畝の間にモグラが死んでいた。5センチくらいの子供だ。なぜ地上に出てきたのか。たまに大きなモグラの死骸を見ることがあるので、何かの病気で這いだすのかもしれない。ちょっと深めに埋めた。
もともと水槽には派手な魚を入れていないので、青と緑のマメスナが消滅してから水槽の殺風景感が増した。魚はこれ以上増やしたくないので、性懲りもなくウメボシイソギンチャクを採取しに行った。
いつもいるテトラの陰を探したが全く姿が無かった。昔は飛ぶように歩いたテトラだが、慎重に恐る恐る、あちこち覗いてやっと二つ手に入れた。ほっとして涼んでいたら、足元の裂け目にビッシリいた。これは、しかし、獲りにくい。
別の裂け目にもビッシリ。裂け目があるのは、大潮か荒天の時しか海水が乗ってこない筈の場所だ。定住しているのは海面が上昇したからか。
自転車でガタガタ道を家に帰ると、危機的状況を察知してか、クローン(だと思う)を吐きだしていた。
子供も一緒に水槽に入れたが、底に着く前にシマキンチャクフグに食べられた。
もっとクローンを吐いてくれ。長生きしてくれ。