江戸時代の 「旅行用心集」 に、注意すべき虫のことが書いてある。その中にマムシの挿絵があり 「蝮、はみ」 と書かれている。
私の住む地域では今でも蝮を "はみ" と呼んでいる。方言ではなかった。
また携帯すべきものをいろいろ列挙してある。面白いのは、懐中鏡・櫛・びんつけ油、ただし剃刀は宿で借りるべし。関所や城下を通る時にむさ苦しい格好をするなということのようだ。昔も今も、見てくれ・身だしなみは大事なのだ。
このほかにもいろいろあるので、巻頭の 「持ち物はなるべく少なくすべし」 はどうなったのかと思う。
おとといは月と金星が見事だった。
きょうは木星。