Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

実習雑感 11/30 (火)

2004-12-01 11:08:07 | リュウガクジダイ
今日の教育実習で感じたこと。
アメリカの学校では仕事の「線引き」がはっきりなされている。いい面もあるけど、「?」と思うこともある。

先生と、ある問題児について話していて、
「いやぁ、彼の親と話がしたくて電話番号教えろと言ったら、ウソの番号教えられてさ~」
こういうことは日本では起こらない。

アメリカでは、先生は生徒に関する一切の書類を持ってはいけないことになっている。
生徒の過去の成績、既往歴、特別支援教育受歴、家族構成、住所、連絡先・・・などすべての書類はカウンセラーが持っている。
先生の仕事は教科を「教えること」のみ。

ほとんどの先生が生徒の過去の成績(他教科も含)を知らないし、家族構成や連絡先を知らない。

問題がある生徒の家庭訪問はソーシャルワーカーが行うし、学校内で暴力事件が起こればセキュリティオフィサーが処理する。出席遅刻の記録はアテンダンスオフィスが担う。成績不良・生活面諸問題についてのケアと進路相談はカウンセラーが行い、その他精神的にもっとシビアな問題があるとなれば精神科医をすすめる。校長にはこれらすべてが報告される。

・・・わからん。
日本の学校から来た私には「?」なことが多い。家庭訪問、暴力、その他諸問題、成績面、すべて先生が全部把握していたものね。生徒宅へ電話一本かけられないのは、どうなんでしょう。

各領域を担っている人同士がコミュニケーションとらなければうまく機能しないし、実際にうまくいっているとは思えない場合もある。

ていうか、じゃあ具体的にどういう教育のあり方や施策がいいのさ?ってことを考えないとね。人の数だけある教育論のなかで。
一長一短だね的分析は誰でもできること。

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大好きな11月も今日でおしまい。
クリスマスの時期にJohn Lennonの歌う
"♪So this is Christmas, and what have you done?"(←タイトルなんだっけ)
を聴いて「今年はなにをしたっけな」と振り返ることが多い。

たいがい毎年「何もしてなーい」とか焦るんだけど・・・。
まぁ、ゆっくりマイペースに。できることを精一杯!
今年のカレンダー残り1枚だよ。
コメント (2)
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