● prologue
夏に房総の海の家を訪れるのが、いつの間にか、毎年の恒例旅行のようになっています。
今年はふだんより遅めの、8月下旬に行ってきました。
いつも一緒に向かうのは、同僚のベス。
1回目は金谷フェリーとJR内房線を使って、2回目は運行したての渋谷―木更津バスと内房線を使って行きました。
さて、3回目となる今回はどうやって行こうかな?
電車でも行けますが、東京経由で東京湾をぐるりと周り込むのは、あまり気が進みません。
車がないと不便な房総地域ですが、回を重ねるごとに、少しずつ慣れてきたことですし、暑い盛りなので、なるべく移動が楽な方がいいね~ということで、横浜からバスで行くことにしました。

目的地は★の辺り
6月に母とびわ狩りに行った時に乗った路線です。
● 横浜―館山バス
10時発の館山行バスに乗るべく、横浜駅西口のバス乗り場に集合します。
同じ乗り場のディズニーランド行のバスと、交互に出発。
TDLラインは満席でしたが、館山行きのバスも、結構混んでいました。
乗るたびに紅茶が飲みたくなる、日東交通
びわ狩りに行った日は嵐でしたが、今回は快晴。嬉しくなります。
山下公園の横を通った時に、ベスが
「3年前に、“山下公園って知ってます?”って聞いたことありましたね」と言いました。
そう。その時は、"は?"とびっくりして一瞬固まったものです。
当時、久留米から上京してきたばかりのベスにとっては、そういう質問もアリだったわけですが。
今でも「軽井沢って長野なんですね」など、関東人はまず言わないセリフを聞いては、新鮮な気持ちになります。
今回は「横浜公園って知ってます?あるらしいんですけど」と言われました。
まだ続きがあったか!!
「知ってますよー。横浜スタジアムのあるところですよー」
話をしているうちに、バスはベイブリッジを通ってつばさ橋へ。
「ベイブリッジのまたの名がつばさ橋?」と聞かれたので、
「橋は陸と陸を繋ぐもの」「二つの橋の間には陸がある」「よって二つは別の橋」と説明しました。
間にある陸地は、大黒ふ頭です。
でもそこまで話すと、初めて聞く人には難しそうなので、止めておきました。
● アクアライン
じきに、アクアラインが近づいてきました。
アクアラインの海中トンネルを通っている間に、ベスはいつも寝てしまい、海ほたる―木更津間の、海上道路の光景を見たことがありません。
そのたびに残念がるので、今回は私が隣でひっきりなしに話しかけて、「寝させないぞ作戦」を実行。
寝させななかったので、今回は彼女も、海の中の道路を走っている光景を観ることができました。よかったよかった。

海ほたるに入った場所は、工場が立ち並ぶ京浜工業地帯の川崎でしたが、海を渡って千葉に行くと、ぐっと緑深い世界になって、対照的。
● ハイウェイオアシス
川崎からずっと東に進んでいたのが、木更津に着いてからは南に方向変換。
降りたのは、ハイウェイオアシス富楽里でした。

車だと高速道路から寄れて、徒歩だと一般道から入れる場所。
ここから宿まで歩いて行ける、一番便利なルートです。
● シイラ定食
着いた時にはちょうどお昼時間になっていたので、ここでランチにします。
いくつか食べるお店がある中から、食事処網納屋 (あみなや) に入りました。
本日のフライ定食をチョイス。
「何のお魚ですか?」と聞くと「しいら」。
「わあ、しいら好き!」と喜んでいると、大将に「しいらが好きなんて、女性には珍しい」と言われました。
えっ本当に? 食べやすいあっさり味ですけれど。
シイラはハワイではマヒマヒといわれます
「シーラって女の子の名前みたい」という私と
「シーラカンスっぽい」というベス。なんかちょっと違う…。
サクサクのおいしさに舌鼓を打ちました。
店内には、たくさんのサイン色紙が飾られています。
目の利くベスが「あ、漣さん」と言いました。
「あるがままに」というメッセージ
大杉漣のサインがありました。2年前の日付です。
まだ元気だったころでしょう。2人でしんみりしました。
ゆっくり食事をしてから、下の生鮮売り場に行きました。
かぼちゃかぼちゃ。いろんなかぼちゃ。
色とりどりのカボチャバスケット。いろいろありすぎなくらい!
生キクラゲがたくさん並んでいました。
大好物です。もちろん買いますよ!
● 巨大玉子巻き
この辺りの名産でしょうか、巨大玉子巻きがドーンと1ロールで並んでいます。
持ってみると、ずっしりとした重さでした。いったい何人分なのかしら?
前回、一切れ分を食べてみたら、かなりのボリュームでした。
大人気商品のようです。
● ヨーグルトトラップふたたび
二人で、牧場ヨーグルトも購入。
川場牧場というところのものです。
てっきり地元産と思いきや、よく見たら製造元は群馬でした。
うそー! 近くに近藤牧場とかあるのにー!
せっかく地場地産に協力しようとしているんだから、みんなも地元のものでがんばってー!
でもそういえば、前にもこのヨーグルトを飲んで、やっぱり「地元のじゃない!」と愕然としたんでした!
学習能力がないわ!!
● 岩井の宿へ
一番暑い時間帯に差し掛かりましたが、そろそろ宿に向かうことにします。
ハイウェイオアシス富楽里の周囲には広々とした水田が広がっており、両側の稲穂を眺めながら通っていきます。
前は初夏に来たので、ここまで穂は垂れていなかったなと思いながら。
台風が来ているわけでもないのに風がとても強い日で、日傘が負けてしまいそう。
稲穂も、ざあざあと風になびきます。金色のじゅうたんがはためいているようです。
暑さをこらえて駅前を通り過ぎ、さらに海沿いの宿に向かいます。
民家が増えてきましたが、どの家の前にも手作りの三色の紙の花が飾られています。
前にも見たことがありますが、これって何かしら?
途中でお茶やお菓子の買い出しをして、30分ほどかけて宿に着きました。
カンカン照りの下、へばりそうになりながら歩いていたため、写真はほとんど撮っていません。
潜水艦風の窓がいい感じ。
私たちが初めて訪れた3年前から、ずっと閉店しており、今回もそのままの状態です。
その2に続きます。
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