風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

クリスマス期に巨大仏 1

2016-03-15 | 北関東(茨城・栃木・群馬)
○ prologue

神社仏閣が好きな私は、丸の内OL中心の女性仏教サークル「丸の内はんにゃ会」のメンバーです。
今回は、そのサークル活動として、牛久大仏をお参りすることにしました。

泣く子も黙る巨大な牛久大仏。
前に土浦を訪れた時に、そばまで行ったことがありますが、閉園しており、柵の外から(アイル・ビー・バック!)と思いながら眺めたものです。
まださほど歴史がない(1993年完成)し、あまりに大きすぎるため、世間ではトンデモ系扱いされているんですよね。
その割に「まだ事物物を見たことがない」という人がほとんどです。
実際に目にすると、うすら笑いなんて吹っ飛んじゃうほどの大きさに、圧倒されるばかりなんですが。

「牛久大仏に行きたいな」と言っても、周りには「ハハッ、リカなら行きたがりそう」と笑って流されるばかりでした。
それがこうして実現するなんて。さすがははんにゃ会だわ。
「大仏の中でレッツ☆写経!」「クリスマスで盛り上がってるけど、私たちは大仏詣でよね~!」
ゆるい会なので、気負わず楽しめそうです。

○ 日暮里集合

年末も押し迫り、クリスマスが間近にせまった12月23日の朝。
眠い目をこすりながら、JR日暮里駅に降り立ちました。
家から遠い場所なので、外も暗い2時間前に起きてまだ半分夢の中。
待ち合わせ場所には早々と、主催者のエッコさんが待っていてくれました。

大仏に逢える嬉しさか、すっかり覚醒してパッチリした目の彼女と、まだ半目しか開いていない私。
そのうちに三々五々、参加者が集まってきました。
会員は600人以上いるため、ほとんどが初めて会う人ばかり。
今日が初参加という人も数名いるそう。
一人参加で、はじめはみんなおずおずしています。

エッコさんと友人の私は、特に緊張していません。ほかに知っている人もいるし。
ただ眠いので、おとなしくしています(笑)。
仲良しのアッコさんもやってきました。
一人でぽつんといる人に挨拶しながら、全員が揃うのを待ちました。

参加者十数名が合浸かり、みんなで常磐線のホームへ向かいます。
この日は雨が降りそうな曇り空で、凍てつくような寒さ。
いやおうなく目が覚めて、なかなかやってこない常磐線を、震えながら待ちます。
でも、女性だけで行動する機会があまりない私は、ひそかにテンションが上がっていました(笑)
初めは混んでいた電車の中も、東京から離れるにつれて空いていき、途中で全員が座れました。

電車の中は暖房でぽかぽか。
またもや瞼が重くなります。女性同士の話は楽しくて、おしゃべりしたり、うとうとしたりしながら、電車に揺られていきました。
牛久までは、結構遠いんです。茨城ですからね。



ようやく牛久駅に到着~。電車から降りると、再び外の寒さに目が覚めます。

○ シャトーはスルー

シャトーカミヤはここから歩いて行ける距離なんですね。
建物が時々CMに使われるので、気になっていますが、この日の予定には入っていません。
今回は和のイベントですからね。
まあ、また来ることもあるでしょう。看板を横目で見て、通り過ぎました。



東京よりも寒いような気がします。
高層の建物、そもそも建物の数が減ったからでしょうか。

○ お次は直行バス

牛久駅からはバスに乗り換えます。
また寒空の下で待つのかなーと思ったら、ちょうどバスが待っていたのでラッキーとばかりに乗り込みました。
電車の到着に合わせての時刻表になっているんでしょう。

「直行・牛久大仏・あみアウトレットモール」行きに乗りました。
駅から、さらに20分ほどかかります。朝家を出てからこの日はずっと、乗り物に揺られてばかり。
それでもみんなでいると、楽しいんですよね。

○ 大仏出現

しばらく揺られながらおしゃべりをしているうちに、前方にぬっと大きな灰色の物体が見えてきました~。
大仏が近づいてきたのです。
いえ、私たちが近づいているのです。



「直行」をうたうだけあって、バスはほぼノンストップ状態です。
始発からの人は520円、番号1の人は170円というすごい変動率。

女性が連れだってこのバスに乗ったら、たいていあみプレミアムアウトレットを目指すでしょうけれど、私たち一行は途中の牛久大仏で降りました。
列を作って、ぞろぞろと。
バス停の名前は「牛久アケイディア」。
アルカディアですか。さすがに大きな名前!

○ 牛久アケイディア

仏教サークルらしく、みんなおしゃべりをやめて、さっそく大仏を激写します。
大きな一眼レフを首から下げている人もいました。被写体は~大仏!
夢中なメンバーの様子が面白くて、みんなを隠し撮りしようとさりげなく後ろに回った私。
それを察知したエッコさんが一人、こちらに向かってポーズを取ってくれました。
さすがは主催者、動きを読んでおったな!



この大仏を作ったのは、浄土真宗東本願寺派本山東本願寺。
ちゃんとした由緒ある宗派の流れで、トンデモ系じゃないんですよ。実は。



「仲見世」と名のついたちょっとした参道を通りました。
といっても門前町のような賑わいではありません。
ここは広大な牛久浄苑の一角なので、お寺の敷地内のお土産屋さん通りといったところです。

○ 腹が減っては

「は~、いよいよ大仏の元に行けるのね!」
そう言いつつ、私たちの目はちらちらと、食事処に吸い寄せられています。
だってもうお昼時。早起きしてきたので、みんなおなかペコペコです。
移動してやってきただけで、まだ参拝も何もしていませんが、「まずは腹ごしらえしよう」ということになりました。



女性のグループがわーっと店内に入ったので、お店の人はちょっとびっくりした様子。
セルフサービス形式で、おぼん係、お箸係、お茶係と、みんな率先しててきぱき配膳します。さすが女性です。

朝から何も食べていなかったので「力をつけなくちゃ」とロースかつ丼にしましたが、おなかが満ちて落ち着くと、(わ、そういえばここお寺だった!)とハタと気づきました。
お寺の敷地内でお肉を食べちゃって、いけなかったかしら?メニューにあるから、セーフかしら?
拝観料を払って中に入る前の場所なので、ぎりぎり大丈夫?大仏様、見逃して~。



おなかが満たされて心に落ち着きを取り戻した私たち、いよいよ中に入ります。
その前に、寺務所に御朱印帳を預けて。
さすがは仏教サークルメンバー、ほとんどが御朱印帳を持参していました。

○ 小さな女神さま

入ってもすぐには大仏のそばには行けません。
苑内を歩いて、まずは大仏の正面の道に向かいます。
途中にギネスレコードが飾られていました。
全高120m(像高100m、台座20m)の、世界最大のブロンズ立像です。



自由の女神(全高93m)が小さく見えます。手を掲げているのに、足りません。
女神さま、踏みつぶされる前に、逃げてー!
イグアスの滝を訪れたルーズベルト大統領夫人は、「かわいそうな私のナイアガラよ」と言ったといわれています。
ここに来たアメリカ人も、「かわいそうな私の自由の女神よ」と言うんじゃないでしょうか。



途中に、いろいろな大仏のパーツがありました。
大仏の頭にあるポコポコの巻髪、あれは螺髪(らほつ)といいますが、あの一つがありました。
直径1m!なぬ~!?
あの頭のポコポコひとつが!?
奈良の大仏様が、その手のひらの上に乗っちゃうというのですから、まさに想像を絶する大きさです。



○ レッツ・大仏!

顔はめパネルもありました。なぜか親子バージョンです。
みんなでかわるがわるはまって、大仏ごっこしました。
一人の時にはあきらめますが、この日はのってくれる人がたくさん!
オリジナルと一緒に写真を撮れるなんて嬉しいわ~。
みんな、指の形にこだわって、何度も後ろを振り返っては確認していました。



露天風呂になりそうな、これまた巨大な手水舎で手を清めます。



○ シースルーの門

そうして発遣門にさしかかりました。
門の下には、宗祖である親鸞聖人像がありました。
たいていの山門は、木造で仁王がいたりする古めかしい門ですが、ここは透明のガラス張り。
普段は何も見えず、時々、門の上の仏像を特別公開しているものですが、ここでは門の上階がシースルーで、中に安置されている金の釈迦三尊像が見えるという斬新さ。



○ いよいよ向き合う

門をくぐったところで、とうとう、大仏と向かい合いました。
うっ、向き合うとその迫力にひるみそう。
「うわー・・・!」無意識のうちに、めいめいの口から声が出ます。



言葉にできないその威容。
giganticという言葉がぴったりです。(アクセントしっかりね!)
だって本当に大きいんですよ。下を歩く人々との比、分かりますでしょうか?
まるでライオンににらまれた子ネズミのように、足は怯みますが、その反面、ものすごい吸引力も感じて、フラ~と近づいて行きます。



香炉も日本一。大きな鐘もあります。
もう、ここにあるものは何もかもが大きい感じ。

あの大仏全体が磁石だったら、いろんなものが引き寄せられてくっつくんでしょうね。
空を飛ぶ飛行機もつかまっちゃいそう。

そんな磁力というか魔力というか、神力、いえ仏力があるんでしょう。
ブッダ・パワー!



ガリバーと向き合う、リリパットの小人気分になって、どんどん近づいていきます。
でも大きいから、歩いても歩いても、近づきません。
大きい大きいと言いすぎですが、予想外のサイズなので、面食らうことばかりです。
錯覚まで体感できるなんて!

胸元に3本の線が入っているのが見えます。
右手も3本の指を立てています。
阿弥陀如来像なので、これは来迎印。3に特に深い意味はなさそうです。

メンバーの一人が、彼に電話をかけて「もしもし?いま牛久大仏の前にいるよ」と報告していました。
その気持ちはわかります。何とも言えないビックリな感覚を、伝えたいんですね。
ただ残念ながら、この感覚は一緒に体感しないと分からないでしょう。
彼氏は、リアクションに困って「ふ、ふ~ん」としか言えなさそう。

○ 進撃の大仏

(今、もし、この大仏が動いたら)と考えます。
一歩足を踏み出すだけで、私やメンバーやその他もろもろ地上の小さい生き物たちは、一網打尽に足の裏なんでしょう。

こわいわ~。だって全高120m。
『進撃の巨人』の超大型60m巨人が肩車をした高さなんですね。
あの巨人に勝てるのは、この大仏しかいないのかも~。



結構歩いて、そばまでやってきました。
すくっと天に向かって立っています。
いやー、見上げると首がつりそうです。

後姿も大迫力。なんだかマツコの背中のカーブみたい。



ようやく近くまでやって来た私たちは、ぐるりと大仏の後ろ側に回りこみました。
正面にも後姿にも圧倒されながら、いよいよ中に入っていきます。
ああ、中はどうなっているのかしら~。
その2に続きます。

クリスマス期に巨大仏 index

2016-03-15 | 北関東(茨城・栃木・群馬)
[2015.12.23]


◆ 牛久-1 ←旅行記へ
 クリスマス直前の12/23、イルミネーションの街から離れて、牛久大仏に向かいました。
 間近で見るとその巨大さに圧倒されるばかり。
 自分の小ささを、とことん実感しました。
  ○ prologue ○ 日暮里集合 ○ シャトーはスルー
  ○ お次は直行バス ○ 大仏出現 ○ 牛久アケイディア
  ○ 腹が減っては ○ 小さな女神さま ○ レッツ・大仏!
  ○ シースルーの山門 ○ いよいよ向き合う ○ 進撃の大仏

◆ 牛久-2
 いよいよ牛久大仏の内部に足を踏み入れました。
 荘厳な仏教空間だと思いきや、中は不思議すぎるサイバーワールド。
 大仏の中で写経を行い、帰りがけにはオフ会っぽく盛り上がりました。
  ○ イントゥ・ザ・大仏 ○ まさかのサイバー空間 ○ 大仏の中から世を見下ろす
  ○ 無双感マックス ○ ビッグな足指 ○ ギネスの証明書 
  ○ ゴールデンフロア ○ 写経 in 大仏 ○ 全てが大仏の中に
  ○ 芝生のデザイン ○ レアな御朱印 ○ かっぱのあんぱん
  ○ あちこちにかっぱ ○ オフ会っぽく ○ 寺社つながり ○ epilogue






春なお遠い榛名山-2

2015-12-26 | 北関東(茨城・栃木・群馬)
その1からの続きです。

○ 榛名神社へ

今年とれたての香り高い新蕎麦を食してから、いよいよ榛名神社の境内に入りました。



境内入り口に書かれた由緒をみんなで読みます。
1400年の歴史ある榛名神社には、どんな神様がいるのかよくわかっていませんでしたが、主祭神は火の神「火産霊神(ほむすびのかみ)」と土の神「埴山姫神(はにやまひめのかみ)」だそうです。
入り口から続く550mの長い参道を、沢の流れに沿うようにして進み、拝殿に向かいます。



中国風の随神門をくぐりました。
もともとはお寺の仁王門でしたが、神仏分離により神社の随神門になりました。
門の中には仁王像がいましたが、随神像に置きかえられたそうです。

参道の途中には、七福神の像が一体ずつ距離を置いて立っています。御利益ありそう。
林の自然道のような道を、水のせせらぎを聞きながら歩いて行くのは、ちょっとしたハイキング気分。それだけで心が洗われるようです。



明治2(1869)年創建の三重塔の前を通り過ぎました。
神仏習合の名残りです。
三重塔は普通はお寺にあるものですが、神社にあってもしっくりくるため、いつも(どっちだったかな)とごっちゃになっちゃいます。

○ トマトの碑

途中にトマトの碑を発見。村長の娘と興味しんしんで覗き込みました。
「え、ほんとにトマト?」「そう書いてる…」
つやつやのトマトをなでなで。このあたりでトマト栽培を広めた方による、トマト種子特産の碑だそうです。



ほかには、ハケ・ブラシ塚もありました。
奉納者は東京ブラシ講。そんな団体があるんですね~。
私も、髪をすいたつげの櫛の歯が折れた時には、神主さんにお焚き上げしてもらっています。

○ ノルウェーとか台湾とか

どんどん境内の中に進んでいくと、次第に岩のような巨石があちこちにゴロゴロと見えてきて、圧倒的な存在感を醸し出しています。
参道を進む途中で、特に気になって足を停めたのが、ここ。



特に説明表示はなく、気に留めずに通り過ぎる人が多い中で、岩の間からなにか木霊のような、エネルギーのようなものがまっすぐ伝わってくる気がしました。
ここは行者渓という場所だと、後で知りました。
ノルウェーにある、山上の岩山に挟まったシェラーグボルテンの巨石を連想しました。

落下防止の補強された廊下からは岩肌が飛び出しており、台湾のタロコ峡谷にもこういう場所があったなあと思い出しました。



○ 細い滝の美しさ

更に進むと、細い滝が見えてきました。
瓶子(みすず)の滝。
瓶子とは、神酒を入れる器のことだそうです。
高い位置から少し曲線を描きながら下に落ちていく、自然の流れの美しさ。
しばしみんなで、滝に見入りました。



武田信玄が箕輪城攻略のときに戦勝を祈願して矢を射立てたといわれる矢立杉を過ぎて、急な石段を登って行きます。
石段の上から、私たちに狙いを定めたバズーカが!
もはやここまでか!3年間は影武者を立てるのじゃ!
信玄気分になりかけましたが、軍師がすごいカメラで、私たちをフォーカスしてくれていました。



境内は標高の高い場所にあるため、麓よりも秋の訪れが早く、紅葉が美しいコントラストを見せてくれます。
前日の雨で落ちた葉が、美しく石段を彩っていました。



巨岩を背負って立つような双龍門を通って、上へ上へと進んでいきます。
神殿まで、もうあとちょっとです。



○ 本殿と自然の神秘

いよいよ本殿に到着しました。朱色と黒の落ち着いた色合いの権現造りのお社。



木造彫刻の細やかさとダイナミックさに見入ります。



幣が逆さに飾られていました。奥には「鎮護国家」と書かれた額が飾られています。



あっ、なにかが神楽殿の屋根を支えている。天邪鬼でしょうか。
邪鬼は仏教のものですから、ここは神仏習合のままのようです。



柱や壁には、様々な木の彫刻が施されており、風水の四神獣もいました。



本殿は御姿岩と接しています。50m近い高さのあるこの岩は、圧倒的な存在感。
みんな言葉もなく、ただ呆然と見上げます。自然の力に畏怖感嘆するばかり。



岩の途中に御幣が飾られていますが、あんな高いところまで誰が立てに行ったのか、考えるだけでクラクラしそう。
御姿岩の中にご神体が祀られているとのことですが、神職者さえも見ることのできない、聖域中の聖域だそうです。



自然のエネルギーを身体いっぱいに受けて、すっかり清らかな気持ちになった帰り道。
奥の方には、砂防ダムがありました。
こちらは人工の滝。先ほどの滝とは違う迫力で、水がざあざあと音を立てて、まっすぐ下に落ちていました。





○ 名物は梅

途中の茶屋では、梅干をたくさん売っていました。
ここの名物の梅まんじゅうは、私たちが訪れた時にはもう売り切れていました。
まだお昼過ぎなのに、なくなるのが早いわー。

みそおでんや力こんにゃくを食べるメンバーもいました。
いろいろな種類のたれがあっておいしそうでしたが、先ほどの蕎麦でおなかいっぱいなので、見るだけに。



境内全体が幽玄の気に満ちあふれた、とてもいい神社でした。
ずっと行ってみたいと気になっていた神社。そういうところは、おそらくその場所に呼ばれているんですね。
訪れることができて、よかったです。心がしっくりと、満足しました。



○ 貫前神社へ

それから、貫前(ぬきさき)神社へと向かいます。
「以前参拝したことがある」と言うと、「えっ、車で来たの?」と聞かれました。
「電車で、高崎からローカル線に乗り換えて。その時の目的地は下仁田でした」と話します。
以前、上信電鉄の終点にある下仁田のネギ祭りに行った帰りに参拝した神社。
お祭り会場で買った地元の下仁田ネギを抱えて、参拝しました。
→旅行記「下仁田にネギを食べに行こう(2013.11.23)」

今回も、水沢で買ったネギをトランクに積んでいます。
貫前神社の神様、いつもネギ持参でお参りに来て、なんか済みません!
でも地元特産ですからね!



入り口の門に立って、石段の下にある一之宮を見下ろします。ここは下り参道が珍しい神社。
参拝するには、長い石段を下りて拝殿に向かいます。



ご祭神は、経津主神(ふつぬしのかみ)と姫大神 (ひめおおかみ)。
経津主神は、千葉の香取神宮のご祭神。
武甕槌神と一緒に、出雲へ天降って大国主命と国譲りの交渉をしていたと思っていましたが、「この神様が登場するのは『日本書紀』だけで、『古事記』には登場しません」と古事記博士が教えてくれました。
経津主神は物部氏の祖神、建御雷神は中臣氏の祭神とされているため、何か政治的な事柄に影響されたのかもしれません。

姫大神は、養蚕機織の神様だそう。近くにある富岡製糸場の女工さんたちが、参拝に通ったことでしょう。
そういえば、姫神っていうミュージシャンがいましたね。ちょっと紛らわしいですね。



前は楼門前から参拝したのみでしたが、今回は門が開いており、本殿のそばまで行くことができました。



ぐるりと周りを一周すると、後ろ側には古い杉の木が何本も立っていました。

○ かけあしツアー客

じっくり参拝して、帰りの石段を上っていると、入り口からがやがやとバスツアーのワッペンを付けた人たちがやってきました。
私たちが、階段途中にある境内社をお守りし、大きなイチョウやスダジイの木々をを見上げてから神社を出ようとした時に、先程のツアーの団体が戻ってきて、はち合わせしました。
えっ、この一瞬で、もう参拝を済ませてきたの?
あまりにあっという間で、驚きました。パンパンと手を叩いてお賽銭を投げたくらいの時間しかなかったはず。
ツアーではじっくりと時間をかけて拝観できないため、ちょっと味気ないですね。



大鳥居からは、富岡の町を一望できます。
ここからも、山々がぐるりと連なっている景色を眺められました。



○ 道の駅 甘楽

そろそろ夕方です。
「妙義神社にも行きたかったけれど、ちょっと時間が足りないので、次はどうしようか」と古事記博士。
「道の駅 甘楽(かんら)に行きたいな。お土産を売っているし、新鮮な農特産物もあるから」と健康博士。
私の方を振り返って、「ネギもありますよ」とニッコリ。
いえ、ネギの話はいいんですよ。あったらほしいけど(笑)。



なぜか道の駅だと思って入ったのが温泉施設だったという不思議なトラップに遭ったりしながら、道の駅に到着。
いろいろな特産野菜を直売していましたが、ネギはもうありませんでした。売れちゃったのね。

手招きする健康博士のもとに寄っていくと、「このしいたけ、"原木"と"菌床"と書かれているでしょう」と、二つの袋を見せてくれます。
「原木栽培とは、木から栽培したという意味です。菌床はすぐにできるけれど、原木はできるまで1年かかるんですよ」と教えてくれました。
さすが健康全般に詳しいだけあって、食にも詳しい健康博士。
そんなに長く時間と手間をかけてできたものなら、おいしいに違いありません。買いまーす!

キクラゲもありました。生のものは普段なかなか手に入らず、乾燥のものばかり食べているので、喜んでゲットします。
帰宅した後で広げてみたら、まな板いっぱいに広がるほどに大きくてびっくりしました。

今日参加できなかった友人に、ちょっとしたお土産がないかと探していると、「お友達にメダカはどうですか?」と古事記博士。
本当に、なぜかメダカがたくさん売られていました。真面目に面白いことを言う人です。

前回この辺りを訪れた時は、ネギまっしぐらでしたが、この辺りはこんにゃくも名産なんですよね。
今回は、群馬のこんにゃくも買いました。
こんにゃくアイスキャンデーも売られていましたが、食感が予想つかなかったし、日が落ちて少し寒くなってきたので、やめておきました。



古事記博士は、幅広のひもかわうどんを箱買いしていました。
ひもかわうどんってきしめんみたいなんですね。
おいしいそうだなあと、広麺好きの私は気になりました。

あとで地図を調べてみたら、立ち寄った道の駅は下仁田のとなり町にありました。
わー、ネギの聖地まであとちょっとだったのねー、惜しい!
でも聖地巡礼はもう済ませているから、大丈夫(笑)。

○ サプライズプレゼント

古事記博士と村長から「お近づきのしるしに」とプレゼントをいただきました。
まあ、仏様カード!
これを作成した尼僧の方と少し前に知り合って、なんとなく気になっていたものでした。
それが私のもとに?びっくりして、すぐに言葉が出ません。
これってセレンディピティね。不思議な巡りあわせに感激しました。

さらに古事記博士からは、墨で名前を描いたカードもいただきました。
温かみがあって、とてもすてき。博士はアーティストでもあるんですね。
どうもありがとうございます。さっそく部屋に飾ろうと思います。



すてきなプレゼントをいただいたのに、無粋な私は何も持ってきていません。
「今の私に差し上げられるものは、ネギしかありません。それでもよろしければ!!」と言いましたが、「あ、結構です」とさらっと笑われました。
あれ~?(笑)

○ 町田と田町

夕方になったので、帰途につきます。
まずは町田駅前に到着して、村長親子と健康博士とお別れ。
「次は田町に行きます。町田から田町ね」と、妙に含みを持った言い方をする古事記博士。
(都心に行くのね)とぼんやり思っただけでしたが、ナオミちゃんが
「名前が逆さになるんですね」と言ったので、ハッとしました。
わあ、町田と田町って、逆!今まで気が付かなかったー!

次第にキラキラネオンの都心に入ってきました。
軍師が「左に見える、あれが東京タワー」と親切に東京ガイドをしてくれます。
みんなで「ハイハイ」「うわー初めて見たー(棒)」「今日初めて見たー」と一斉に流します。
田町駅前で、軍師とナオミちゃんとお別れしました。

それから古事記博士と、再び都心を抜けて横浜方面へ。
「今日、お友達が参加できなくなったので、一緒に欠席するかと思った」と博士。
中高生の、友達しか見えない時だったら、きっとそうしたことでしょう。
でも今は、土壇場で2名も人数が変わると、催行プランに響くだろうと考えます。
連れて行っていただく身として、極力迷惑をかけたくありません。
友人はのっぴきならない事情で来れなくなりましたが、私は予定を開けていましたし。
友人の欠席を知って(どうしよう)と思いましたが、楽しみにしていたことだし、一人参加でもきっと何とかなるだろうと思いました。
結果オーライです。友達の輪が広がりました!

博士と好きな神様の話などをしながら、家の近くまで送ってもらいました。
ネギを抱えて電車に乗らずに済んで、よかったわ。
ミクか小十郎の格好をしないといけないところでした!
楽しいスピリチュアルな一日は、こうして終わりました。

○ epilogue

会ったばかりの人たちに、すっかり「ネギマニア」のイメージを持たれた、今回の旅。
おかしいわ~。たまたまちょっと好きなだけなのに。

車の中でナオミちゃんに「私、日本に生まれてよかったわ~。外国は玉ねぎばかりで、長ネギがないから」としみじみつぶやいたら、前のシートの軍師と健康博士にも聞こえたらしく、後ろを向いて笑われました。
これからの季節、鍋に欠かせないし、風邪を引いた時に頼りになる食材。
ネギなくしては、冬は越せません。もう、マニアでもいいです(笑)。

初めて参加だったので、借りてきたネコのように一日中おとなしくしているつもりだったんですけれどねー。
まあ、これもまた、榛名の神様の思し召しということにしておきましょう。
メンバーに暖かく混ぜてもらい、一日中楽しく巡れたパワースポットの旅でした。

春なお遠い榛名山-1

2015-12-21 | 北関東(茨城・栃木・群馬)
11月9日
○ prologue

前々から榛名神社を訪れてみたいなと思っていました。
写真で見た、榛名湖に映る榛名山の画像が美しかったし、榛名山・榛名湖・榛名神社と、優しげな名前の響きに惹かれたのです。
しかもそこは、群馬屈指のパワースポットなんだとか。

とうとう、その榛名神社に行けることになりました。
友達の友達が企画したドライブに、混ぜてもらえることになったのです。

ただ、出発前日、友達が急に参加できなくなってしまいました。
突然の一人参加になって、大丈夫かな。期待と不安でいっぱいです。

○ 集合は野生のカン

当日朝は品川駅集合。ドキドキしながら集合場所へと向かいます。
メンバーを誰ひとり知らないことに緊張しますが、それ以上に誰の顔もわからないため、うまく車が見つけられる自信がありません。
ネットがあるので、最悪何とかなるとは思いますが。

駅前ロータリーの辺りでは、車が列を作って停まっていました。
どれも待ち合わせなんでしょうか。
その中の一台の大きな車の助手席から人が顔をのぞかせ、そこに女性が近づいて行ったのを見て、反射的に私も駆け寄っていきました。
何となくカンで、あの人たちだろうと思ったのです。
2人がこちらを向いてから(違ってたらどうしよう、私、変な人だ)と我にかえりましたが、もう後には引けなかったので、おどおどと名乗りを挙げました。
無事メンバーの方々でした。よかった~。
車の中に招いてもらって、ほっと一息。
女性は、友達の友達のナオミちゃんでした。

じきに参加者が勢ぞろいして、出発します。
今回のメンバーは、主催者の古事記博士に健康博士、村長、村長の娘、軍師、そしてナオミちゃんと私の7名。

○ 行いがいいのか晴れ女か

前日は一日雨が降り続き、今日も雨だとの予報を聞いてブルーでしたが、朝起きるとからりと晴れ上がっていました。
きっと誰かの行いがいいのでしょう。(人ごと)
ナオミちゃんが「私、雨の時に神社に行ったことってないの」と言いました。
まあ、選ばれし晴れ女はあなただったのね!
「ううん、雨だと行くのを止めちゃうの」
あ、そういうこと…。

アフリカにサファリに行ったことがあるとか、動物占いが一緒だとか、秩父パワスポ巡りをしたとか、彼女とはいろいろと共通点があり、嬉しくなって一番後ろのシートで話し込みました。

前の席には村長の娘さんがいます。
ネイティブアメリカン風に名づけてみましたが、ポカホンタスっぽくはない、今どきの学生さん。
村長と一緒に、よく神社仏閣巡りをしているそうです。
前日はアルバイトのシフト時間が遅かったとのことで、出発早々、行きから熟睡していました。
寝る子は育つ!

○ 静かな水沢観音

途中、高坂SA(だったかな)に寄って、最初に着いたのは水沢観音。
群馬では、榛名神社に次ぐパワスポとされている聖地です。
水沢という名前も、またきれいな響きですね。
ここは坂東三十三観音のお寺。巡礼中の私は来られてラッキー。



仏像が手水舎を守っていました。
ええと、水を出してる君は誰かな?ロバ?ラバ?



雰囲気がある石段を踏みしめながら登っていきます。
濡れていると滑りやすいので、雨が止んでよかったです。



石段の途中にある山門で、お坊さんとすれ違いました。
その一瞬、時が止まったようでした。



この山門には上に登るための階段がありましたが、あまりの急勾配にびっくり。
これ、ほとんどハシゴですね?
降りる時はもっとこわそう~。私はお尻をずるずる引きずらないと無理そうです。

○ にぎやかな本堂



静かな石段に、静かな境内を想像していたら、上りついた先には人が大勢いて、とても賑やかでした。
雰囲気ががらりと変わって、びっくり。
私たちは下で車を降ろしてもらって、石段を登って行きましたが、みんな、近くの駐車場からまっすぐ来たようでした。



有名な古刹ということで、ツアー客がひっきりなしに訪れていました。
鐘の音が何度も何度も響き渡ります。
参拝者が鳴らしているのを見て、ナオミちゃんが「お坊さんかと思った」と言いました。
確かに、鐘を打つ人といったらお坊さんですが、お坊さんはそんなにひっきりなしには鳴らしませんー。



江戸末期、天明七年(1787)の建築とされる本堂はとても古く、そして立派でした。
カラフルに彩色されていて、見ていると楽しくなってきます。
本堂の中には、金色の観音様が見えました。
お堂の後ろ側にまわると、先ほどの観音様と背中合わせで、別の観音様が立っているのが見えました。



天上には天女が描かれています。



私は、お堂の上の狛犬の間に、時々鳥が混じっているのが気になりました。
モズ?ウソ?それとも天狗でしょうか。

○ 回るお地蔵さま



形のいい六角堂は、お経の詰まった経堂かと思ったら、お堂の中には六地蔵尊がいるとのこと。
つまりこの中にいるのは、「回るお地蔵さま」です。
回すことで功徳が出るのですが、立て看板に
「静かに回してあなたの真心の供養を望みます」と書いてありました。
ん?なんだか気になって、何度か読み返します。
真心の供養って、どういう意味?まだ心は死んでないのに。
それとも死んでるの?「お前はもう…(略)」



「私たちも回したいね」と、ナオミちゃんと向かいましたが、一足先に別方向からツアー客がやってきて、たちまち行列ができました。
何度か試みましたが、そのたびに別のツアー客とかち合うというタイミングの悪さで、結局断念。
「回すことで、発電するとかすればいいのに」
「六角堂をライトアップするとかね」
回したくてずらりと並んだツアー客の列を見て、そんな話をします。

○ 飯縄の権現さま



境内に鳥居があり、そこから上に続く赤い階段が気になったので、登ってみました。
そこは飯縄大権現のお社がありました。



「だから小高い場所にあるんだ」とつぶやいたら、「飯縄大権現って?」とナオミちゃんに聞かれました。
「天狗の神様で、高尾山でもお祀りしているの」と答えましたが、正しいことを言えたか自信がなかったので、後で調べてみました。
大丈夫。もともと長野の飯縄山でお祀りしているそうです。

それでさっき、本堂の彫刻の中に天狗が混ざっていたのかもしれませんね。

○ 寺前マーケット

お寺の横では、地元の人たちが市を開いていました。
「お、またたびの木が売ってる」と、村長親子は買い求めます。
自宅にネコを5匹も飼っているんだそう。さすがは村長。(←?)

地方の野菜市場を見るのが好きです。スーパーにあまり出ないものがあったりするからです。
その中で目に付いたのは、ネギ!
下仁田ネギもありましたが、普通の青ネギの方が生き生きとして見えました。

「ネギが安いですね!」と言うと、みんなに「買ったら?」と言われます。
「いえいえ、ネギを抱えて山手線に乗って帰る勇気はないです」というと、「じゃあ帰り、家の近くまで乗せていってあげる」と古事記博士。
本当ですか?

それならばと、いそいそネギを買い求めます。
村長も買いましたが、私が二つ買ったことは、すぐにみんなにバレました。
だってネギ、長いからね!

野菜をトランクに入れて、出発。
「健康博士は、身体のことにとても詳しいから、なにか悩みがあったら聞いてみたら?」と言ってもらって、「ええと、ええと」と考えます。
その時とっさに出た質問は、
「私、時々寝てて足がつるんですけど、どうしてでしょう?」
(もっとほかに聞くことはあっただろう!)って思いますが。
薬局によく貼られている「足のつる人」という言葉が、前から気になっていたのです。

「右脚?左脚?」と博士。
(右と左で違うの?)と思いながら、「ええと、左」と答えると、「それは心臓がちょっと弱いか、マグネシウムが足りないんでしょうね」とすらすらと教えてもらいました。
もっといろいろ話してくれましたが、あまりに詳しく教えてもらえたことにびっくりして、頭からとんじゃいました。(教え甲斐がない)
仕事で日本中を飛び回っているというこの方。親のルーツが青森だという話になったら、突然津軽弁で「わどなはけやぐだ」話しかけられて、またビックリ。
全然わからなかった!(意味はWe are friends.)

○ 伊香保温泉駅

途中、温泉街に差し掛かりました。
伊香保温泉です。ここもきれいな名前。
榛名、水沢、伊香保。美しい日本語の里だわ~。



この階段の光景、写真で見たことあります。
『ローマの休日』のスペイン階段みたい?
隣に小さな駅があったので(ここまで電車で来れるのかな?)と思ったら、それはロープウェイの駅でした。
そこからは、山の上にしか行けませんでした。残念!

○ ぐるり山並み

道は少しずつ山の中へと入って行きます。
途中の展望所で車を降りて、辺りを眺めました。



とても眺めのいい景色。遥か彼方まで見渡せますが、海はどこ~?
どんなにがんばって目を凝らしても、海は見えません。



ぐるりと山々が取り囲み、長く尾根が続いています。
山の中にいるんだなあと実感します。
冬は寒くなりそうですね。考えただけでもブルッと震えます。


(撮影 Oカメラマン)


○ BOOWYのメロディライン?

少し行くと、メロディラインが始まりました。
「わあ、どんなメロディなのかな?」
とワクワクしていると、博士が一言、
「BOOWYの歌じゃない?」
「えっ、ボウイ?」
「彼ら、高崎出身のバンドなんだよ」
知りませんでした!TM NETWORKのTMは多摩の略だというのは知っていましたが。



耳を澄ませてみると、確かに道路が歌っています。
♪~しずかな湖畔の森の陰から~♪
「かっこう、かっこう♪」と一緒に口ずさみました。
なにか覚えがあると思ったら、ここ、前にダイハツ・タントのCMに出ていました。

○ 湖と神社は離れてた

榛名湖にさしかかりました。
(そろそろ神社かな?)と思いましたが、車は速度を緩める気配はありません。
湖と神社は離れていると、ここで知りました。
なので、湖には立ち寄らずに通り過ぎます。あら残念。

ここから見える榛名富士が、きれいなんですよね。
湖上にはスワンボートが気持ちよさそうに浮かんでいました。
ここも温泉が出るそうです。いつかゆっくり滞在してみたいわ。



車は山道にさしかかり、くねくねカーブを登っていきます。
本格的に車酔いしないようにと、目をつぶってこらえていたら、なんとか無事に神社前に着きました。


(撮影 Oカメラマン)


参道沿いの塔頭が古めかしくて味が出ています。

○ 新そばランチ

お昼時間になったので、先にランチにすることに。



お蕎麦屋さんに入り、二つのテーブルに分かれて座ります。
お店の人がメニューを出しながら「新そばが入ったので、せいろがお勧めですよ」と言ったので、私たちの席は4人ともせいろにしました。
「私たち、素直すぎない?」
「実はせいろのメニューしかなかったりして」
頼んだ後でひそひそあやしみます。
でも隣のテーブルは、素直な人ばかりではなかったようで、温かいお蕎麦もちゃんと出てきました。
新そば、おいしかったです。そば茶も味が濃く感じましたが、それは新そばだからじゃなくて、単に淹れ方の問題でしょう。



○ 米子といえばネギ

村長とお喋りしました。
初めて聞く珍しい苗字に、興味津々。
出身地を聞くと「鳥取の米子」とのこと。
「米子と言ったらネギですね!」と言うと
「えっ、ネギが有名だなんて、聞いたことないよ」と、ほかのメンバーはざわざわ。
「ははは、確かに米子と言ってすぐネギと返されたことはないけれど、たしかに特産物ですよ」と村長。
えー、そんなに知られていないなんて、なんだか悲しいわ。
「ネギのキャラクターもいるんですよ~」とさらに私が言うと、「いる・・・!」と村長の娘が吹き出しました。



米子どころか、鳥取には何の関係もない私なのに、なぜ村長以上に米子のネギに一生懸命なのかというと、単にネギ好きだからです!
水沢観音でネギを2つゲットしていた辺りから、すでにメンバーにはバレていましたが(笑)。

「今回の参加者には、いろんなマニアがいますね。コケとか、ネギとか」と古事記博士。
別にマニアじゃないから!好きなだけで!(それがマニア?)
ちなみにコケマニアなのは、ナオミちゃんです。
私も好きー。けっこう苔好きって多いんですよね。

昼食を済ませたあとは、いよいよ榛名神社に向かいます。
その2に続きます。

春なお遠い榛名山 index

2015-12-21 | 北関東(茨城・栃木・群馬)
[2015.11.9]


◆ 高崎-1 ←旅行記へ
 11月の雨上がりの日、7人で榛名神社にドライブに出かけました。
 水沢、伊香保、榛名と、きれいな響きの場所を巡って行きます。
 私一人初参加で、おとなしくしているつもりが、すぐにネギ好きだとバレちゃいました。
  ○ prologue ○ 集合は野生のカン ○ 行いがいいのか晴れ女か
  ○ 静かな水沢観音 ○ にぎやかな本堂 ○ 回るお地蔵さま
  ○ 飯縄の権現さま ○ 寺前マーケット ○ 伊香保温泉駅
  ○ ぐるり山並み ○ BOOWYのメロディライン? ○ 湖と神社は離れてた
  ○ 新そばランチ ○ 米子といえばネギ

◆ 富岡-2
 念願の榛名神社を訪れて、澄んだ空気をいっぱいに味わいます。
 さらに一之宮の貫前神社を参拝し、道の駅で野菜を買って帰り道。
 個性豊かな参加者たちと集った、神様巡りの一日でした。
  ○ 榛名神社へ ○ トマトの碑 ○ ノルウェーとか台湾とか
  ○ 細い滝の美しさ ○ 本殿と自然の神秘 ○ 名物は梅
  ○ 貫前神社 ○ かけあしツアー客 ○ 道の駅 甘楽
  ○ サプライズプレゼント ○ 町田と田町 ○ epilogue