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博多ラーメン店チェーンの一蘭(福岡市)が、来年夏までに米ニューヨークに初出店する。麺やスープ、具材を現地で作るため店舗兼工場をブルックリンに、単独店舗を中心部マンハッタンに同時オープンさせる。吉冨学社長が26日、西日本新聞の取材で明らかにした。
マンハッタンでは、観光名所マディソンスクエアガーデン近くに315平方メートル(約70席)の店舗を構える。メニューのほか、座席を1人ずつ仕切る壁やのれんも日本と同じにする。投資額は2店で4億円。年間売り上げ計8億円を見込む。
これに先立ち、7月11日には香港店を開設する。同社の海外展開としては、市場調査のため、ニューヨークに不定期営業の店を構えたことがあるが、香港店が実質的に海外1号店になる。吉冨社長は「年間最低2店ペースでロンドン、パリ、北京など世界の主要都市に店を増やす」としている。
一方、同じく博多ラーメンの「一風堂」を展開する力の源カンパニー(福岡市)は2008年に開店したマンハッタンの店が好調なため、7月13日、近くに2店目を出す。