雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

温室デイズ

2007-02-07 | 小説
 瀬尾まいこさんにハマりました。

『幸福な食卓』もすっごい良かったですが、今回読みました『温室デイズ』も、かっなり良いです。完璧、ハマっちゃいました☆

 この『温室デイズ』は『いじめ』を扱っていてテーマ的には重いんですが、読んでいても、どこか爽やかなんですよ。

 っていっても、やはりテーマがテーマだけに、時折「ズシッ」とくるところもありますが、なんていうでしょうか?文体が非常に柔らかいんですかね?

 いや、かといって「ゆるい」とか「ぬるい」とか「ぼんやり」なんてことはなくって、柔らかさの中に確実に硬い柱が一本(きっとそれこそが瀬尾文学の柱)がしっかりと伝わってくるんです。それが、押し付けがましくなく、自然と感じられるという。

 読んでいて気持ちが嬉しくなる、優しくなる、そんな作家さんの一人です。

 そして、瀬尾まいこさん。1974年生まれで、私と同い歳というのも、すごい嬉しいことです。ん?ハイ、まぁ、全く関係無いですけどね・・・。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする