怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

アフガニスタン人のケーキ

2017年07月15日 | カテゴリー分けするのに飽き
何かの集まりに行くと必ずと言っていいほどアフガニスタン人がいる。
ついに、ウチから徒歩の距離に住むアフガニスタン人一家と知り合った。
彼女から送られてきた自分自身の誕生日祝いケーキ写真。
ときどき「日本でもケーキはあるのか」と尋ねられる。私も「アフガニスタンにケーキはあるのか」と思ってしまうのだから当然の質問だろう。

徒歩で行くところができる距離に、ケーキを食べてくれる人がいるのは重宝だ。
知人・友人宅でケーキをいただくと、ウチでは誰も食べてくれないんだ。
義母は乳糖不耐症だし、義父ももらい物をほとんど受け付けない。夫も基本的にウチで作られたものしか口にしない。
ケーキをもらって、自分が一切れ食べて、残りの行き先ができた、と嬉しくなった。

その初日。
アルコールが使われていないことを確認したので、イスラム教徒一家の彼らにもOKのチョコレートケーキ。
A子さんはさっそく、緑茶を用意してテーブルを整えた。
私が知る他のアフガニスタン人家庭より豪華な室内装飾にびっくり。あちこち撮影してブログ記事にしたかった。
初日なので遠慮がちにこのテーブルだけで終わり・・・

推定年齢30歳前後のA子さんはその世代のアフガニスタン人女性としては珍しく、読み書きが自由にできる。
子供の頃一家でイランのホルムズ海峡に近い街に避難して、そこで育ち、大学まで行ったのだそうだ。
こちらに夫婦で難民としてやってきて3年。これまた他のアフガニスタン人と違って、すぐに滞在許可がでたらしい。
住んでいるそのアパートは難民用のものではないのは明らかだ。
義母に言うとその所有者をすぐに説明しだした。アフガニスタン人が借りていることはさすがに知らない様子だった。
何人かの難民支援者との交流も多いようで「ドイツ人の家庭の夕食は貧しげねぇ」と言っていた。
難民を食事に招く活動がある、と読んでいたが、それなのだろうな。

秋からは子供を保育園に預けて、またドイツ語コースに通う予定だとか。
旦那さんは何かの職業訓練を受けているらしい。
比較的順調なアフガニスタン人難民家庭だ。極近い近所の友人として上手く付き合っていけるかな。