その1からの続きです。
● 鞍馬寺参り
石段を一歩一歩踏みしめて上りつめ、鞍馬寺の本殿にたどり着きました。
視界がぱっと開けます。山々が遠くまで続いています。
標高584mの鞍馬山の中腹に建つ本殿は、標高約410mの場所にあります。
京都市内よりも、紅葉は少し早い見頃を迎えます。
高いところまでやってきたわ~。上からの見晴らしを堪能します。
寒いからか、下界よりも紅葉の色が鮮やか。
平たい石の上に、コインがぱらぱら載っていました。
お賽銭のようですが、本殿は背後。景色がきれいだから…?
さて、息が整ったところで、本殿をお参りします。
● 魔王降臨
ご本尊は、千手観音菩薩と毘沙門天王と護法魔王尊。
本殿の前に敷き詰められた石の金剛床から、宇宙のエネルギーが出ているといわれます
650年前に護法魔王尊が金星から降りてきたといわれる鞍馬山。
金星からやってきた魔王が守り神ですよ。すごすぎません?
ダイナミックな伝説に包まれている聖地だけに、圧倒的なパワーを感じます。
霊感のない私でさえ、何度か不思議な体験をしたことがある、特別な場所です。
本殿の隣には宝仏殿。
私の好きな兜跋毘沙門天像がいるので、中に入りたい気持ちはありましたが、貴船神社にも向かいたいので、ここはスルー。
また参りますわ~。
● 登山ツアー
トラピックスの参加者は、ケーブルカーに乗らずにみんな歩いて上っているようです。
休憩所にぽつんといた添乗員さんと目が合ったので、挨拶して二言三言交わしました。
名古屋発のツアーで、貴船神社には行かないため、鞍馬山でたっぷり時間を取っているとのこと。
参加者たちが上まで登ってくるのを待っているのでしょう。
九十九折りの道を上まで登るには、小1時間ほどかかります。
私たちは一足先にその場を離れて、石段を下りていきました。
モミジの木の下を通ります。
「モミジは葉裏の輝きが一番きれいなのよ」と母に言われて、下から見上げて撮影しました。
陽の光を受けてキラキラときらめく葉っぱに見とれていると、そのまま吸い込まれそうでした。
● にしんそば
ふたたびケーブルカー乗り場へ行き、多宝塔駅から下山しました。
下りに乗るのは私たちくらいかな?と思いましたが、結構待っている人がいます。
下りの方が足にくるとも言いますからね。
お寺の門前に並ぶお店の一つに入って、昼食にします。
母は初めて食べるという、にしんそばをチョイス。
にしんそばといえば京都や北海道が有名ですが、私は山形のアンテナショップで食べたことがあります。
山に上がって、すっかり身体が冷え切ったので、暖かい月見うどんにしました。
● 叡電きらら
駅に戻ると、オレンジ色の車体がやってきました。
展望列車「きらら」です。「ひえい」よりも長い2両編成。
始発なので、のびのび座れますが、私たちはひと駅だけ乗って、隣の貴船駅で降りました。
ここから貴船神社に向かいます。
駅前から発車する神社への直行バスに乗りました。
● 突然の雨
鞍馬を歩いていた時には、青空が広がるいい天気だったのに、貴船の地に降りたとたん、雨がしとしとと降り出し始めました。
不思議です。水の神様が、初めて訪れる母を歓迎しているのでしょうか。
もしくは嫌がっているのでしょうか…?
バスを降りても、雨は止まずに降り続いています。
降るなんて思っていなかったので、傘はトランクの中に置いてきてしまいました。
母の傘に入れてもらって、川沿いを歩いていきます。
夜になると灯篭ライトアップされる紙灯篭が、川面のあちこちに見えました。
雨でペシャンコにならないのかしら。きっと特殊な紙なんでしょう。
● 貴船神社
貴船神社の石段前に着きました。
鞍馬寺から山を越えて貴船神社に出る山道は、閉鎖されていました。
おそらく台風で道が荒れてしまっているのでしょう。
春雨のようなしとしととした雨が降り続きます。
ザーザーではありませんが、結構降っています。
雨に濡れた石段が滑りやすくなっているので、一歩一歩踏みしめながら登りました。
● 縁結びの神様
ここは縁結びの神様でもあります。
本殿までくると、やはり女性参拝客が目立ちます。
境内の水占みくじは、なかなか文字が見えてきません。
みんな気をもみながら、水に浮かべた紙を眺めていました。
参拝を済ませてバス停までの道を戻る間も、雨はずっと降っていました。
台風で林の木々がなぎ倒されており、自然の猛威をまのあたりにしました。
バスから降りて貴船駅に戻ると、ちょうど出町柳行きの電車がやってきたので、飛び乗ります。
普通列車なので空いており、座っていけました。
貴船を離れると、またあっという間に雨はやみ、青空が戻りました。
う~ん、すごいパワー。なのかな?
● ミリオンタイムズ
終点の出町柳で降り、百万遍交差点に向かいます。
「ひゃーくまんべん♬」とヒロミ・ゴー風に歌いたくなる地名(あれは「おーくせんねん」)。
母のリクエストで、そこから10分ちょっと歩いたところにある知恩寺を訪れました。
京都大学の向かいにある広々としたお寺。
静かで閑散としていました。
割と近い場所に知恩寺と知恩院があるので、ちょっと紛らわしいですね。
風が冷たくなってきました。そろそろ宿に戻ることにします。
東山を通る道路は、京都で一番混むあたり。
普段以上に時間をかけて、バスは駅方面に戻りました。
乗車ドアが開くたびに、どんどん人が乗り込んでくるため、途中のバス停で降りるときには、人をかき分けて前に進まないと降りられません。
ようやくバスの外に出て、ほっとひと息。
はー大変だった。
この日は平日ですが、翌日からの3連休の混雑はどうなるのか、推して知るべしです。
● お寺の宿坊
宿に着いたたのは4時半ごろ。
ちょうど夕焼け空になっていました。
今回泊まるのは、智積院の宿坊。
部屋に通されて、のんびり落ち着きます。
数年前に宿泊したときと比べて、明るくきれいになっていました。
境内の真っ赤なもみじが部屋からも見えました。
● お寺の夕ごはん
お寺ではすべて早めのタイムテーブルです。
部屋でくつろいでいたら、すぐに夕食の時間になりました。
夕食は懐石料理をオーダー。
国産の大豆を使った豆腐は、弾力が違います。
滋賀の赤ぞろえのこんにゃくもありました。
湯葉のお吸い物
やっぱり湯葉は欠かせませんね。
すべてがおいしくて、二人とも満足。
● 京都修行道場
食後も部屋でのんびり過ごします。
TVをつけたら「京都修行道場巡り」という番組をやっていました。
お寺が多い京都ならではですね。
私たちが知らない、地元密着型風のタレントさんが回っていました。
この日は、特に大きな失敗もなかった、まずまずの一日でした。
初日から貴船で雨に当たりましたが、翌日からは天気が良くなるそう。
明日の朝が早いので、真夜中前に就寝しました。
2日目に続きます。
● 鞍馬寺参り
石段を一歩一歩踏みしめて上りつめ、鞍馬寺の本殿にたどり着きました。
視界がぱっと開けます。山々が遠くまで続いています。
標高584mの鞍馬山の中腹に建つ本殿は、標高約410mの場所にあります。
京都市内よりも、紅葉は少し早い見頃を迎えます。
高いところまでやってきたわ~。上からの見晴らしを堪能します。
寒いからか、下界よりも紅葉の色が鮮やか。
平たい石の上に、コインがぱらぱら載っていました。
お賽銭のようですが、本殿は背後。景色がきれいだから…?
さて、息が整ったところで、本殿をお参りします。
● 魔王降臨
ご本尊は、千手観音菩薩と毘沙門天王と護法魔王尊。
本殿の前に敷き詰められた石の金剛床から、宇宙のエネルギーが出ているといわれます
650年前に護法魔王尊が金星から降りてきたといわれる鞍馬山。
金星からやってきた魔王が守り神ですよ。すごすぎません?
ダイナミックな伝説に包まれている聖地だけに、圧倒的なパワーを感じます。
霊感のない私でさえ、何度か不思議な体験をしたことがある、特別な場所です。
本殿の隣には宝仏殿。
私の好きな兜跋毘沙門天像がいるので、中に入りたい気持ちはありましたが、貴船神社にも向かいたいので、ここはスルー。
また参りますわ~。
● 登山ツアー
トラピックスの参加者は、ケーブルカーに乗らずにみんな歩いて上っているようです。
休憩所にぽつんといた添乗員さんと目が合ったので、挨拶して二言三言交わしました。
名古屋発のツアーで、貴船神社には行かないため、鞍馬山でたっぷり時間を取っているとのこと。
参加者たちが上まで登ってくるのを待っているのでしょう。
九十九折りの道を上まで登るには、小1時間ほどかかります。
私たちは一足先にその場を離れて、石段を下りていきました。
モミジの木の下を通ります。
「モミジは葉裏の輝きが一番きれいなのよ」と母に言われて、下から見上げて撮影しました。
陽の光を受けてキラキラときらめく葉っぱに見とれていると、そのまま吸い込まれそうでした。
● にしんそば
ふたたびケーブルカー乗り場へ行き、多宝塔駅から下山しました。
下りに乗るのは私たちくらいかな?と思いましたが、結構待っている人がいます。
下りの方が足にくるとも言いますからね。
お寺の門前に並ぶお店の一つに入って、昼食にします。
母は初めて食べるという、にしんそばをチョイス。
にしんそばといえば京都や北海道が有名ですが、私は山形のアンテナショップで食べたことがあります。
山に上がって、すっかり身体が冷え切ったので、暖かい月見うどんにしました。
● 叡電きらら
駅に戻ると、オレンジ色の車体がやってきました。
展望列車「きらら」です。「ひえい」よりも長い2両編成。
始発なので、のびのび座れますが、私たちはひと駅だけ乗って、隣の貴船駅で降りました。
ここから貴船神社に向かいます。
駅前から発車する神社への直行バスに乗りました。
● 突然の雨
鞍馬を歩いていた時には、青空が広がるいい天気だったのに、貴船の地に降りたとたん、雨がしとしとと降り出し始めました。
不思議です。水の神様が、初めて訪れる母を歓迎しているのでしょうか。
もしくは嫌がっているのでしょうか…?
バスを降りても、雨は止まずに降り続いています。
降るなんて思っていなかったので、傘はトランクの中に置いてきてしまいました。
母の傘に入れてもらって、川沿いを歩いていきます。
夜になると灯篭ライトアップされる紙灯篭が、川面のあちこちに見えました。
雨でペシャンコにならないのかしら。きっと特殊な紙なんでしょう。
● 貴船神社
貴船神社の石段前に着きました。
鞍馬寺から山を越えて貴船神社に出る山道は、閉鎖されていました。
おそらく台風で道が荒れてしまっているのでしょう。
春雨のようなしとしととした雨が降り続きます。
ザーザーではありませんが、結構降っています。
雨に濡れた石段が滑りやすくなっているので、一歩一歩踏みしめながら登りました。
● 縁結びの神様
ここは縁結びの神様でもあります。
本殿までくると、やはり女性参拝客が目立ちます。
境内の水占みくじは、なかなか文字が見えてきません。
みんな気をもみながら、水に浮かべた紙を眺めていました。
参拝を済ませてバス停までの道を戻る間も、雨はずっと降っていました。
台風で林の木々がなぎ倒されており、自然の猛威をまのあたりにしました。
バスから降りて貴船駅に戻ると、ちょうど出町柳行きの電車がやってきたので、飛び乗ります。
普通列車なので空いており、座っていけました。
貴船を離れると、またあっという間に雨はやみ、青空が戻りました。
う~ん、すごいパワー。なのかな?
● ミリオンタイムズ
終点の出町柳で降り、百万遍交差点に向かいます。
「ひゃーくまんべん♬」とヒロミ・ゴー風に歌いたくなる地名(あれは「おーくせんねん」)。
母のリクエストで、そこから10分ちょっと歩いたところにある知恩寺を訪れました。
京都大学の向かいにある広々としたお寺。
静かで閑散としていました。
割と近い場所に知恩寺と知恩院があるので、ちょっと紛らわしいですね。
風が冷たくなってきました。そろそろ宿に戻ることにします。
東山を通る道路は、京都で一番混むあたり。
普段以上に時間をかけて、バスは駅方面に戻りました。
乗車ドアが開くたびに、どんどん人が乗り込んでくるため、途中のバス停で降りるときには、人をかき分けて前に進まないと降りられません。
ようやくバスの外に出て、ほっとひと息。
はー大変だった。
この日は平日ですが、翌日からの3連休の混雑はどうなるのか、推して知るべしです。
● お寺の宿坊
宿に着いたたのは4時半ごろ。
ちょうど夕焼け空になっていました。
今回泊まるのは、智積院の宿坊。
部屋に通されて、のんびり落ち着きます。
数年前に宿泊したときと比べて、明るくきれいになっていました。
境内の真っ赤なもみじが部屋からも見えました。
● お寺の夕ごはん
お寺ではすべて早めのタイムテーブルです。
部屋でくつろいでいたら、すぐに夕食の時間になりました。
夕食は懐石料理をオーダー。
国産の大豆を使った豆腐は、弾力が違います。
滋賀の赤ぞろえのこんにゃくもありました。
湯葉のお吸い物
やっぱり湯葉は欠かせませんね。
すべてがおいしくて、二人とも満足。
● 京都修行道場
食後も部屋でのんびり過ごします。
TVをつけたら「京都修行道場巡り」という番組をやっていました。
お寺が多い京都ならではですね。
私たちが知らない、地元密着型風のタレントさんが回っていました。
この日は、特に大きな失敗もなかった、まずまずの一日でした。
初日から貴船で雨に当たりましたが、翌日からは天気が良くなるそう。
明日の朝が早いので、真夜中前に就寝しました。
2日目に続きます。