普段は拝観できず、1年のこの紅葉の月だけ、公開される厭離庵。
朝、通りかかった時には、まだ入口の扉は閉ざされて、中を見ることはできませんでした。
嵯峨釈迦堂から、また来た道を戻ってみると、ちょうど庵の女性が門を開けて、準備をしているところでした。
お願いして、中を拝見させてもらいました。
細い道の奥に隠れるようにある、自然いっぱいの場所でした。
散り紅葉の名所の、ひっそりとした尼寺です。
お気に入りの、清涼寺(嵯峨釈迦堂)へ行きました。
境内の一角にある、聖徳太子殿は、木々が真っ赤に色づいて、それはそれはきれいでした。
聖徳太子殿は、法隆寺夢殿を模した場所だそうです。前回訪れた時は、緑が青々としていてさほど気にも留めず、こんなにすてきな場所だったとは思いませんでした。
宝筐院(ほうきょういん)。ここは知る人ぞ知る、紅葉の名所だと聞いたので、行ってみました。
ただ、ちょうど何かの撮影クルーが来ているところだったので、外から覗くことしかできませんでした。
外からは、紅葉はさっぱり見えず、残念。
何の撮影隊だったのかしら。次のNHK「おはよう日本」の放送?あるいは来年のJR東海のCMだったりして。
檀林寺・祇王寺・滝口寺に行きました。
まだ9時前なのに、どのお寺ももう開いています。
紅葉時期だからでしょうか。
特に、紅葉で名高く、「そうだ 京都、行こう」のCMにも選ばれたことのある祇王寺は、参拝客で賑やかでした。
ひなびた感じが雰囲気があります。
檀林寺。檀林寺と滝口寺は、朝の静けさを保っていました。
9月の工事は終わり、拝観できるようになっていました。
道端には日曜画家が熱心に筆を動かしていました。
落柿舎の前に広がるキャベツ畑。和洋折衷っぽいですね。
名前の通り、たわわに柿がなっていました。
落ちるまで、あと少しです。
柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺
正岡子規のこの句が思い出されました。