その1からの続きです。
○ 啄木の像
北海道大学の散策を終え、正門を出て札幌駅まで歩いて行きました。
北大はあんなに広いのに、札幌まで歩いていける町の中心部にあり、とても便利です。
車道沿いのビルの入り口に、胸像がありました。
ときどき見かける、ビルの創始者の像かなと思いながら、なんとなく気になって近くに寄ってみると、それはなんと石川啄木でした。
この辺りに短期滞在したことがあるそうです。
北大の構内で、クラーク博士の像の前を通りましたが、よく知られている指をさした全身像ではなく、啄木のような胸像でした。
前に親戚一同で北海道旅行をした時、湯の川温泉の啄木亭という旅館に泊まったなあ。
ぢっと手を見る。
○ 北斗星記念乗車券
札幌駅に着き、みどりの窓口の柱に貼られたポスターを何の気なしに眺めたら、「北斗星記念乗車券販売中」とありました。
北斗星!
鉄子である母は、前に北斗星号に乗って旅に出たことがあります。一人で(ずるい)!
これを母への御土産にしようっと。
今はめったに見なくなった硬券でもらって、テンションが上がります。
シロウトながらも、一応鉄子の娘ですからね。
チケット袋に入れたら、そちらには3月開通の北海道新幹線のイラストが描かれていました。
昭和40年から運航中のレトロな電車と、来年生まれるモダンな電車。
半世紀近い差がある、2つの列車です。
○ 北海道新幹線
コンコースには「あと108日」という大きな電光掲示板が出ていました。
煩悩の数ですね。もうすぐ年末だし!
1日1回、鐘を打ち続けたら、煩悩分を打ち終わる時には新幹線がこの大地にも開通されることに。
フェリーで渡ったことがある、広い津軽海峡を思い浮かべます。
あと三か月ちょっとで海底トンネルを新幹線が通って、北海道まで行けるようになるなんて、まだ信じられません。
○ 早めの帰途
用を済ませて駅に着き、もうあとは帰るだけ。
まだ午後になったばかりなので、観光できそうですが、夜には東京で用があるため、その前に帰る予定。
それに雪の時には、あまり無茶な(?)観光はしないことにしています。
駅でお土産を買って、珍しく早めの時間の空港行きの特急エアポートに乗りました。
すいすいと飛行機の中へ。
遅めの便にしなかったためか、帰りの飛行機も行き同様に隣の席が空いていて、快適でした。
○ 夕焼けフライト
飛び立ってじきに、空がきれいに色づいてきました。
そろそろ夕暮れ時です。冬は日の入りが早いですね。
雲の上に見える夕陽、きれいだわ~。
○ 洞爺湖?十和田湖?
空の下にはおもしろい地形が見えます。
これはどの辺りかしら?
一人だと、一緒に考える相手がいないのがちょっとつまらないところ。
もしかして、右が湖、左が海ならば、これは洞爺湖かもしれませんね。
さらに少しすると、また湖の上を通りました。
これは、もしかすると十和田湖?
この辺りはきれいな湖が多くて、外から見下ろすのもまた乙なものです。
それからは海沿いを離れたのか、山岳地帯の上を通るようになりました。
私もうとうとしていると、いつしか下界には明かりが灯るようになっていました。
明かりの多さを見るに、どうやらもう東京近辺まで来ているようです。
○ サンセット富士
羽田空港のそばでは、夕焼に照らされた富士山が見えました。
まぶしい。日没前の残照が照り輝きます。
日は刻々と沈んでいき、どんどん空が夜色になってきます。
下界のイルミネーションがキラキラとまたたいています。
ガラス越しなので反射してしまいましたが、とてもきれいでした。
あ~、夜になる前のフライトで帰って、得した気分だわ。
夕日が沈むとすぐに夜。空はもう真っ暗です。
海の中に明かりが見えます。等間隔の点々の線になって見えます。あれは何かしら?
ずーっと先を目で追って行ったら、なにか大きな建物がその先にありました。
道についた明かりだったようです。
なんだろう?ゲートブリッジ?
ご存知の方がいたら、教えてくださいね。
○ 赤坂忘年会
ほどなくして羽田空港に到着。
いつものようにまっすぐ帰宅せず、羽田から赤坂に出て、この年最後の勉強会に参加。
江戸時代から続く太鼓持ちの芸人さんの伝統芸を見せてもらい、懇親会(忘年会)にも参加。
遅い帰宅となり、くたくたになって眠りにつきました。
今回は、フリーの観光ではなく、用ありきの札幌行きでしたが、それでも会いたい人に会え、おいしいものを食べられて、充実していました。
○ 締めはめんそーれ
翌日は、前日まで北海道にいたのが夢だったかのように、普通に出勤。
その夜に、オフィスの早目の忘年会がありました。
それぞれ別行動でしたが、昨日まで札幌にいた他のメンバー達と、今度は沖縄料理店で落ち合って乾杯します。
店名は「ちむにーす」。どんな意味?ちょりーす?キムにいさん?
(北海道のあとは沖縄かあ。めまぐるしいな)と思って、ふと気が付いて、声に出してみました。
「もしかして、北の端と南の端っていうことで今回ここに決定?」
幹事は「そう!」と言いました。“北海道から沖縄まで”をやってみたかったんだそう。
日本は長い国ですからね。一気に南下した料理となりました。
せっかくだから"めんそーれ"っぽく行こうと、オリオンビールにシークワサーを混ぜたカクテルを飲んでみました。
うわー、沖縄の味。
緑のものは、海ぶどうを揚げたもの。初めてなので頼んでみましたが、揚げると、あの独特のつぶつぶ感触がなくなってしまいました。
札幌ではお目にかからなかった、チャンプルーもいただきます。
デザートには、ブルーシールのアイス。
ブルーシール好きの私は一人でテンションが上がりましたが、ほかのメンバーはぽかんとした顔をしています。
誰も知らなかったので(どういうわけでしょう)、かなり熱く語りました。
アイスが解けるほどに。(いやそこまでは)
○ epilogue
こうして、札幌出張と沖縄忘年会は、終了しました。
雪の札幌を訪れたのはこれが初めて。
やっぱり雪の積もった白い街は、きれいですね。
ただそのために、歩き回ることはできませんでした。
普段のようにあちこち散策できませんでしたが、その代わりに普段はここまで食べないというくらい、いろいろな北海道グルメを賞味できました。
いつもの旅では、食事も忘れて動き回っていることが多いのですが、今回はとにかくムシャムシャ(笑)。
前に北海道4日間ツアーに参加した時、何を食べてもおいしかったので、幸せいっぱいでたくさん食べたら、その後体重が4kg増えていたんです。
つまり、1日1キロ増えていたことに!
これはもはやネタとして、いろんな友人に話しては笑われてきました。
でもおいしいものを食べてのことので、悔いはありません!
ということになると、今回は2日で2キロ増えたのかな?
2日目は、前日の名残で、全くおなかが空かなかったので、ほとんどものを食べずに北の大地を離れました。
だから増えても1キロにしてほしーい。(えーと、何の話だっけ)
「おばんざいを食べたくなったからふらっと京都に行ってきた」とか
「おいしいうどんを食べるために香川に行ってきた」という友人がいて、(この人にとっては、観光ではなく食が旅の動機になっているのね)と思って話を聞いていました。
実際自分がやってみると、やはり土地の味は美味しくて印象的。
今回のような食の旅も、いいものだなあと思いました。
○ 啄木の像
北海道大学の散策を終え、正門を出て札幌駅まで歩いて行きました。
北大はあんなに広いのに、札幌まで歩いていける町の中心部にあり、とても便利です。
車道沿いのビルの入り口に、胸像がありました。
ときどき見かける、ビルの創始者の像かなと思いながら、なんとなく気になって近くに寄ってみると、それはなんと石川啄木でした。
この辺りに短期滞在したことがあるそうです。
北大の構内で、クラーク博士の像の前を通りましたが、よく知られている指をさした全身像ではなく、啄木のような胸像でした。
前に親戚一同で北海道旅行をした時、湯の川温泉の啄木亭という旅館に泊まったなあ。
ぢっと手を見る。
○ 北斗星記念乗車券
札幌駅に着き、みどりの窓口の柱に貼られたポスターを何の気なしに眺めたら、「北斗星記念乗車券販売中」とありました。
北斗星!
鉄子である母は、前に北斗星号に乗って旅に出たことがあります。一人で(ずるい)!
これを母への御土産にしようっと。
今はめったに見なくなった硬券でもらって、テンションが上がります。
シロウトながらも、一応鉄子の娘ですからね。
チケット袋に入れたら、そちらには3月開通の北海道新幹線のイラストが描かれていました。
昭和40年から運航中のレトロな電車と、来年生まれるモダンな電車。
半世紀近い差がある、2つの列車です。
○ 北海道新幹線
コンコースには「あと108日」という大きな電光掲示板が出ていました。
煩悩の数ですね。もうすぐ年末だし!
1日1回、鐘を打ち続けたら、煩悩分を打ち終わる時には新幹線がこの大地にも開通されることに。
フェリーで渡ったことがある、広い津軽海峡を思い浮かべます。
あと三か月ちょっとで海底トンネルを新幹線が通って、北海道まで行けるようになるなんて、まだ信じられません。
○ 早めの帰途
用を済ませて駅に着き、もうあとは帰るだけ。
まだ午後になったばかりなので、観光できそうですが、夜には東京で用があるため、その前に帰る予定。
それに雪の時には、あまり無茶な(?)観光はしないことにしています。
駅でお土産を買って、珍しく早めの時間の空港行きの特急エアポートに乗りました。
すいすいと飛行機の中へ。
遅めの便にしなかったためか、帰りの飛行機も行き同様に隣の席が空いていて、快適でした。
○ 夕焼けフライト
飛び立ってじきに、空がきれいに色づいてきました。
そろそろ夕暮れ時です。冬は日の入りが早いですね。
雲の上に見える夕陽、きれいだわ~。
○ 洞爺湖?十和田湖?
空の下にはおもしろい地形が見えます。
これはどの辺りかしら?
一人だと、一緒に考える相手がいないのがちょっとつまらないところ。
もしかして、右が湖、左が海ならば、これは洞爺湖かもしれませんね。
さらに少しすると、また湖の上を通りました。
これは、もしかすると十和田湖?
この辺りはきれいな湖が多くて、外から見下ろすのもまた乙なものです。
それからは海沿いを離れたのか、山岳地帯の上を通るようになりました。
私もうとうとしていると、いつしか下界には明かりが灯るようになっていました。
明かりの多さを見るに、どうやらもう東京近辺まで来ているようです。
○ サンセット富士
羽田空港のそばでは、夕焼に照らされた富士山が見えました。
まぶしい。日没前の残照が照り輝きます。
日は刻々と沈んでいき、どんどん空が夜色になってきます。
下界のイルミネーションがキラキラとまたたいています。
ガラス越しなので反射してしまいましたが、とてもきれいでした。
あ~、夜になる前のフライトで帰って、得した気分だわ。
夕日が沈むとすぐに夜。空はもう真っ暗です。
海の中に明かりが見えます。等間隔の点々の線になって見えます。あれは何かしら?
ずーっと先を目で追って行ったら、なにか大きな建物がその先にありました。
道についた明かりだったようです。
なんだろう?ゲートブリッジ?
ご存知の方がいたら、教えてくださいね。
○ 赤坂忘年会
ほどなくして羽田空港に到着。
いつものようにまっすぐ帰宅せず、羽田から赤坂に出て、この年最後の勉強会に参加。
江戸時代から続く太鼓持ちの芸人さんの伝統芸を見せてもらい、懇親会(忘年会)にも参加。
遅い帰宅となり、くたくたになって眠りにつきました。
今回は、フリーの観光ではなく、用ありきの札幌行きでしたが、それでも会いたい人に会え、おいしいものを食べられて、充実していました。
○ 締めはめんそーれ
翌日は、前日まで北海道にいたのが夢だったかのように、普通に出勤。
その夜に、オフィスの早目の忘年会がありました。
それぞれ別行動でしたが、昨日まで札幌にいた他のメンバー達と、今度は沖縄料理店で落ち合って乾杯します。
店名は「ちむにーす」。どんな意味?ちょりーす?キムにいさん?
(北海道のあとは沖縄かあ。めまぐるしいな)と思って、ふと気が付いて、声に出してみました。
「もしかして、北の端と南の端っていうことで今回ここに決定?」
幹事は「そう!」と言いました。“北海道から沖縄まで”をやってみたかったんだそう。
日本は長い国ですからね。一気に南下した料理となりました。
せっかくだから"めんそーれ"っぽく行こうと、オリオンビールにシークワサーを混ぜたカクテルを飲んでみました。
うわー、沖縄の味。
緑のものは、海ぶどうを揚げたもの。初めてなので頼んでみましたが、揚げると、あの独特のつぶつぶ感触がなくなってしまいました。
札幌ではお目にかからなかった、チャンプルーもいただきます。
デザートには、ブルーシールのアイス。
ブルーシール好きの私は一人でテンションが上がりましたが、ほかのメンバーはぽかんとした顔をしています。
誰も知らなかったので(どういうわけでしょう)、かなり熱く語りました。
アイスが解けるほどに。(いやそこまでは)
○ epilogue
こうして、札幌出張と沖縄忘年会は、終了しました。
雪の札幌を訪れたのはこれが初めて。
やっぱり雪の積もった白い街は、きれいですね。
ただそのために、歩き回ることはできませんでした。
普段のようにあちこち散策できませんでしたが、その代わりに普段はここまで食べないというくらい、いろいろな北海道グルメを賞味できました。
いつもの旅では、食事も忘れて動き回っていることが多いのですが、今回はとにかくムシャムシャ(笑)。
前に北海道4日間ツアーに参加した時、何を食べてもおいしかったので、幸せいっぱいでたくさん食べたら、その後体重が4kg増えていたんです。
つまり、1日1キロ増えていたことに!
これはもはやネタとして、いろんな友人に話しては笑われてきました。
でもおいしいものを食べてのことので、悔いはありません!
ということになると、今回は2日で2キロ増えたのかな?
2日目は、前日の名残で、全くおなかが空かなかったので、ほとんどものを食べずに北の大地を離れました。
だから増えても1キロにしてほしーい。(えーと、何の話だっけ)
「おばんざいを食べたくなったからふらっと京都に行ってきた」とか
「おいしいうどんを食べるために香川に行ってきた」という友人がいて、(この人にとっては、観光ではなく食が旅の動機になっているのね)と思って話を聞いていました。
実際自分がやってみると、やはり土地の味は美味しくて印象的。
今回のような食の旅も、いいものだなあと思いました。