
火曜日の朝、おはようございます。
今朝ご紹介するラーメン店は、秋葉原に出来た「志奈そば 田なか セカンド」です。創業は2015年12月30日。
店主の田中友樹さんは東京生まれの東京育ちで、現在はご家族で千葉県の九十九里に住んでいらっしゃいます。
田中さんは元イタリアンの出身、千葉県・茂原にオープンした「中華そば 鷸」の大口竜二さんとは、10年前の2006年「らぁ麺三軒屋」岬本店をいすみ市に大口さんがオープンさせた時に、総料理長という立場で経営に参画。店名の由来は地域の方に愛されるラーメン店を目指し、その土地の旧名を用い「三軒屋(さんげんや)」と名付けました。鶏、豚、牛の3つの動物系の素材を組み合わせ、じっくり丁寧に炊きこんだ深くコクのある塩ラーメンをリリース。スタイリッシュな内装と、他店では味わえない繊細な塩ラーメンは、それまでラーメンとは無縁だった女性客の支持も集め地域に愛される店となりました。
この経験と成功を起点に、田中さんは自分の故郷東京で千葉のラーメンを展開したい夢が芽生え、外房で千葉のラーメンを盛り上げたいとする大口さんとは仲良く別れて、2013年4月20日、東京・大塚に記念すべき1号店「志奈そば 田なか」をオープンさせました。
店名の「志奈そば」には2つの意味があるそうです。一つは高い「志」を持って、人生の「奈」落の底に落ちないようにという意味と、もう一つは愛するお子さんのお二人のお名前から一字ずつ取ったそうです。札幌の「彩未」や、北習志野の「麺処ゆきち」みたいに家族愛に満ち溢れていますね。
2013年にオープンした1号店のコンセプトは、生まれ育った東京の地で、第二の故郷千葉の海をイメージしたラーメンをリリースされたそうで、動物系を使わずに、魚系で店内を房総の海に見立てて、魚が元気に泳いでいるようなお店にしたかったそうです。また曜日別のメニューも斬新。毎週火曜日は勝浦坦坦麺デー、水曜日は蛤潮ラーメンデー、金曜日は重濃鯵ニボそば&つけ麺デー。オープンした時は自家製麺でしたが、現在は製麺所の麺を使用しています。
そして2号店、秋葉原のお店では、1号店とのブランドの差別化で、動物系の大山鶏の丸鷄を軸に、九十九里産鯵煮干し、片口鰯、潤目鰯、内房産黄金鯵、鴨川産ムロ鯵、ノルウエー産の真鯵、日高昆布、真昆布、干し椎茸、でじっくりと炊いたスープの「鯵煮干し中華そば」
タレは塩と醤油の2種類。
さらにつけ麺、アンチョビのまぜそばと、夜限定30杯の「至高の塩かけそば~房総の恵み~」が続きます。
秋葉原店、初訪は何を食べるか、迷いましたが、夜の部限定30食の「至高の塩かけそば、房総の恵み(1000円)」にしました。
千葉県房総産の伊勢海老、アワビ、サザエの半端ない旨味とコク。東京で千葉を存分に紹介していますね。素晴らしい。合わせる麺が、北海道産の「ゆめちから」に、国産の米粉などをブレンドして、もちもち感と、麺の啜り心地のエクスタシーを表現しています。
原価率も半端ないですが、これは食べるべきNAKEDですね。
それにしても秋葉原といえば、今から20数年前は電気街、新婚の家電製品は全て秋葉原で購入しましたが、現在はメイドカフェと、ラーメン屋さんがひしめき、カッコ良いオフィスビルも多数建ちまして、時代は変わりましたね。
毎日千葉九十九里から秋葉原まで通勤されている田中さんも凄い。
またラーメンを食べに伺います、寄り道はしません、多分(笑)