばっかり見ているんだわ。
千葉に入り、激しい雨に翻弄されながら、バスは目指す道の駅に着きました。

● 道の駅

この道の駅は、全国道の駅でグランプリを取った「とみうら枇杷倶楽部」。
全国に道の駅はいったいいくつあるんだろうと調べてみたら、1,160箇所あるそうですよ!
(2019年6月時点)
その中のグランプリなんてすごいですね!
決め手は、やっぱりビワなのかしら?


八角屋根が目印の、道の駅とみうら 枇杷倶楽部

● 受付にて

受付には、やはりびわ狩りに来たグループが手続き中でした。
私たちの番になり、おそるおそる係の人に聞くと、びわ狩りは催行されている様子。
「よかった~」ひとまず安心します。
予約時間はまちまちですが、本日予約しているグループは30組ほどいるようです。

● ハウスではなく農園

ただ「今やっている農家さんは2軒です。農園まではご自身で行っていただきます」
と言われて(ん?)と思いました。

「あの、びわ狩りって、ここでできるんじゃないんですか?」
「ここではハウスのびわ栽培をしているので、5月中のみになります」

そうだったんですか。そのあたりの詳細がわからず、てっきりこの道の駅でびわ狩りができるものと思っていました。
となると、ここからさらに、指定農園まで移動しなくてはなりません。
暴風の中を?!足の悪い母を連れて?!歩いて自力で?!
これは大変。ハードルが高いわ…!

● 新たな問題勃発

「お車ですか?」と聞かれたので、
「いえ、車じゃないんです」と答えると、「えっ!」とびっくりされました。
ということは、ほかの皆さんは移動が苦ではない、車での参加なんですね。。。

「今、高速バスで来たところなんです」というと、
「そうですか…雨なので、近い方がいいですね。近いといっても、ここから2キロの場所になりますが」とのこと。
うーん、と考えます。
私は、いくら歩いても大丈夫ですが、膝の悪い母は歩きたがりません。
母は自転車なら大丈夫ですし、レンタサイクルもあります。
ただ、今まさにこの辺りは暴風雨の渦中。雨風強い中でとてもペダルを漕げそうにありません。

「タクシーはどうでしょう?」と母が聞くと「呼べば来ますが、ここまでやってくる本数は少ないです」とのこと。
それを聞いて、とうとう母も観念したようです。
2キロ離れた農園まで、がんばって歩いて行くことにしました。

受付の人は、気の毒に思ってくれて、農園さんに私たちが行くことを電話連絡しがてら「送迎なんてしていただけないものでしょうか?」と聞いてくれました。
「本当でしたら、こういうお願いはしないのですが、今日はひどい雨ですからね」

ああ、助かります。
考えてみれば、道の駅はドライバーたちの憩いの場。
ここにびわ狩りに来る人たちは、みんな車でやって来るんですね。
バスでやってきた私たちは、かなりレアパターンだったようです。

ただ、残念ながら、農園ではちょうど今車が出払っているとのこと。
「帰りに乗せていただけることになったので、行きは歩いて行っていただけますか?」
はい。交渉してもらって、ありがたいです。
地図で行き方を詳しく説明してもらいました。

● 嵐の中を歩く

さて、母親の覚悟がにぶらない間に、出発です。
さっきよりも雨脚は弱まっている今がチャンス!

ただ、一歩建物の外に出ると、風がビュービューうなりをあげており、傘がしなってしまうほど。
向かい風に向かいながら、一歩一歩進みます。
足元が不安な母の前に立って、風よけになりながら進みました。
ほかに歩いている人はいません!暴風雨ですから!

一歩進むことさえ大変なので、母は時おり、立ち止まって休憩します。
「あそこのお宅、サボテンをたくさん育てているわ」
見ると、自分の庭用にしては多すぎるサボテンの鉢が、軒下に並べられていました。

● カーネーション団地

ゆるやかな坂を上って電車の線路を超え、下りに入ります。
じきに、ビニールハウス群が見えてきました。
「カーネーション団地」と名前がついています。
千葉のカーネーション出荷量はは関東一ですが、母の日も終わったところなので、ほかの花が植えられていました。
ひまわりとか、けいとうとか、ドラゴンフルーツとか。


さらに歩いて行きます。一軒一軒の家が離れていて、広々とした庭があるお家ばかり。
のびのびとした環境です。
母は「お隣に回覧板を届けるのが大変ねえ」なんて心配をしています。

水たまりをよけながら、ひたひたと歩いて行きます。
雨はずいぶん弱まりましたが、湿気がすごくて、汗をかきそう。
ヤシの木が生えているのを見て(南国だなあ)と思います。
数日前は、南九州でパームツリーを眺めて(ああ~、南国)と思っていましたが、千葉も十分トロピカルな場所。

● たくさんのびわ園

もらった地図には、目的地のびわ園しか書かれていませんが、実際には道すがら、たくさんのびわ園の看板が立っています。
おそらく地図には、道の駅と提携しているびわ園だけが記されているのでしょう。
びわ園の前を通るたびに「ここじゃないよね?」と立ち止まって確認しました。

人も車も自転車も、何も通らないので、聞く人がいないのです。
体力のない母のためにも、迷わないようにしないといけません。

● 岩井農園

音を上げる母を励ましながら、ようやく農園にたどり着きました。
今回の場所は、岩井農園。
おかみさんが「高速バスの方?あら、あの後息子が戻ってきたので、車で迎えに行ったんですけど、すれ違っちゃったみたいですね」と言われました。
ありがとうございます~。

びわ園にその息子さんがおり、案内してくれました。
けっこうな急斜面を登っていきます。びわの樹ってこんな場所に生えているのね。
「上の方まで行けそうですか?」と息子さん。
「いえ、無理です」ビシッと即答の母。
「でも、おいしいびわがある場所まで、がんばれるわよね」と私。

母は否定しません。
息子さんに木の杖を貸してもらい、しっかりした足取りになります。
フルーツに目のない母は、びわ園に入ってパワーが湧いてきたんですね。
ゲンキンな・・・!さすがわが母!

● びわのとり方


びわ園の、けっこう上の方に案内してもらいました。
びわがたわわになっています。まあステキな光景。

実は、木の上の方に固まっている感じ。
もうびわ狩りも終了間際。
ハイシーズンの頃にやってきた人たちが、手ごろな場所をもいでいったのでしょう。


私たちではとても手が届きません。
木に登るしかないのかな…と思っていたら、息子さんが「先ほどの杖をください」と母に言い、それを使って上の枝を引き寄せ、びわを採りました。
先が二股になっているので、杖ではなくて、びわ狩り用の棒だったんですね。

● 狩りの始まり

「こうやって採ってくださいね。園内のびわ、どれでも食べていいですよ。
 今から30分後にお迎えに上がります」
そういって息子さんは去っていきました。


広いびわ園に私たち二人。さあ、狩りの始まりです。
お兄さんが採ってくれたびわは、紙袋に入っていて、とても大きなもの。
こんなに大きいの、八百屋やスーパーではまず見かけません。
高級果物屋さんの贈答用だわ!

「う~ん、甘い!」
ほのかな甘さです。
「おいし~い。ほっぺたが落ちそう!」
落としていては食べられないので、せっせといただきます。


びわは、房の方からではなく、お尻の方から皮をむくんだそうですよ。
知りませんでした。

手持ちのびわを食べ終わったら、母と協力して、棒を使ってびわを収穫。
ああおいしい。

無類のフルーツ好きの母とその娘という強力タッグ。
会話を中断し、ひたすら黙々と食べ続けました。

その2に続きます。

◆ もぎたての房州びわをたくさん食べたい! index ◆


海を渡って内房総 index

2018-08-10 | 千葉
[2018.7.21-22]
◆ 木更津 1-1
 2年ぶりに夏の房総に向かいました。
 海上アクアラインを通って、木更津で途中下車。
 タヌキとキャッツアイと氣志團の色濃い町でした。
  ● prologue ● 渋谷マークシティ ● レインボーブリッジ経由
  ● アクアラインで海越え ● タヌキの町 ● 氣志團の町
  ● ぽんぽこぽん ● 鳳神ヤツルギ神社 ● ヤマトタケル伝説
  ● ササキスタジオ ● オジーたぬき ● 酒場でランチ



◆ 那古 1-2
 内房線に乗って、房総方面へ向かいます。
 お寺で巡礼結願印をいただき、町を練り歩く山車を眺めました。
 魚づくしの宿の食事。のんびり夜を過ごしました。
  ● 電車に乗り換え ● 那古船形駅 ● 坂東の結願印
  ● 観音堂のお坊さん ● 山車の練り歩き ● 海の家再訪 
  ● 魚料理づくし ● 部屋から花火 ● ミルク横丁



◆ 岩井 2-1
 宿からすぐのビーチで波を眺めました。
 電車に乗って隣駅のビーチも訪れます。
 雰囲気のいい桟橋が、先の方まで長く続いていました。
  ● 野ばらと魚の朝 ● 岩井海岸 ● 文京区の臨海学校
  ● 文京区の子どもたち ● ときん ● 内房線の駅
  ● じゅ・えむ ● 海続きの浜 ● 原岡桟橋



◆ 富浦 2-2
 川沿いで野鳥の観察。トンビやカワセミがいました。
 道の駅で足湯につかり、バスで一路横浜へ。
 ディープな居酒屋を出ると、真っ赤な夕焼けが広がっていました。
  ● トンビとカラス ● 川のセミ? ● MAX COFFEE
  ● 道の駅 とみうら枇杷倶楽部 ● 横浜行バス ● アクアライン 
  ● ベイブリッジ ● 横浜駅着 ● やきとり 鳥郎
  ● バンドファンのオフミ ● epilogue





海を渡って内房総 2-2

2018-08-10 | 千葉

その1からの続きです。

● トンビとカラス

ビーチから、海に注ぐ川沿いに上流に向かって歩いていきます。
頭のすぐ上をトンビが翼を広げて飛んでいき、弧を描いて河原に降り立ちました。



地表に降りたトンビって珍しいなと思って見ていると、カラスもやってきて、トンビの近くに降りました。
どうやらトンビとお近づきになりたい様子。
羽をたたみ、さりげなく距離を詰めていきます。



トンビは、カラスが接近しすぎると威嚇しますが、1mくらいの距離なら嫌がりません。
そうして2羽はしばらく一緒に歩いていました。
種族を超えた友情が生まれるかしら。
でも少ししたら、トンビはまた翼を広げてサーッと飛んで行ってしまいました。



川の中には、シロサギがおり、叢にはゴイサギのような鳥がいました。
もしかして、ゴイサギって、ここから近い「五井」の鳥っていう意味かしら?
と思いましたが、漢字は「五位鷺」だったので、違いましたね。



さらに、私たちの目の前を、水色の鳥がサーッとよぎっていきました。
「あれ、今のカワセミ・・・?」
「そうかも・・・」
「カワセミって、きれいな水にしか生息しないっていうけど?」
川の水は、汚いというほどではありませんが、特にきれいでもありません。
カワセミであってほしいなー。
 
● 川のセミ?

じきに、目ざす道の駅の建物が見えてきました。
その手前に観光案内所があったので、ベスが質問します。



「この辺りにカワセミっていますか?」
すると係の人は「え?なんてセミ?」と聞き返しました。

不意打ちを受けて動揺しながら「カワセミです」と繰り返すベス。
「うーん、わからないわ。平日なら市役所の人に聞けるけど、今日は休みなので、ごめんなさいね」と言われて、その場をあとにしました。

「まさか、カワセミをセミと言われるとはね」
「まさか、山のセミ・川のセミとか思われてないよね」
「聞き取れなかったのよね、きっと」

あとで調べてみたら、やはりあの川周辺にカワセミが生息しているようです。
さらにカワセミは、今ではそんなにきれいじゃない水辺にもいるのだそう。
環境に合わせて、タフになってきたのかもしれません。

それにしても、ほぼ同じ場所でトンビとカラスとシロサギとゴイサギとカワセミを見られるなんて、鳥好きにはステキすぎる川。
もはや、自然観察教室状態です。
臨海学校に自然観察教室と、千葉って本当に自然豊かだわ。

● MAX COFFEE

道の駅の向かいにある農産物直売所「わくわく広場」に、マックスコーヒー(MAX COFFEE)が売られていました。
思わず「あっこれ」と声を出すと、ベスに「どうしたの?」と聞かれました。
「これ、すっごく甘くて有名な、千葉で大人気のドリンク」
そういって手に取ると、コカ・コーラ製造と書いてありました。
「あれ、全国販売してるのかな?」
考えている横で、ベスも手を伸ばします。
「見たことないし、せっかくだから飲んでみる」
私も買って、さっそく飲みました。



うわさはかねがね聞いていましたが…めちゃめちゃ甘~い!
数ある缶コーヒーの中でも、1番甘いとみなされているそうです。
もうこれ、コーヒーというよりコーヒー牛乳、いえそれよりも甘い何かです!

千葉民のソウルドリンクとされていますが、実は茨城のドリンクなんだそう。
そして今では全国展開しているそうです。

● 道の駅 とみうら枇杷倶楽部



房総に来たのなら、名産のビワを心ゆくまで食べたいものです。
でも、びわの季節は6月で、収穫はすでに終わっていました。
食べたくても、もう加工品しかありません。残念!

「道の駅 とみうら枇杷倶楽部」で、びわソフトクリームを食べようと思っていましたが、激甘MAX COFFEEを飲んだため、スイーツを食べたい気持ちがなくなりました。



ここでランチにするつもりでしたが、宿でたっぷり食事を食べたので、まだおなかが空いていません。
そこでお土産タイムに。ビワのスイーツやビワの葉エキス、銚子電鉄のぬれ煎餅を買いました。



銚子電鉄は、8月に「うまい棒」ならぬ「まずい棒」を売り出し、2日間で初回入荷分を完売したそう。
まずい棒と聞いたら…確かに気になって食べてみたくなるー!
スイーツ業界への才覚がありますね。

● 横浜行バス

道の駅の前にある、とみうら元気倶楽部の足湯につかりました。
真夏なのでお湯の温度が高く感じますが、さっぱりします。
時間になり、やってきた横浜行のバスに乗りました。



帰りのバスは、京急と共同運航の館山日東バス。
「日東」というと、どうも日東紅茶を思い出します。
そういえばこの週末、紅茶飲んでないなあ。
今回は、乗客は8名。やっぱりのびのびと座れます。

● アクアライン

バスは木更津を通り、海の方に方向転換しました。
千葉からだと、道路のどこからアクアラインになるのかよくわからず、道路の両側が海になったところで気が付きます。
今度はベスもちゃんと起きて、景色を眺めています。



じきに、道の先に海ほたるが見えてきました。
海ほたるに入る車の長い列ができています。



「みんな、海ほたるに何をしに行くの?」と聞かれたので
「休憩とか、食事とか…海の中の景色を見に。
天気がいい日は富士山が見えるし、夕暮れ時はすごくロマンチックだし」と言いました。
「そうか、じゃあ今回も、もう少し遅い夕方便にすればよかったかな」
でも、房総から川崎方面に戻る日曜の夕方は、みんな同じことを考えるのか、アクアラインはいつも大混雑しています。

海ほたるを超えると、アクアラインは海中に入ります。
海底の涼しさを味わって、地表に出ると、羽田空港そばの工業地帯でした。

● ベイブリッジ

京浜工業地帯を抜け、高速道路は続きます。
鶴見つばさ橋を通ったので(もしかして、もしかしたら…)と期待していると、果たしてバスはベイブリッジも通りはじめました。



ベイブリッジを通るとは思わなかったので、テンションが上がります。
海の向こうにみなとみらいが見えます。いい天気。



たまたまでしたが、行きはレインボーブリッジ、帰りはベイブリッジを通るという、ステキなルートでした。

● 横浜駅着

アクアラインで多少混みましたが、その後バスが飛ばしたため、予定時間ピッタリに横浜駅に到着。
離れていたのは一日ぶりなのに、駅コンコースを歩く人の多さを見て圧倒されます。
いつもながらすごい人だわ。
カフェでお茶をして一息ついてから、東横線に乗りました。

● やきとり 鳥郎

居酒屋好きのベスは、吉田類が「酒場放浪記」で訪れたお店をチェックしています。
先月には連れ立って「大倉山もつ肉店」に行きました。
→日記ブログ「大倉山と吉田類」



時間は5時になったばかり。外はまだ明るく暑いです。
今回は、綱島にある「鳥郎」へ。
駅を降り、鶴見川を渡った線路沿いの住宅地の中にありました。
ディープ~!居酒屋マニアのベスがいなければ、足を踏み入れられなかった場所です。

お店の中もディープ~。座敷に通されると、団体様が盛り上がっていました。
30代から60代の男女が集っています。
どんなつながりでしょうか。町内会かな?
みんな、長い付き合いといった感じで、和気あいあいと楽しそう。

壁に貼られたメニューには「かえる唐揚」なんてありました。
かえるちゃーん!!



お店の人おすすめの白レバーをいただきます。
また鳥ではなく豚のナンコツが出てきました。
鳥よりも噛み応えがありました。うーん、なかなか噛み切れない。





開店したての5時だというのに、カウンターもお座敷も、ほとんど埋まっています。
じきに4人組が座敷に座り、満席になりました。
知っていなければたどり着けないような場所にある、ザ・昭和なお店に、欧米人がいます。
もうすぐアップル研究所が来る辺りだからかもしれません。

● バンドファンのオフミ

団体さんは盛り上がる一方。あとからどんどん人が増えていきます。
そのうち、お店にあったなつかしのCDコンポで、なにかの歌を流しだしました。
でも周りが騒がしいうえに、コンポが古いのか、音が割れており、どんな歌なのかよくわかりません。
日本語か英語かも聴き取れないほど。

すると、団体さんは今後はお店のTVをつけ始めました。
なにか番組を見るのかなと思ったら、一人の男性が私たちのテーブルの元へやってきました。
「すみません、僕たち、LiLiっていう横浜で活躍しているバンドのファンで、今回はファンの集いなんです。
 ライブのDVDを流してもいいでしょうか」

ああ、同じバンドのファンなんですか~。
なるほど、納得です。

「あ、どうぞ。LiLiっていうバンドなんですね」
「そうなんですよ。今は活動休止中なんですが」

もう一つの、アップル研究員(仮)のいるテーブルにも許可を取った彼らは、DVDを流し始めました。
「すみませんねえ」と、料理を持ってきたお店の人からも、フォローが入ります。
「前にこのバンドの人たちも、この店に来てくれたことがあるんですよ」
「綱島の人たちなんですか?」
「そうじゃないんですけどね」
ということは、ファンの集いがよくこのお店で開かれ、そこにバンドメンバーもやってきたということでしょう。



お座敷の様子。右のおじさんが、断りを入れてきた人ですが、その上に「かえる唐揚」のメニューが見えます。
ローテーブルの上に積んであるのは、彼らが持ち込んだLiLiのCDとDVDです。
もう、どこをとってもディープ!!異世界ですわ。

盛り上がるのはこれからといった感じでしたが、もうおなかっぱいになった私たち。
お店が満席でもあるので、サクッとお会計を済ませて外に出ました。



ちょうど日没タイムで、空はピンクオレンジ色に染まっていました。
ああ、今頃の原岡桟橋は、きれいでロマンチックだろうなあ。

そこからまた電車に乗り、ベスと別れて帰宅しました。

● epilogue

1泊2日の房総の旅。2年ぶりの海の家。
前回は、のこぎり山に登りましたが、今年は猛暑の中だったので、無理せずゆるゆるの予定を組みました。
やっぱり海岸っていいですね。夏の暑さも楽しめる場所。

1日目は祭囃子と山車の練り歩きを見て、夜は部屋から花火を見て。
2日目は近くの海岸をはしごして、桟橋の先まで歩いていって。
海の向こうの、日常から離れた内房総で、夏を満喫できました。


海を渡って内房総 2-1

2018-08-09 | 千葉

1日目からの続きです。

● 野ばらと魚の朝

ぐっすり眠って気持ちよく起床。
7時には、町内放送でシューベルトの「野ばら」のメロディが流れます。
サワヤカな朝~。



朝食もお魚です。この宿にいるとヘルシー一直線。
食べ過ぎちゃいますが!

● 岩井海岸

食後の腹ごなしに、歩いてすぐの海に向かいました。
ららら~海まで5分~♪ そんなにかからない~。



風に乗って磯の香りがしてきます。
道の向こうは、もう海。



視界が開けると、2年前と変わらない、青い海岸が広がっていました。



台風が接近中だった2年前は、波が高めで、サーファーが集まって波乗りしていました。
今回は、おそろいのスイミングキャップをかぶった子供たちが大勢海の中にいました。

● 臨海学校

浜辺までワーワーと楽しそうな声が聞こえてきます。
海中の子どもたちの周りには、監視台がいくつか据えられ、その上に監視員が立っていました。
そこから先には行っちゃだめということでしょう。



ここは波が穏やかな小さな浜。
普段は、子どもが遊べるにぎやかな海水浴場です。



浜辺に立つ「文京区臨海学校」ののぼりを見て、ベスが「臨海学校ってなに?」と聞きました。
「林間学校の海版だけど、知らない?」
「そんなのあるんだ…初めて聞いた!」

関西と九州で暮らした彼女ですが、西の方にはないのでしょうか?
林間学校にしか行ったことがない私も、子供の頃から臨海もあると知っていました。
場所によって、林間と臨海の両方あったり、逆に両方ないところもあるそうです。
日本は広いわ。あった方がだんぜん楽しいのに~。

● 文京区の子どもたち

のぼり旗に「文京区●●町」という文字が見えますが、風で裏返しになっており、うまく読めません。
「あれ、なんて読むんだろう?」と二人で首をひねりました。
「蒟蒻みたいだけど、ちがうよね」
「こんにゃく町って聞いたことないし」

後で調べてみたら、「駕籠(かご)町」でした。
わー、住所を手書きするのが大変そう。

海風が気持ちよく、宿のチェックアウト時間まで、浜辺で海を眺めて過ごしました。
宿に戻る途中、どこからか「ホーホケキョ♪」とさえずりが聞こえました。
滞在中、ずっと鳴き声が聴こえています。
「ウグイスって、夏にも鳴くんだっけ?」
「お嫁さんを探すのって、春なのにね?」

宿の人に聞いても「いっつも鳴いているわねえ」とのことでした。
「万年、彼女募集中なのかな?」
「ケキョケキョ♪」

● ときん

宿をチェックアウトして、ウグイスの鳴き声に見送られながら駅に向かいました。
車通りはありますが、歩いている人がいないので、なんとなくお店の看板に目がいきます。
将棋の駒が描かれ「ときん」と書かれたスナックがありました。



「ときん?」とつぶやくと、「と金は、裏が金将の駒」とベス。
「王将みたいなもの?強いの?」
「うん」
「そうかー」
ひらがなの「と」は「歩」よりも弱そうに思えますが…。
将棋がわからないので、そこで話は終了です。

● 内房線の駅

岩井駅に到着。オレンジ色の瓦屋根の、大きな家のような駅舎です。
2階に駅長が住んでいてもおかしくなさそう。



ひと駅乗って、隣の富浦駅で降りました。
内房線は単線なので、ホームも一つです。



駅を超えると、一本に重なる線路を眺めます。
この辺りの駅のホームや線路は、どこも雰囲気がそっくりです。



青緑色の煙突屋根を持つ富浦駅舎。
壁に書かれているのはビワの実。この辺りが産地なのです。



● じゅ・えむ

駅を背に、海に向かってまっすぐの道を歩いていきました。
「キッチン じゅ・えむ」というお店を発見。名前が気になります。



「"じゅ・える"(宝石)ならわかるんだけど」
「フランス語で"ジュ"って"私"って意味だから・・・"私はエム"ってことかな?」
「えむが集まるお店? "じゅ・えす"も必要でしょうに」
もしくは「寿限無寿限無(じゅ・げむ)」あるいは「ビリー・ジョエル」…。

結局わからなかったため、あとで調べてみました。

「"じゅ・えむ"は店主の家の家号"重衛門"(じゅうえもん)の短縮形」なのだそう。
家号って、歴史が見えてカッコいいですね。
でも説明されなければ、わかりませんね。

● 海続きの浜

じゅ・えむの横を通って歩いていくと、またもや海が開けました。



再び海岸に出ます。原岡海岸です。
ここの海もキレイ~。



先ほどの岩井海岸からずっと浜辺が繋がっているので、きれいさはほぼ一緒でしょう。



● 原岡桟橋

海に伸びる桟橋が見えます。
CMによく使われるここのシーンが見たくて、隣の浜辺から電車に乗ってやってきました。



海越しに富士山が見えるときもあるそうです。
この日は青空しか見えませんでしたが、この桟橋のバックに見えたらすてきでしょうね~。



こちらの浜には臨海学校の生徒たちはおらず、家族連れがぷかぷか浮いています。
桟橋を先まで歩いてみました。
暑いですが、海風が気持ちいい~!



赤いスイムウェアのライフセーバーの人たちがいました。
青い海によく映えていました。

その2に続きます。