朝一に水槽を見に行くと、ゆうべ死にそうだったデバスズメの姿が見えなかった。どうせ朝まで持たないだろうから、カニやエビに食われる前に葬ってやろうかとも思ったが、まだ鰓が動いていたのでできなかった。頭くらいは残っているだろうとあちこち捜したら、水面近くで2匹が泳いでいた。
危うく死神になるところだった。
自分はと言うと、葛根湯を飲んで早寝した。鼻水とクシャミはまだ止まらないが重症にはならない気がする。きのうの整形医院では私の方が人混みにいたが、それを差し引いても90歳の母は私より免疫力がありそうだ。何事もなく生活している。「こっちが先に逝く」という冗談が現実味を帯びてきた。
「親死に、子死に、孫が死ぬ、めでたしめでたし」というが、天災や戦争でなくても「めでたくない」話はよくある。妹は37歳で亡くなった。その4年後に姑、2年後に舅、また2年後に大婆が98歳で亡くなった。まるっきり逆だった。
一汗掻いて治したこともあるが、きょうは走りも泳ぎも自粛した。