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風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

海を渡って内房総 1-2

2018-08-08 | 千葉
その1からの続きです。

● 電車に乗り換え

駅に行き、今度は電車に乗ります。
キオスクをのぞいたら「銚子電鉄のぬれ煎餅」が売られていました。
でもここは、JRの駅。
他社グッズを売っていることになるけれど、そこは気にしないのね。



向かいのホームには、エスカレーター横を使った大々的な「新幹線に乗ろう!」の宣伝が。
木更津から一番近い新幹線の駅といったら…東京!?
(ここからだと、新幹線に乗ること自体が目的になるんだわ)と改めて思います。

木更津駅の発車メロディが「しょ・しょ・しょうじょうじ♪」だったので、ベスと一緒に口ずさみました。

● 那古船形駅

内房線に乗ること1時間。
暑い外からひんやりと涼しい車内に入り、うとうとしながら揺られていきます。
途中の浜金谷駅で少し停車しました。
2年前は、フェリーを金谷港で降り、この駅から電車に乗り替えました。
ホームに降りて見上げると、以前登ったノコギリ山は、変わらずギザギザでした。



電車が走り出すと、再びうとうと。
はっと目を覚ますと、ちょうど那古船形駅に着いたところでした。
隣で寝ているベスを起こして、ホームに降ります。



ペールブルーの屋根のノスタルジックな駅舎。
AKB48の「会いたかった」と乃木坂46の「会いたかったかもしれない」のPVに登場しています。

駅員さんに「那古寺に行きたいんですが」というと、「あの山だよ」と指さして教えてくれたので、道なりに目指していきました。
灼熱の真夏日の2時台。外を歩いている人は、ほかに誰もいません。

● 坂東の結願印

歩いていると、どこからかトントンチキチキという軽快な祭り囃子の音が聞こえてきます。
耳を澄ませると、一か所ではなく、あちこちから聞こえてくる様子。
山に反響して、ハウリングしているのかしら?
お寺でやっているのかなと思いながら、那古寺にたどり着いきました。



ここは私のリクエストで来た、坂東三十三観音巡礼の三十三番目、最後のお寺。
この巡礼を始めるとき、第一番目の杉本寺(鎌倉)のお坊さんに発願印を押していただきました。

その後、房総に来る機会があったので、一番最後にお参りするべき那古寺を、ほかのお寺の前に参拝したのです。
まだスカスカの御朱印帳を見て、お坊さんが
「全て回ったら、結願印を押しますね」と言われました。
その時は御朱印だけいただきましたが、なかなか簡単には来れない場所なので(再びこのお寺には来ないかも…結願印はもらえないかもしれない...)と思ったことを思い出します。



その後、少しずつ巡礼を重ねて、去年の夏に坂東の巡礼地を全てコンプリートしました。
そしてそれから1年後の今回、こうしてチャンスが訪れたのです。
暑い中をてくてく歩いて、一緒に付き合ってくれたベスには大感謝!

納経所にいるお坊さんに、持参した御朱印帳を手渡しました。
全ての御朱印をひとつひとつ確認したお坊さんは、最後の那古寺の御朱印を見て「ああ、4年前に参拝されていたんですね」と言われました。
「この時も、私が書いていますね。自分の字です」
「そうですか・・・!」

その時に交わした会話は覚えています。
同じ方だったのかと、改めて感慨もひとしおです。
「広範囲にわたる坂東の巡礼、さぞ大変だったことと思いますが、よく頑張られましたね。おめでとうございます」と、祝福の言葉をかけていただいたので、感激してお礼を言います。
実際初めてみると、本当に、予想以上に大変なチャレンジだったなあと、あらためてじわじわと実感が湧いてきました。


結願印は、那古寺の御朱印の左上の丸い印です。
この日の日付(7/21)も書いていただきました。


結願印だけ、ポンと押してもらうのかと思いましたが、この日の日付も書き加えてもらいました。
那古寺のところに結願印を押してもらい、ようやくここで、坂東のお寺をすべて巡礼し、願いが叶うことになりました。

感激しながら、寺務所の外に出ます。
そばにいたベスも「おめでとうございます!こんな素晴らしい場面に居合わせられるなんて、私も幸せ」と言ってくれました。
ありがとう、ベス~。こんな暑い中、私と一緒にお寺までやってきてくれて。
坂東巡礼する気になったら、応援するわ!

● 山車の練り歩き



観音堂で、結願のお礼参りをします。
すると、お堂の中にいた若いお坊さんに声をかけていただきました。
「今日は那古観音祭礼で、今日は町内の6つの地区の山車がそれぞれ練り歩く日なんですよ」
「それで、にぎやかな音が聞こえているんですね」



赤い大きな山車がゆっくりゆっくり動きながら、お寺のすぐそばまでやってきました。
その奥には、また別の山車が動いています。
お囃子は町中に響き渡っていることでしょう。



去年、開山1300年を迎えた那古寺。
山車についての詳しい情報は、こちらのサイトにありました。→「那古寺1300年祭」



● 観音堂のお坊さん

「山車は、ここの御前立観音様と同じ仏師の方が作りました」
「へえ!歴史が古いんですね」
「ええ。その人の師匠は、柴又の帝釈天の彫刻も手掛けた方です」
とても由緒正しいことを教えていただきました。

由来を知った、絶対秘仏のご本尊を、あらためて参拝します。
お坊さんが内陣の右側の方に案内してくれて「ここから見える、あのお蔵の中に安置されています」と教えてくれました。

その横には、真言宗の祖の空海像と開山した行基像がありました。



「千葉県内で、お祭りがあるお寺は、成田山新勝寺とここ那古寺の二つだけなんです」
なんと、それほどまでに由緒正しいんですね。
さすがは坂東巡礼の結願寺。すごいです。

8年前に、平成の大改修でこの観音堂が再建された時には、当時と同じ色にしたのだそう。

いろいろと教えてくれる親切なお坊さんに、聞いてみました。
「このお堂の屋根の下のところに、鍾馗様のような像がいますよね。あれは何ですか?」
普段見ないもので、前に訪れた時に珍しいなと思ったことを、思い出したのです。
「あれは魔除けの天邪鬼ですね。再建前の建物の時からあったので、詳しい由来はわからないのです」
そうなんですね。



お堂の横に回って、あらためて屋根の下に注目しました。
そのことを思い出せたので、改めて見てみることができた天邪鬼。
赤くて結構大きなものでした。



こんな風にお寺でお坊さんにいろいろと教えていただいたのは初めてというベス。
「貴重な体験だったわ」と、とても感激していました。
町内を行き来する山車の運航を、ずっと山の上から見守っていたくなりましたが、電車の時間があるので駅に戻ります。

予定よりも長い滞在となり、急ぎ足でホームに滑り込みました。

● 海の家再訪



岩井駅で下車。先ほどの那古船形駅と、駅やホームの雰囲気がほぼ一緒です。
2年前と同じ海の家に向かうので、なつかしさを感じますが、宿までの行き方を全く覚えておらず、地図を片手に歩きだします。
途中の店でお菓子とドリンクをたっぷり買って、海の家にチェックイン。



一軒家を使った1日2組限定の宿で、すでに到着していたもう一組の人たちと、あいさつしました。
一階に滞在する、小さいお子さん2人がいるご家族でした。

● 魚料理づくし

私たちは二階を二人占め。
離れのお風呂に入って部屋で涼んでいると、夕飯時間の6時になりました。



魚料理づくしのメニュー。レパートリーの多さに驚きます。
ただ、まだ早すぎる時間だし、昼に食べ過ぎておなかが空いていない私たち。



それでも工夫を凝らした魚料理は残す気になりません。
ゆっくりと時間をかけて、完食しました。



本当は、夕暮れ時の海岸に行ってサンセットを見たかったのですが、ご飯を食べているうちに日が沈んでしまい、見られずじまいでした。
そういえば2年前も同じパターンだったなあ。反省が活かせてない…。

● 部屋から花火

早い夕食を取った後は、部屋でゴロゴロ。
おなかがいっぱいになりすぎて、お菓子も入りませーん。

じきに、外でドンドンと花火が打ちあがる音が聞こえてきました。
「海岸で上げているのかな?」
窓からのぞくと、打ち上げ花火が何発も上がっていました。

わあ、すてき。
海岸まで歩いてすぐですが、お風呂も済ませておなかパンパンの私たちは、暑い外に行く気になれずに、冷房の効いた部屋から鑑賞。
海岸の花火が終わったころ、下を見ると、一階のファミリーが花火をつけていました。

部屋から打ち上げ花火を見たり、普通の花火を見たり。
なんだかとってもゼイタク~。
写真を撮るのを忘れて、見とれていました。

● ミルク横丁

そこからは長い夜。TVを見ながらおしゃべりします。
20畳くらいの部屋を二人で借り切っているため、広々としています。
部屋の半分に布団を敷いて、眠くなったら寝ることにして。

TVは深夜番組になり、司会者が視聴者と電話で話していました。
電話先では「今、八戸のみろく横丁にいます」と言っています。
近年話題の八戸の屋台村ですね。土曜日だし、盛り上がっていそう。
でも、スタジオの人はうまく聞き取れなかったのか「ミルク横丁ですか」と応えていました。

ミルク横丁!!

北の飲み屋街が、一気にファンシーな感じになったので、吹いてしまいました。
そんなこんなで1日目の夜は暮れていき、2日目に続きます。


海を渡って内房総 1-1

2018-08-07 | 千葉
● prologue

暑い暑い今年の夏。
都心のこもった熱気から逃れるように、仕事仲間のベスと房総半島に向かいました。

夏の内房総は2年ぶり。
一昨年は汗だくになってのこぎり山に登りましたが、今年は記録的な猛暑日が続くため、あまり動き回らないことにします。
泊まるのは海の家なので、ビーチパラソルの下でのんびりしたいものですが、さてどうなることでしょう。

● 渋谷マークシティ

神奈川県と千葉県は、地図上では隣同士ですが、つながっていません。
間に東京湾があります。
横浜から内房総へ行くときのルートは3つ。値段もあまり変わりません。

① 電車(東京経由、陸路でJR)
② フェリー(横須賀から海上を渡る)
③ 高速バス(海中トンネル・海ほたる経由)

2年前は、夏らしく海路でフェリーに乗っていきましたが、今回は便利さを優先して、高速バスを使いました。
マークシティでベスと待ち合わせて、10日前に運航を始めたばかりのニューライン、渋谷-木更津線に乗ります。



乗客は、全部で5名。
まだ知られていないのかもしれませんが、広々すぎる~。
ベスとは隣ではなく、前と後ろの座席にゆったり座りました。

ベスは初アクアライン。
「飛行機が羽田を飛び立った直後に、上から眺めて気になってたの」
羽田空港に近いので、うみほたるがよく見えますね。

● レインボーブリッジ経由

渋谷発のバスは、川崎方面にすぐ南下するかと思いきや、都心を通り抜け、ゆりかもめの方までぐるりと大周りしていきます。
気が付けば、レインボーブリッジを渡っていました。
ここを通るとは思わなかったわー。



反対側にはフジテレビが見えました。
高速道路を使う人なら、道路地図が頭に入っているでしょうけれど、私はちんぷんかんぷん。
それでも快適な車窓から東京のウォーターフロントを満喫できて、ごきげんです。

● アクアラインで海越え

そのままいつしか、バスは長いトンネルに入っていました。
(道路事情に疎いので、詳細ははしょります)
都心だから地下を走るのかな、それにしてもなかなか地表に出ないなあ、と思ったら、すでにアクアラインを走っていました。

車内の冷房だけでなく、外からも冷気を感じます。
「いま、海面から57m下にいるんですって」とベス。
普通のファンダイビングでは潜れないほど下にいるんですね。

ゴーーーッという音を聞きながら長いトンネルを通っているうちに、いつしかうとうとしていたようです。
ハッと気づいたときには、バスはもうさんさんと降り注ぐ日光を浴びながら、海の上を通っていました。
海ほたるの建物はもう見えません。すでに抜けたんですね。

ベスに伝えようと後ろを振り返ったら、気持ちよさそうに眠っていました。
うーん、声をかけるのはしのびない…。



「トンネルを抜けると、そこは海だった。昼の上が青くなった。」

アクアラインの、この解放感が好きです。
海の中の道を通っていく時には、海をパックリ割ったモーセの気分になります。(ちょっと違う?)

そうこうしているうちに、千葉側につきました。
さきほどまでの都心とはがらりと景色が変わり、ぐっと自然度が増します。
ベスは相変わらず、すやすやと眠っています。
まあ、帰りも同じ道を通るから、今回は起こさなくてもいいでしょう。

● タヌキの町

袖ヶ浦経由で木更津の町に入りました。
「袖ヶ浦」も「木更津」も「君津」も、きれいで詩的な地名ですね。
赤い大きな橋が見えてきました。
これは中の島大橋。高さ27メートル・長さ236メートルの日本一高い歩道橋です。



要所要所を通るたびに、後ろの席を振り返りますが、ベスは一向に起きる気配がありません。
撮った写真を、後で見せようっと…。

終点の木更津駅に到着しました。放送が入り、彼女も目を覚まします。
「あー、もう千葉に着いちゃった」
ええ、あなたが寝てる間にね…。



駅前には大きな狸と月のオブジェがあります。
「しょうじょうじのたぬきばやし」の歌詞が書かれていました。



足元のマンホールの蓋も、月とタヌキ。
歌詞もついています。カラー版を発見しました。



証城寺って漢字があるんですねー。
市内全域にこのマンホールがあるので、市民は全員、このお寺のことを知っているんですね。

● 氣志團の町

駅前には、「氣志團万博 2018~房総爆音爆勝宣言~」のポスターが。
そういえばここは彼らのシマ。避けては通れません。
出演者を見たら、かなり豪華なラインアップです。氣志團、お友達が多いんですねー。



景色を撮っていると、ちょくちょくパトカーが入ってきます。
多いですね~。
気になりますが、ここは家から見て海の向こう。
横浜で、クレイジーケンバンドあたりが夏フェスをやってくれないかな~。



● ぽんぽこぽん

外は30度超えの猛暑なので、あまりあちこちに歩き回らないことにしています。
それでも、まずは證誠寺(しょうじょうじ)に向かいました。
はい、たぬきばやしのモデルのお寺です。



子供の頃からなじんできた童謡の舞台は、木更津にあったんですねー。
タヌキが集まるというので、人里離れてうっそうとした山の奥にあるお寺かと思ったら、人里にありました。



「ほとけさまからねがわれている このわたくし」
きれいなおことばです。



お参りしてから境内を散策。
狸塚があり、歌碑もありました。
野口雨情と中山晋平といった超有名人のコラボ作品なんですね。



これまで「かちかち山」と「ぶんぶく茶釜」と「しょうじょうじ」がごっちゃになっていました。
今回お参りしたので、證誠寺は区別がつくと思います。



「かちかち山」と「ぶんぶく茶釜」もどこか舞台があるのか、調べてみました。
「ぶんぶく茶釜」は群馬県館林市の茂林寺、「かちかち山」は富士河口湖町だそうです。
そういえば、河口湖を訪れた時に、かちかち山トープウェーがありました。
この3つの昔話は、どれも関東地方の話だったんですね~。

● 鳳神ヤツルギ神社

木更津銀座通りの先に、歴史のありそうな古めかしい神社がありました。
八剱(やつるぎ)八幡神社。カッコイイ名前です。



スサノオノミコトとヤマトタケルノミコトを祀っています。
境内には立派な狛犬がいました。



境内には戦隊ものキャラクターのポスターやパネルが飾られ、絵馬もかかっていました。
普通の絵馬に参拝者が萌え系のイラストを描きこむ痛絵馬(いたえま)とは違って、神社がこうした絵馬を作るようになってきているんですね。



キャラクターは「鳳神ヤツルギ」という、八剱八幡神社の祭神の力で変身する特撮ヒーロー。
神社が生んだヒーローなんて、斬新だわ!

おもむろに、何台もの車が境内駐車場にやってきて、わらわらと大勢の男性たちが降りてきました。
みんな順番に、手水舎で手を清め始めます。



なんだろうと思ったら、境内の奥にある蔵へ行き、扉を開けていました。
そこに見えたのは、関東一と言われる大神輿。
きっと彼らは、夏祭りで神輿を担ぐ地区青年部の人たちでしょう。



● ヤマトタケル伝説

神社の由来が書いてありました。
"日本武尊御東征の折、相模国より此の地に渡らんとするとき、浦賀沖で暴風雨に遭遇し、御船が転覆寸前となった。
そのとき妃橘姫が、海の神の怒りを静めようとして御入水あそばれた。
尊は無事に此の地にお着きになったが、姫の死を悼んでしばらく此の地を去ることをなさらなかったので、
「君去らず」と呼ぶようになり、現在の「木更津」になったと伝えられる。"

なんと、「木更津」の地名は、ヤマトタケルからきていたんですか。
ちなみに「袖ヶ浦」も「君津」も同じ伝説に由来しているそうです。
それで風流なイメージなんですね~。

驚いたのは、神奈川サイドにも同じ伝説の由来の地があるからです。
横須賀にある「走水」という地名。
走水神社もあり、ヤマトタケルノミコトと弟橘媛命(オトタチバナヒメノミコト)が御祭神になっています。

この事件が起こったのは、西暦110年のことだそうですよ。
完全に伝説上の話かと思っていましたが、こうして千葉と神奈川の両方の地名に残っていることを考えると、かつてこの海で、本当にこうした悲しい事件が起こったのかもしれませんね。

● ササキスタジオ

八剱八幡神社の横に、ササキスタジオというレトロな写真館がありました。
創業100年以上の老舗で、店頭には木更津キャッツアイの写真がいろいろと飾られています。
岡田准一が演じたぶっさんの遺影までありました。
(ジャニーズの許可的なものは…?)



このお店も、ドラマに登場したそうです。
お店の前には、鳳神ヤツルギの自販機とタヌキ像がありました。



● オジーたぬき

通りを歩いていくと、タヌキの像がいくつもあります。
その中の一つが気になりました。
「これ・・・タヌキだよね?」
「っていうか、おじさん?」
「なんかモデルがいるのかな?」



その時はわからず、二人で首をひねるばかりでしたが、あとで木更津キャッツアイのオジーだと判明。
言われてみれば、古田新太に見えてきたー!

木更津といったら氣志團・キャッツアイ・タヌキ。
そのほかに、中尾彬の出身地でもあるそうな。
どれもすべて、キャラが濃いですね~。

● 酒場でランチ

点在しているタヌキの像をたどりながら、再び駅に戻ってきました。
ランチタイムになったので、居酒屋好きベスのリクエストで、駅前の「大衆酒場 木更津 せんべろ」に行きました。
名前からして、ザ・せんべろ。正午から開いています。



女性だけでは入りづらい雰囲気バリバリですが、ベスにとってはなんの障壁でもありません。
気にせずスイスイ入っていき、私はそのあとに続きます。
お店の中では競馬中継が流れていました。
昼からの開店ですが、すでにお客さんは数名おり、ビールをジョッキでごくごく飲んでいました。



昼飲みができるお店ですが、つぶれたら先に進めなくなるため、レモンサワーで軽めにおさえるベス。
海を見たからか、魚介類が食べたくなって、タコのから揚げをオーダー。



でも、夕方には宿でおいしいお魚を出してもらえるので、その他はお肉系にします。
揚げたてサクサクのハムカツ。

備長炭で焼いた焼き鳥もやってきました。
鶏肉は千葉県産の水郷鷄を使うこだわりだそうです。



ほかにもサラダやポテサラなどを頼んで、おなか一杯になりました。
外に出ると、お店の立て看板をなぎ倒すほどのすごい風が吹いています。
ベスの日傘があおられて、おちょこになってしまいました。
海沿いだからいつも風が吹いているのか、たまたま強風なのか、どっちなんでしょうね。

その2に続きます。



今年の花火は浦安で

2017-09-07 | 千葉
● prologue ● 初めての新浦安 ● だんらんスペース
● 海の向こうは幕張 ● 雨が気がかり ● ディナータイム 
● 万願寺唐辛子 ● マーブルド・ビーフ ● ルームシャンパン
● 花火のじかん ● トークは続く ● epilogue
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● prologue

ふだん旅に出ると、うろうろと辺りを動き回るタイプですが、たまには一カ所に滞在した時の話を。

毎年8月1日に花火が上がっていた横浜。
仲良しのルナちゃんが、海沿いのホテルの花火の見える部屋に、誕生日祝いとしてご招待してくれていました。
年に1度の贅沢なひと時でしたが、観客が増えすぎて交通面の問題が大きくなったとの理由で、とうとう今年から花火大会は中止となってしまいました。

横浜の花火がなくなってしまい、かなりしょげていたところに、ルナちゃんがお誘いをかけてくれました。
「今年は新浦安になってもいーい?」

新浦安の花火!見たことありません。ディズニーランドで毎晩上がっているものとは別なんですよね。
ぜひに!と、お願いしました。

● 初めての新浦安

7月29日当日、ホテルのロビーで落ち合います。
新浦安って、東京からだとそんなに遠くありませんが、横浜からだと近いようで遠い場所。
私鉄→メトロ→JRと乗り継いで、1時間半ほどかけて向かいました。
この日は隅田川花火大会も行われるため、町は浴衣姿の人でいっぱい。
混雑を避けようと早目に出たつもりが、昼過ぎにしてすでに電車の中は花火客で混んでいます。
荒川を超え、葛西の観覧車を眺めて江戸川を越え、ディズニーリゾートとイクスピアリが見えてくると、もう新浦安。
初めて降りる駅です。


浦安ブライトンホテル東京ベイ


ホテルは駅の向かいにありました。
なんとなく雲が厚い曇りの日ですが、ロビーは南欧風のリゾートテラスになっており、天井の大きな丸ドームから明るい光が入ってきます。



● だんらんスペース

ルナちゃんと会い、ホテルマンに部屋に案内してもらいました。
「こちらになります、どうぞお入りください」
「わあ、すてき・・・!」
思わず声が上がりました。
大きな窓で広さのあるルーム・だんらん。部屋半分は、上がりかまちのあるフローリングスペースになっています。



スリッパを脱いで床に座ると、くつろげるわ~。

● 海の向こうは幕張

窓の下には新浦安駅が見え、長い車両の電車がゆっくり通っていきます。
ちょっと窓に水滴がついています。



海はすぐそば。海上から花火が上がるのでしょうけれど、土地勘がないため、窓の外に見えている光景がどこなのか、よくわかりません。
「海の向こうに見えるビル群って、どの辺りなんだろう?」
「東京かな?千葉かな?」
地図で調べてみると、どうやら幕張のようでした。



● 雨が気がかり

フットマッサージャーもあり、とってもくつろげる部屋。
ただ、時々ぽつぽつと点滴が窓につきます。
「雨が降ってきたのかな・・・」
「でもきっと晴れるよ」

水滴はほどなくして消えますが、気が付くとまたついています。
外は、雨が降ったり止んだりしている様子。
でも小雨のようなので、お茶をして部屋でくつろぎます。

ルナちゃんと会うのは、そんなに久しぶりではありませんが、とにかく仕事で忙しい彼女と会っても、最近では思いのたけを喋りきれないことが多いです。
私もバタバタが続いている時だったので、今回はずいぶん久しぶりに、ゆっくりと会えることとなりました。

● ディナータイム



お喋りをしているうちに、夕食の時間になり、最上階のレストラン「燔(ひもろぎ)」へと向かいました。
ベイベリアが見渡せる席に通され、目の前でシェフに鉄板焼を調理してもらいます。



ルナちゃんは「ベルサイユの薔薇」のようなオリジナルカクテルをオーダー。



私はレモネードカクテルで、乾杯!



まずは、プチフルールのようにきれいなお皿が登場します。



スイーツデザートかと思いましたが、前菜でした。



● 万願寺唐辛子

大きなお肉の塊やプリプリのホタテが目の前に置かれました。
中でも気になったのが、巨大なししとう。

「あれはいったい・・・」とじーっと見ていると、視線に気づいたシェフが
「万願寺唐辛子です」といい声で教えてくれました。
「ああ、これが。」
京都でよく粉末が売られていますが、実際はこんなに大きなものなんですね。



大きさに圧倒されて、及び腰の私。
「なんだかとってもパンチが効いていそうですね」と言うと、
「これ、甘いんですよ。でもごくたまに、1%くらいの確率で、激辛のものがあります」とにこやかに教えてくれるシェフ。
「見て分かりますか?」
「いいえ、食べてみないとわかりません」
ますます笑みを深めるシェフと逆に、青ざめる私。
それってロシアンルーレットじゃない・・・。



火を通して切り分けてもらった万願寺唐辛子を、ドキドキしながら口に運びました。
わあ、ほんのり甘~い。
手を止めて、反応を見ているシェフに「甘いです」と報告しました。



次に、大きな真っ白な青森産のにんにくを刻んで丁寧に火を通します。
カリカリの食感で味わい深く、これまで食べたガーリックのうちで一番おいしく感じました。



● マーブルド・ビーフ

メインは、霜降り牛のお肉。
ミディアムレアでお願いしました。



もうこの段階でおなかがいっぱいですが、さらにお魚も登場します。
お椀物も出ました。



調理をしているシェフの背後の窓に、時折水滴がびっしりとつきます。
「わあ、また雨が」
浦安の花火は、前々回は雨で見られなかったそうですが、「今年は大丈夫ですよ」とホテルの人たちは口々に言います。
まるでおまじないのように。



食事を済ませ、おなかがいっぱいになり、シェフとサーブしてくれた人にお礼を言ってレストランを出ました。
出口で待っていた黒服さんが、エレベーターまでリードしてくれました。
「お食事はいかがでしたか?花火鑑賞プランの方特別のメニューをご用意しました」
ぜいたくな花火鑑賞プランなので、特別扱いしてもらっています。

● ルームシャンパン

部屋に着くと、今度はホテルの女性がやってきて、シャンパンとデザートを準備してくれました。
もう至れり尽くせり~!
ロマンチックな夜に、ドキドキしながらグラスを合わせます。



デザートを終えた頃が、花火の上がる時間。
シャンパングラス片手に、素足で一段上のフローリングスペースに上がり、大きな窓の前に座ります。
雨粒は窓についたままですが、中止とは聞いていないので、きっと催行されるのでしょう。

● 花火のじかん

「あ、上がった!」
真ん丸の花火が、目の前に上がります。
あわてて部屋の電気を消して、暗がりの中、二人でうずくまりました。
防音が効いている部屋なので、打ち上げの音はかすかに聞こえてくる程度。
これはすごいわ。





最近見られていなかったホテル花火。やっぱりいいなあと思いながら、しばし見とれます。
ルナちゃんとのお喋りを続けながら。

花火って真ん丸ですよね。
打ち上げられてた火薬が、それぞれ計算されたようにはじけるのって、すごいことですよね。





大勢で花火を見る時には、静かに打ち上げに見いっていました。
時折尺玉が上がると、みんなで「たまや~」と声を上げました。
でも、今回は花火の間もずーっとお喋りを続けています。
いつも友だちを誘ってワイワイと見ているので、2人で花火を見るのって、もしかすると初めてかもしれません。
二人占めなのでのびのびと見られます。ますます贅沢感も感じます。





花火撮影は難しいです。画質が荒くて済みません。
それでも定点撮影ができて、ブレないだけでもよかったです。
動画も撮れそうでしたが、オープンできないプライベート話に花を咲かせていたので、記録するのはやめておきました(笑)!





横浜の花火は、最後にドーンと一尺玉が打ちあがってファイナルとなりますが、浦安の花火はふっと静かに終了したようなので、終わったのかどうかわからずにキョロキョロします。
でも、下をのぞいても、駅周辺で見ている人はいなさそう。
花火大会だからと新浦安で降りた人は結構いましたが、みんな、どこで見ているんでしょうね。
バスで海の方まで行ったのかな。

● トークは続く

きれいな花火を快適な場所から見られて、すっかり満ち足りた私たち。
部屋の電気をつけて、コーヒーのルームサービスをお願いしました。
持ってきてくれたホテルの男性は「この部屋からは良く見えたでしょうね。
去年は花火は上がったものの、煙がこちら側に来ちゃって、あまりきれいに見えなくて」と教えてくれました。
今年は3年ぶりにラッキーだったようです。

のんびりしながらもおしゃべりは途切れることなく続き、夜も深くなってから、フカフカのベッドに寝につきました。



ちなみにこの日、屋内にいた私たちは「また窓に雨粒がつき始めてきたね」なんて言っていましたが、実際の外はかなりの大雨だったそう。
隅田川も浦安も、なんとか花火大会は催行されたものの、強い雨に耐え切れず、場所取りをあきらめて帰った友人も何人もいたと、後で知りました。
そんなに悪天候の時に外にいたら、ずぶぬれになって、私もあきらめてしまったことでしょう。
最後まできれいな花火を見られてよかったです。



翌朝はのんびり起きて、ビュッフェを食べてお昼にチェックアウト。
心地よい時間を過ごし、心身ともにスッキリしました。

● epilogue

お互い、仕事帰りに会って話をするには時間が足りな過ぎましたが、その不足分をこの1日で解消できた感じ。
暑い夏の期間で夏バテになりかけていましたが、リフレッシュして元気を取り戻すことができました。



ホテル泊は贅沢ですが、たまになら自分に必要な時間だなあと思います。
メリハリがついて、やる気が出るのです。
「よし、これからもお仕事がんばろう」とルナちゃん。

夏らしい、すてきな時間をプレゼントしてくれる彼女には、いつもとても感謝しています。
私も、なにかいいプランを考えようっと。



海の向こうの海岸へ(房総) index

2017-03-01 | 千葉
[2016.8.21-22]

◆ 金谷 1-(1) ←旅行記へ
 暑い夏、南房総の職場の保養所に同僚と出かけました。
 東京湾フェリーで房総半島に渡ります。
 金谷の魚を食べて、鋸山の絶景を楽しみました。
  ● prologue ● フェリー推し ● 京急で久里浜へ
  ● 東京湾フェリー ● なめろうやタコの吸盤 ● 独特な神社
  ● 鋸山ロープウェー ● 山頂からの絶景パノラマ



◆ 鋸山 1-(2)
 のこぎり山の日本寺は、森に覆われたとても広い敷地。
 大きな大仏に会えて、地獄ものぞけました。
 夜は浜辺の民宿で、房総の海の幸に舌鼓を打ちました。
  ● 日本寺アドベンチャー ● 神々しい百尺観音 ● ドキドキの地獄のぞき
  ● 無数の仏像群 ● 宇宙人無数? ● のこぎり山の大仏様
  ● 大きさ日本一 ● ヘトヘト登山 ● 帰りのロープウェイ
  ● ご当地ソフトクリーム ● 海沿い電車 ● 八犬伝の舞台
  ● 2組のみの宿 ● 房総の海の幸 ● オリンピックサッカー決勝戦



◆ 岩井 2-(1)
 気持ちのいい朝、ヘルシーな食事。
 宿のそばの海岸でのんびり過ごします。
 自然に囲まれて夏を満喫。道の駅にも行きました。
  ● 目覚めは野ばら ● 岩井海岸 ● 地元の浜辺
  ● 町の散策 ● 岩井神社 ● ぼくのなつやすみ
  ● 正午は浜千鳥 ● 富楽里とみやま ● 田んぼの向こうの駅へ



◆ 横須賀 2-(2)
 金谷港で洋風海の幸ランチ。台風接近中でフェリーが早めに終わるため、船上は大賑わい。
 海の上から富士山を眺め、リラックマ仕様の京急に乗って横浜へ。
 ネコ写真展を見て、連れの崎陽軒デビューに立ち会って、日常に戻りました。
  ● 再び浜金谷へ ● 房総洋風ランチ ● 台風接近中
  ● フェリーは大混雑 ● 海の向こうの富士山 ● リラッ久里浜
  ● 岩合光昭ネコ写真展 ● 崎陽軒デビュー ● epilogue




海の向こうの海岸へ(房総)2-2

2017-03-01 | 千葉
その1からの続きです。

● 再び浜金谷へ

岩井駅から内房線に乗り、浜金谷駅で降りました。
私たちは帰りもフェリーに乗るからですが、電車を下りずに乗っていくと千葉駅に着き、乗り継ぐと東京にも行けます。



でも、お昼も海の幸を味わいたいので。



この日も、黄金あじのさすけ食堂には、外に20人くらいのお客さんが並んでいて大人気でした。
うんうん、おいしいものね。うなずきながら通り過ぎます。

● 房総洋風ランチ

昨日ランチをした「船主」を抜けて、この日は海沿いの「The Fish」に向かいました。
ここも席待ちの人たちが並んでいたため、最後尾についておとなしく順番を待ちます。



番が来て、お店の中に案内してもらいました。



とってもおしゃれなシーサイド・ランチタイム。



やってきたのは、漁師の大漁パスタ。



そして海の幸ピッツァ。量もたっぷりでおなかいっぱい。



ベスは菜の花ビールを飲みました。
(あっ、ラベルがチーバくん!)と思ったけれど、普通に千葉県の地図でした。



うーん、どちらもおいしい!やっぱり海の幸!
房総半島は食べ物が豊かですね。
三浦半島もふんだんにありますが、もっとお値段が張りそうです。



海沿いのテーブルに通してもらったので、すぐ外に海が広がっていました。

● 台風接近中

食事を待っている間に、ネットでフェリーの運航状況を調べました。
すると「台風9号の接近のため、本日は16時半の便が最終となります」との表示が出ていました。
私たちが乗ろうとしていたのが、ちょうど16時半の便。

「ギリギリ動いて、良かったねー」と言い合います。

今回の旅は、あまり細かいプランは立てませんでしたが、天気に恵まれ、とんとん調子でやってこれて、すごくいい感じ。
フェリーで帰れることにホッとして、まったりとすごしました。



● フェリーは大混雑

私たちが乗る船が久里浜からやって来るのが見えたので、少し早めに乗り込みましたが、それでももう船内には乗客が大勢いました。
行きの比ではありません。いつもはゴルフバック置き場には数個しか収まっておらず、ガラガラですが、今回はびっしり。



座席もあらかた埋まっています。
なので、上のサンデッキに行きました。
日光もさほど強くなく、海風を感じながらの曳航。



大勢の乗客を乗せて、フェリーは桟橋を離れました。
またもや船内のソフトクリームは大人気ですが、おなかがいっぱいなのでパス。



本来ならば、あと3便運航するはずが、これが最終便となったため、それだけ乗る人が多くなったわけです。
気がついていない人が、岸壁に取り残されていなければいいけれど。
まあ、内房線を使えばぐるっと東京まで戻れますけれどね。

● 海の向こうの富士山



海の向こうに、富士山が見えました。
真夏に見えるだけでも珍しいのですが、光を受けて輝いていました。



美しいわ。ただ見とれます。
みんな、こぞって写真に撮っています。



座席に戻ると、博多っ子のベスは座ったまま。
九州の人には、富士山につい反応してしまう私たちは、どう見えているのかしら。
「こっちの人は、みんな富士山が好きだと思うけれど、不思議に思う?」と聞いてみました。
「そうでもないけど、自分自身がまだそんなに富士山を見たことがないので、慣れていなくて」とのこと。
う~ん、やっぱり新鮮。



富士山は、フェリーが神奈川に近づくにつれてどんどん大きくなっていき、そのうちに丹沢の山々の陰に隠れていきました。

● リラッ久里浜

久里浜に到着し、バスに乗り換えて京急の駅へ。
終点でバスを降りると、港行きのバス停には「フェリー運休」の札がかかっていました。
もうこの日は船は出ませんからね。

(久里浜と九十九里浜って、似てるなあ)とぼんやり考えます。
久里浜って、元々は九里(の)浜から来ているんじゃない?
99と9なら、長さで千葉に相当負けてしまいますが。

でも、調べてみたところ、小さな岩礁を意味する「くり」が地名の由来だという説が強いとのこと。
浜辺の長さじゃなかったのね~。

ホームに上がり、何の気なしに看板を見て、ハッと驚いた私。
ビックリ顔のまま、ベスに「あれ見て」と指さすと、彼女も「うわっ!?」と驚き顔に。

駅名看板が、リラックマになっていました!
え~っ?



そういえば、京急とリラックマがコラボをしたと、どこかで耳にしたような。
でもまさか、駅名表示板まで変えてしまうとは、恐るべし。
そして京急、ゆるいわ~(笑)。



しかもよく見ると、「京急リラッ久里浜」となっているではありませんか!
わわ、芸が細かい!!



さらに、やってきた快速特急は、リラックマパッケージ電車でした!
うわーん、かわゆい~。



外も中もリラックマ。
癒やされるわ~。



ちょっと前にはくまモンとコラボしていたのに、京急も熊から熊へとやり手ですね(笑)



かわゆいリラックマに囲まれながら、横浜へ向かいました。



● 岩合光昭ネコ写真展

横浜に着き、私のリクエストで、岩合光昭氏の「ふるさとのねこ」写真展を一緒に観ました。
ちょっと久しぶりのそごう。入ってすぐの場所が豊島屋ブースになっていました。
「鳩サブレーのお店が目の前にある!」と喜ぶベス。
鳩サブレーは、九州にいた時からもらうことが多く、味を知っているそうです。



会場内は人があふれんばかりに大勢いて、大盛況。
ネコ好きって多いですよねー。しかも年々増えている感じ。



展覧会の外の猫グッズ売り場も、押すな押すなの大にぎわいでした。



● 崎陽軒デビュー

これでこの週末の予定はすべて終了・・・。ではありません。
まだ一つ、大きなものが残っています。
それは崎陽軒。

聞いてちょうだい奥さん、なんとベスは、崎陽軒なるものを見たことがないって言うんざますよ!
レアですよね~。あまりに珍しいので(いっそそのまま知らないままでいてほしい)とも思いますが、そこは美味しいもの好きのベス。
「今日は崎陽軒弁当を買って帰って決めているの!」
ということで、まずは駅前の本社を案内しました。





こちらにきてから、ことあるごとに崎陽軒の話を聞くことが多く、(いつか食べよう)とチャンスが来るのを待っていたのだそう。
「チャーハン弁当にするわ」とすでにメニューも決めていました。



駅のコンコースの売り場では、半分近くのお弁当がすでに売り切れでしたが、チャーハン弁当は残っていました。
「今晩の夕食はこれ」とニコニコの彼女。
お口に合いますように!

最寄り駅でお別れしました。また職場でね~。

● epilogue

職場でベスに、チャーハン弁当の感想を聞いたところ、
「おいしかったけれど、シウマイが2個しか入っていなかったから物足りなかったわ。
次はシウマイ弁当にする!」と言っていました。

ふふふ、そうやってみんな、いつしかシウマイだけを買うようになるのよ~(笑)。

楽しかった2日間。房総半島は何度か訪れており、それなりに知っているつもりになっていましたが、のこぎり山に登ったのは初めてで、新鮮でした。
1日目は山、2日目は海を満喫できた、バランスのとれた旅。
そして旅行の間に食べたものは、土地のものばかりでどれもおいしく、幸せ続きでした。

接近中の台風が少し気がかりでしたが、予定を変更することもなく楽しめてよかったです。

海の向こうの静かなすてきなビーチ。
のんびりリラックマ、いえリラックスできました。
また夏が来たら、行きたくなりそうです。