怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

怪しくて魅力的なティーカップ

2017年07月28日 | カテゴリー分けするのに飽き
初めて訪問した家で出されたケーキとお茶。
旦那さんはポーランド出身のポーランド人、奥さんは近所に両親が住んでいるというドイツ人。
ケーキは旦那さんが焼いたもの。ポーランド風だそう。おいしかった。4,5切れを一気に食べてしまった。

緑茶もおいしかった。奥さんが大切にしているこのカップは中古店で買ったとか。

エキゾチックな柄が欧州人の眼を楽しませる様子。
私を初めとするほとんどの日本人は怪しい東洋柄と思うだろう。あるいは稚拙な柄だと思うだろう。
まあ、そんな感想は絶対に口にせず、「面白いですね。少なくとも日本のものではありません」
と無難に言っておいた。

裏を見ると堂々とわが国を語る文字が。

「なんて書いてあるのですか?」と尋ねられた。
正直に答えた。
「本当は外国で製造している場合も多いのよね」
と、彼らもちゃんと知っていたのでほっとした。
旦那さんの母国、ポーランドでは「イタリア製」と印刷する食器がたくさん作られているのだそう。
この茶碗の場合、日本製とは書かれていないのが微妙でいいところ。
日本風って装っているのさ。その下のアルファベットはどういうわけかドイツ語で「手描き」とある。
ドイツ人向け日本風ティーカップってことだな。一体、どこで誰が作っているのだろう?

東洋柄を美しく感じる奥さんってことで、私とも意気投合。
今後ともよろしく、ってところだな。