怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ピザトーストを進化させる

2016年02月11日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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朝食にピザトーストがお気に入りの夫。少し前に彼はトマトソースを塗らないものを混ぜて欲しい、と要求した。トマトソースが無いピザトーストはピザトーストじゃあないな、と思いながらも、快く承諾した。

私がいそいそと用意していると、脇から義母がいつものように口出しをしてきた。
「野菜を載せる前にバターかマーガリンを塗った方がいい」
「チーズは野菜の下におくのではなく、野菜の上にした方がいいのではないか」
私の言うこと、やることに必ず意見したがる性格を熟知している私だ。勢いで反論しても仕方がないので「次回ね」と答えておいた。
トマトソースでなく、バターを塗るって、そりゃ、きっとドイツ風ピザトーストかなっ!
チーズを上にしたら、野菜が柔らかくなる前にチーズが焦げてしまうじゃあないかっ!
頭の中で考えながら黙って作業したものだ。

さて、翌日の朝。
夫に義母が言った二つの妙な提案を話して、一緒に笑おうとしたら「チーズは上にしてください」と言ったので愕然となった。それはすでに私にはピザトーストと呼べない。

野菜トーストだなっ!

チーズの下のパプリカは火がとおっていないようだが、夫には関係ないようだった。
より重要なのは、とろけたチーズで野菜がパンと固定され、手で持って食べているうちに落ちてしまわないことらしい。
こうして、それぞれの家庭で独特の料理が発達していくのだろう。
自分のためにピザトーストを焼くときは、トマトソースを塗り、その上にチーズを載せ、さらにその上に野菜を置くぞっ!

追記。
夫は朝食に食パン8枚分の野菜トーストを平らげる。
写真は一人分なんだ。