怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

長い労働時間

2016年02月19日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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親しくしている近所のちょいとメタボな姉妹から写真が送られてきた。

私は彼女らに寿司作りを直接指導したことは無いのだが、寿司関連サイトやYouTubeを参考にして作ったのだそう。素晴らしい。
巻き寿司はラップフィルムを使って巻いたのだそう。

上手くできている。嬉しくなって、手持ちの使っていない巻き簾を贈ることにした。

「次に逢う時に、りすさんのために作ります」と約束してくれた。

その言葉から二週間が過ぎた。
気になって連絡してみると、転職して二ヶ月が過ぎた今の職場が忙しすぎて、休みが取れないのだそう。
店舗での販売の仕事なので、日曜日は必ず休みだ。(ドイツはどこの商店も基本、日曜日は営業してはいけない)
週休二日制なので、平常なら平日の一日を交代で休みを取ることができる契約らしい。それが今のところ無理なのだとか。しかも、勤務時間は午前11時から午後9時まで。ん?勤務時間中に二時間も休憩をとるシステムなのか、と尋ねたら「休憩は三十分だけなの」だとか。
ときどき、こうした長い勤務を強いられている人々に出会う。
ドイツ語コースで一緒だった、ルーマニア人男性は地元の大病院で働いていた。いつも夕方の授業に遅れてくるので勤務時間を尋ねたら「朝七時から午後六時まで」と言っていて、びっくりした記憶がある。
勤務時間が短いことで有名なドイツも、それは主に大企業や役所関係の話なのだろうなぁ、と寿司を作ってくれる約束の彼女らの話でしみじみと思った。

もちろん、自営業の夫にも勤務時間など存在しない。24時間、365日、いつも働いている彼だ。
「ドイツ人はよく働く」
という言葉はドイツの大企業と役所の人たちを除いて、まだ有効だ。