怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

難民仲間

2016年02月06日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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身分証明カードの更新のために入国管理局へ行った。
結婚後の数年は何度も訪れたここだ。その頃とは違う光景を目の当たりにし、ドイツの今を感じた。
 
明らかに旅行者ではない風の大荷物が役所のあちこちに置かれていた。
そう、難民たちがここにやってきているのだろう。ドイツの普通の生活では見られない物資の置き方だ。
難民も、婚姻でここに住んでいる先進国から来た私も同じ役所の同じ窓口で手続きをするんだ。
彼らも私も外国人。
すでに私は二度も「あなたは難民ですか」と尋ねられているものね。悪気の無い口調だったのが救いだ。
役所の待合室は改修工事中だった。
職人たちが交わしている会話はドイツ語以外のどこかの言葉。見た目は東洋人でもアフリカ人でもない、一見欧州人風だ。ときどきドイツ語になるのは、ドイツ人がいるのか、あるいは複数の外国人がいて、共通語としてドイツ語を使っていたのかもしれない。

私もなんだか難民気分になってきた~。
いや、更新手続きは二枚の書類へのサイン、両手の人差し指の指紋登録、手数料60ユーロの支払いだけだった。予約した時間ぴったりに入室して、10分ほどで終了したものね。うふふ、難民じゃあない私。