Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

オフィスではなくフロアで考える

2010-02-12 01:32:50 | エクスプロラトリアム
エクスプロラトリアムにて。
今日はセバスチャンとモーターをつかったおもちゃのアクティビティを考えた。マイク達のチームでは活動案がしっかり考え抜かれていないうちにモノを持ってフロアに出て、実際にミュージアムを訪れるこども達と遊びながら現場で考えていくというスタイル。これはやってみると本当におもしろい。先週の段階でセバスチャンと私のあいだには大したアイデアはなかったのだ。でも今日フロアに出て、モーターでおもちゃをつくっていると、こども達がたくさん寄ってきた。こどもだけでなく、エクスプレイナーと呼ばれるフロアスタッフも興味深そうにたくさん立ち寄ってくれた。そして彼らと遊んでいるうちに新しいアイデアがいくつか浮かんだ。こども達のつぶやき、動かしている手、実験、試行錯誤、熱中ぶり、エクスプレイナーの話していることetc., そのすべてを耳をダンボにして聴き、観察しながらディスカッション。おもしろい活動はいつもインタラクションや手から生まれるね。「わ!すごい、これ見て!」とか「オオー!」とか。


例えば今日は、歯ブラシ+小さなモーターで走るBristleBot.
転なばいように「バンパー」、転んでも起き上がるように「幌」をつけてみた、という。

いきいきとした「!」や「?」に囲まれている時間はとてもしあわせ。
こんなふうにフロアに出てトライアルを重ねて、月末のワークショップに向けてアクティビティ、スペース、ツールを準備していく。なにがうまくいくかわからない、つまらないかもしれないし、何かおもしろいことが起こるかもしれない、という、このトライアルの段階がいちばん楽しいのかも。