昨夜も鼠が現れた形跡はない。食べ物を片付け、各部屋の戸を閉めたからだろう。
洗濯、布団干し、掃除、よく働いた。芝生に雑草の緑が鮮やか、抜くには好都合、明日は草抜き仕事。
蛭子神社で今年も恒例の籤引きが９日にある。その抽選券が郵便受けに入っていた。景品は昭和そのままの生活物資だ。喪中なので初詣は控えた。葬式から５０日を過ぎれば参拝も問題ないという説もあるので、籤引きはいいような気がする。是が非でも引きたいわけではないが、箒や熊手はちょっと欲しい。
走りながら考えた。人の往来が少ない道を好んで走っているので、もし何かあって倒れたりしても、なかなか発見されないだろう。砂浜は釣り竿やゴルフクラブを持った人をたまに見かけるくらい。川の堤上道路では誰も見たことがない。ウェストポーチに氏名・住所・緊急連絡先・血液型を書いた札を入れているが、発見されなければ意味がない。
走る前からの頭痛が酷くなった。水不足だろうから、ちびちび１リットル飲んだが治らなかったのに、食後のコーヒーで消えた。８.７ｋｍ。
３時半に目が覚めた。快晴。月齢12の月が明るかった。トーストとコーヒーの後、息子を高速バス乗り場へ送った。帰宅して、なかなか寝付けなかったが、今度は８時に目が覚めた。目覚ましを使わなくてもだいたい思った時刻に起きられるようになった。失敗するのは疲れているときか、本気度が足りないとき。
子供らがいなくなり、相手をしてくれるのはネズミだけになった。
昨年末からネズミが出没している。秋口に一度出たが、殺鼠剤が効いて姿を消した。どこから侵入されたか分からない。数年前は床の１センチもない隙間からだったが、それは塞いである。
生ごみは毎晩整理して三角コーナーのすぐそばに殺鼠剤を置いているが、今度のネズミはこれまでノータッチだ。
炬燵とタンスに糞。タンスは、衣類を入れていた１段だけにあって、空の段には何もなかった。ネズミも温かい所を求めている。昨晩は衣類に替えて雑巾を敷き、その上に殺鼠剤を仕掛けたが、これもノータッチだった。ここ数日、少なくとも我が家では何も食べていない筈だ。
今朝も痕跡は皆無。食べ物を見つけられずに移住したのならいいが、出稼ぎなら戻って来るだろう。
帰京する娘を空港まで送った帰り道、娘からラインが入った。シャワーヘッドを交換するためのプライヤーを持たせたのが災いして、荷物を預けなければならなくなったとか。とんと気が回らなかった。
明日は息子が帰阪する予定。バスの時刻を訊くと、まだ予約していないと言う。せっかちな私がせかしたのでやっと予約を取る気になったはいいが、良さそうな時刻の便はすべて埋まっており、早朝４時過ぎの便になった。５日なら空いているだろうと予想したようだが、凡人の考えることはほぼ同じである。
去年の調査で、徳島県は年賀はがきがを出す人の割合が長崎県と並んで１位だが、貰う方の順位はちょっと低めだ。
喪中はがきを出さなかった人から何通かもらったので、寒中見舞いを用意した。関西の松の内は１５日らしいが、ここは四国だし、せっかちなので７日説をとって１０日に出す。喪中はがきを出した人からも来た。
年賀はがきと並んで、徳島県はお年玉の出費額でも１位だとか。私は何もしないが、徳島県人は伝統を継承している。
３時頃にトイレに起きて、左足の小指を柱にぶつけた。明るくすると目が覚めてしまいそうな気がして、いつも明りを点けない。
足の小指の骨は本来３本だが、日本人の８０％は２本しかないらしい。触って確かめた。そもそも足指の関節がはっきりしないものの、私も８０％に含まれているようだ。
樹上生活する猿は足の小指を使うのでたいそう立派だが、活用しなくなった人間の足の小指は貧弱だ。脳も、使わない小指にだんだん無関心になり、そこに小指がある事すら忘れかけているらしい。
脳に見放された感がある足の小指は、骨だけでなく爪を見ても、退化の途上にある気がする。
昨夜の痛打の原因は薄明りと寝ぼけ眼だけでなく、脳の足幅感覚も一因だった。
朝から寝正月を満喫するべく、節電のためエアコンは回さず布団に入り本を読んでいたら小一時間寝てしまった。疲労回復には睡眠が一番、結構溜まっていたようだ。
百人一首が特に好きなわけではない。むしろ面白さが全く分からないので、そのうち分かるかも知れないと思い関連本をあれこれ読んでいる。
田辺聖子の「小倉百人一首」は面白い。エピソードが盛り沢山だし、「これは駄歌」とはっきり書いてあるので "やっぱりそうなのか" と安心できる。９０首まで読み進んだので「古典まんだら」と「むかし・あけぼの」を購入した。
走り初めなので気合を入れて１０ｋｍ走るつもりだったが、途中で腹具合がおかしくなりショートカットし、我慢限界で帰り着いた。危うかった。走る前には疲労度だけでなく腹具合も注意しなければいけない。５.０９ｋｍ。
