ブログ仲間のpau pauさん(彼女のブログ「楡の小道で」)講師に招き、巻き寿司講習を行った。
受講者は二人、私も彼女も日本人だっ。「日本人なのに巻き寿司を作れないのか?」とタイ人女性に尋ねられた4年前の屈辱からかなり立ち直って、ドイツ人や在住外国人に寿司を振舞っている私だが、いまひとつ納得がいかない部分があり、学びなおそう、と考えたのだっ。もう一人の彼女は日本在住時には仕事に没頭していたので料理を学ぶ暇もない生活だったらしい。
まず、pau pau講師に簡単な玉子焼きを披露して貰った。何度も薄いレイヤーを重ねて作るあのやり方は失敗することが多く、また、ドイツ人などに教えるときも面倒である。
卵液を流し込み、半ば焼けたところで半分に折るだけ。これだったらまず失敗しないっ。巻き寿司の具として使うのならこれで充分だ、という意見で三人は一致した。
きれいに巻くコツは、具が海苔で包まれた状態で一度止まって押さえることだっ!
これをやらなかったから崩れやすいものばかり私は作っていたと思われる。
pau pau講師はちょっとプロをやっていたので、手さばきは素晴らしかった。
食後の一服。今の日本人はコーヒーね。
pau pauさん、ありがとう~
さて、その二週間後。今度はこの私が巻き寿司を教えるために知人宅に赴いた。
もうすぐ7月というのに暖房を入れないと薄ら寒かったこの日。
1年ほど前に中古物件を買ってリフォームしながら住んでいる30歳代の中国人夫婦宅だ。
何故かダンナさんだけがエプロンで身支度を始め、奥さんはうろうろするだけだった。
そういえばここで知り合った何組かの中国人夫婦、旦那さんの家事手伝い率はほぼ100パーセント。
仕事から帰ってくるなり子供の面倒を見たり料理を始めたりするのだぞ。中国人男性は家事をよくやると噂には聞いて(読んで)いたが目の前でその実際を見せ付けられると本当にたまげる。一応、共産国ということで夫婦双方で稼いで家事もやらなくてはいけない状況が続いたからなのだろうか?不思議だ。
ウチの夫など毎日よれよれになって帰ってくるのでとてもじゃあないが家事を手伝えと、私が思うことさえ遠慮がちになってしまう。
ブログ掲載許可をもらっているが(何でも撮影して出していい、と彼らは張り切っていたくらいだ)念のために目隠しを・・・読者の方が心配になってしまうらしいので。
手馴れた手つきで玉子焼きを作り上げた彼。この人だったらレイヤー玉子焼きも大丈夫だったなぁ。
左に出来上がった玉子焼きが見える。少々雑だけれど、途中で止めて押さえることなどをきちんとやったせいか、どれも上手く仕上がった。
すしを食べたり作ったりしたことがある経験のある人はドイツに多いが、寿司の飯には酢を入れる、という事実を知らない人も多い。
「寿司の定義は寿司酢(Essigmischungと私は言っている)が米飯に混ざっていることだ」と私はこうした機会に言うことにしている。この夫婦も知らなくて、以前作ったことがあるものより断然似おいしい、と寿司酢入り寿司を絶賛していた。
きれいに切ることもできた。
夫人のほうは途中から何かを作り始めた。寿司を作り終えると私たちはそれを食べることになった。
ナツメの実とアワのお粥だ。全く味をつけないで煮込み、盛り付けた時点でそれぞれの好みにより砂糖を加えるのだそう。
おいしい、というよりやはり「身体に良さそう」なイメージの味だった。中国では、古来からナツメの実を、生薬や薬膳の食材として用いてきたらしい。
2ヶ月ほど前、台湾人にナツメの実の使い方について尋ねたら「中国産のは危険だから食べないほうがいい。実家に帰ったときに台湾産のを持ってきてあげる」と言われた。そして、本当に袋いっぱいのナツメの実をもらった。お茶に入れてふやかして食べるのを勧められていたが、もっと面白い食べ方はないか、と探していたところなのでこのアワとのお粥は絶妙なタイミングだった。
で、翌日、早速真似して作ってみたのだけれど。
お粥じゃあなくて炊き込みになってしまった。とほほ~。
そういうわけで、ドイツで巻き寿司を学んだり教えたりしている私の生活だ。
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この中国人夫婦はドイツで生涯を終えることを覚悟でドイツ生活をしている様子。母国では不可能なことがここではできるらしい。「北京で家を買うことは高すぎて不可能」と言っていたな。
住宅を購入している何組かの中国人夫婦は皆そんな様子だ。もっと彼らの母国のことをいろいろ尋ねてみたいけれど、なかなか日本人の私としては遠慮しちゃう、かな。
受講者は二人、私も彼女も日本人だっ。「日本人なのに巻き寿司を作れないのか?」とタイ人女性に尋ねられた4年前の屈辱からかなり立ち直って、ドイツ人や在住外国人に寿司を振舞っている私だが、いまひとつ納得がいかない部分があり、学びなおそう、と考えたのだっ。もう一人の彼女は日本在住時には仕事に没頭していたので料理を学ぶ暇もない生活だったらしい。
まず、pau pau講師に簡単な玉子焼きを披露して貰った。何度も薄いレイヤーを重ねて作るあのやり方は失敗することが多く、また、ドイツ人などに教えるときも面倒である。
卵液を流し込み、半ば焼けたところで半分に折るだけ。これだったらまず失敗しないっ。巻き寿司の具として使うのならこれで充分だ、という意見で三人は一致した。
きれいに巻くコツは、具が海苔で包まれた状態で一度止まって押さえることだっ!
これをやらなかったから崩れやすいものばかり私は作っていたと思われる。
pau pau講師はちょっとプロをやっていたので、手さばきは素晴らしかった。
食後の一服。今の日本人はコーヒーね。
pau pauさん、ありがとう~
さて、その二週間後。今度はこの私が巻き寿司を教えるために知人宅に赴いた。
もうすぐ7月というのに暖房を入れないと薄ら寒かったこの日。
1年ほど前に中古物件を買ってリフォームしながら住んでいる30歳代の中国人夫婦宅だ。
何故かダンナさんだけがエプロンで身支度を始め、奥さんはうろうろするだけだった。
そういえばここで知り合った何組かの中国人夫婦、旦那さんの家事手伝い率はほぼ100パーセント。
仕事から帰ってくるなり子供の面倒を見たり料理を始めたりするのだぞ。中国人男性は家事をよくやると噂には聞いて(読んで)いたが目の前でその実際を見せ付けられると本当にたまげる。一応、共産国ということで夫婦双方で稼いで家事もやらなくてはいけない状況が続いたからなのだろうか?不思議だ。
ウチの夫など毎日よれよれになって帰ってくるのでとてもじゃあないが家事を手伝えと、私が思うことさえ遠慮がちになってしまう。
ブログ掲載許可をもらっているが(何でも撮影して出していい、と彼らは張り切っていたくらいだ)念のために目隠しを・・・読者の方が心配になってしまうらしいので。
手馴れた手つきで玉子焼きを作り上げた彼。この人だったらレイヤー玉子焼きも大丈夫だったなぁ。
左に出来上がった玉子焼きが見える。少々雑だけれど、途中で止めて押さえることなどをきちんとやったせいか、どれも上手く仕上がった。
すしを食べたり作ったりしたことがある経験のある人はドイツに多いが、寿司の飯には酢を入れる、という事実を知らない人も多い。
「寿司の定義は寿司酢(Essigmischungと私は言っている)が米飯に混ざっていることだ」と私はこうした機会に言うことにしている。この夫婦も知らなくて、以前作ったことがあるものより断然似おいしい、と寿司酢入り寿司を絶賛していた。
きれいに切ることもできた。
夫人のほうは途中から何かを作り始めた。寿司を作り終えると私たちはそれを食べることになった。
ナツメの実とアワのお粥だ。全く味をつけないで煮込み、盛り付けた時点でそれぞれの好みにより砂糖を加えるのだそう。
おいしい、というよりやはり「身体に良さそう」なイメージの味だった。中国では、古来からナツメの実を、生薬や薬膳の食材として用いてきたらしい。
2ヶ月ほど前、台湾人にナツメの実の使い方について尋ねたら「中国産のは危険だから食べないほうがいい。実家に帰ったときに台湾産のを持ってきてあげる」と言われた。そして、本当に袋いっぱいのナツメの実をもらった。お茶に入れてふやかして食べるのを勧められていたが、もっと面白い食べ方はないか、と探していたところなのでこのアワとのお粥は絶妙なタイミングだった。
で、翌日、早速真似して作ってみたのだけれど。
お粥じゃあなくて炊き込みになってしまった。とほほ~。
そういうわけで、ドイツで巻き寿司を学んだり教えたりしている私の生活だ。
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この中国人夫婦はドイツで生涯を終えることを覚悟でドイツ生活をしている様子。母国では不可能なことがここではできるらしい。「北京で家を買うことは高すぎて不可能」と言っていたな。
住宅を購入している何組かの中国人夫婦は皆そんな様子だ。もっと彼らの母国のことをいろいろ尋ねてみたいけれど、なかなか日本人の私としては遠慮しちゃう、かな。