雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

そして名探偵は生まれた

2007-02-05 | 小説
 本格ミステリ万歳!!!

 と、いうことで、歌野晶午氏の『そして名探偵は生まれた』です。

 この本は表題作「そして名探偵は生まれた」「生存者、一名」「館という名の楽園で」の三本の作品から成っている、まるでサザエさんのような・・・いや、失言。

 気を取り直し・・・。それでは、
 
 まず初めに「そして名探偵は生まれた」なんですが、ね、なんか、ね、「おや?」と・・・。

 次に「生存者、一名」で・・・・「あら?」と・・・。

 ・・・・・・・・。

 う~ん・・僕ちん、ちょっとお眠になってきたよぉぉぉ・・・みたいな?なんだか、意気込んで読み始めたわりには、ハハッ・・まぁ、こんなこともあるよな・・・まぁ、ドンマイドンマイ!みたいな?雰囲気が漂ってきまして、とりあえず最後まで読まなきゃね、と・・・もはや渋々といった体で最後の「館という名の楽園で」を読むと、読むとっ、読むとっっ!

 おおっ!!!これこれ、これだよー!こういうのだよー!本格ミステリってのはさぁー!

 と、いう具合で、先の二作品の気だるさは吹っ飛びましたよ。

 うん、もうね、この「館という名の楽園で」はマジ、スゴイ、っていうか、オモシロいです、ハイ。

 これはね、ミステリマニア必読の一作ですよ。絶対に!

 きっと前二作品で焦らして、最後にメインデッシュ『どーん!』ってカンジなんですかね?
 何気に、そんなトリックなんですかね?

 何はともあれ、「館という名の楽園で」は私の中では名作です。

 本格ミステリ万歳!!!ってカンジで、お腹いっぱいなのです。
コメント (2)
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