Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

歯医者さんのあとのグッドモーニング

2010-02-15 04:14:15 | 日常
歯医者さん通いが続いていました。
1/4 診察→根っこに虫歯発見
1/5 根の治療専門医にてルートカナル治療
1/8 かぶせるものをつくる(銀にするか、金にするか、セラミックにするか選択)
1/26 仮のかぶせもの
2/12 セラミックかぶせもの完了!

1本の歯を治すのに、5回通院。先日ようやくセラミック(歯と同じような色でとても頑丈!)のクラウンをかぶせてもらいました。遅々としていましたが最初の緊急事態が済んだあとは痛みもないのでアポイントの間隔も2週間ぐらいあけながらの治療。毎回の診察アポイントは朝8時にとっていました。

歯医者さんまではバスを2つ乗り継いでいかなければならないので、朝8時のアポイントはちょっときつかったのです。毎回、朝起きて、ご飯も食べずに歯磨きだけして出かけました。それでも治療が無事に済んで(もう神経を抜いた歯なので麻酔などもせず)、歯医者を出るとまだ朝の9時だったりして。わ、一日はこれから始まるところじゃない!なんて。朝一番にいやなことが済ませられるって気持ちがいいものです。

この日はお昼からサンフランシスコのエクスプロラトリアムにいく予定だったので家には戻らず、でもお昼まで時間もあるのでバスにも乗らずに、少しバークレーをぶらぶらと散策。テレグラフ通りに素敵なカフェを見つけました。

The mixing bowl
coffee・food・friendsっていうコピーがいいです。
住所的にはバークレーではなくオークランドでした。
繁華街からは少し離れているので、朝のカフェは空いています。


はちみつやお茶、雑貨も売っていて、なんだか日本のカフェみたい。
オーナーはどんな人なんだろう。センスが素敵です!と今度声をかけてみたい。

家で朝食を食べずに出てきたので、ここで朝ごはん。
スクランブルエッグをはさんだベーグルをトーストしたもの。
このメニューの名前が good morning.
いい名前!いやな歯医者さんが終わってすがすがしい朝を満喫していた私にすんなりと響く。
グッドモーニング、なんてシンプルで素敵。
耐熱グラスに注がれたグリーンティも、大きめのリーフを入れる大きなティーパックもうれしい。
朝のカフェは好きだなぁ、ほんとに。
朝のタマゴも、朝のお茶も。「始まるわよ」っていうパワーをくれるのでした。

春のような日

2010-02-13 15:18:39 | バークレー

あれ? あれ? 春?
昨日の小学校でのワークショップの帰り道。
ひと仕事終えたあとの爽快感を祝福してくれるかのようなぽかぽか陽気。
両手いっぱいの重たい荷物も少しも気にならず、てくてく歩いて帰った。
気持ちも、足どりも、軽い。


寒いよー!と思っていたのに。
いつのまにか季節がつながって、すっかり春のような1日。
こんなにも可憐に花が咲き始めていること、ようやく気がつきました。

本当なら、春への変わり目っていろいろな気持ちが入り混じるもの(春が節目なのは日本人だけだけど)。日本にいたら、卒業シーズンだし異動の時期だし。あちこちで新生活のにおいがしてきそうな時期。春が来るたびに年度の変わり目によるいろいろな変化のために、少なからずセンチメンタルになったりしたものだけれど。

こちらの春への変わり目は、パラーン、ぴらーん、ぽらーん(どんな効果音?)、と一斉にお花が咲き始めちゃって、にぎやかです。ほんとに、赤や黄色やオレンジの、いろんなお花が突然に見頃です。

バークレーの春はなんだか「カラッ」としています。

オフィスではなくフロアで考える

2010-02-12 01:32:50 | エクスプロラトリアム
エクスプロラトリアムにて。
今日はセバスチャンとモーターをつかったおもちゃのアクティビティを考えた。マイク達のチームでは活動案がしっかり考え抜かれていないうちにモノを持ってフロアに出て、実際にミュージアムを訪れるこども達と遊びながら現場で考えていくというスタイル。これはやってみると本当におもしろい。先週の段階でセバスチャンと私のあいだには大したアイデアはなかったのだ。でも今日フロアに出て、モーターでおもちゃをつくっていると、こども達がたくさん寄ってきた。こどもだけでなく、エクスプレイナーと呼ばれるフロアスタッフも興味深そうにたくさん立ち寄ってくれた。そして彼らと遊んでいるうちに新しいアイデアがいくつか浮かんだ。こども達のつぶやき、動かしている手、実験、試行錯誤、熱中ぶり、エクスプレイナーの話していることetc., そのすべてを耳をダンボにして聴き、観察しながらディスカッション。おもしろい活動はいつもインタラクションや手から生まれるね。「わ!すごい、これ見て!」とか「オオー!」とか。


例えば今日は、歯ブラシ+小さなモーターで走るBristleBot.
転なばいように「バンパー」、転んでも起き上がるように「幌」をつけてみた、という。

いきいきとした「!」や「?」に囲まれている時間はとてもしあわせ。
こんなふうにフロアに出てトライアルを重ねて、月末のワークショップに向けてアクティビティ、スペース、ツールを準備していく。なにがうまくいくかわからない、つまらないかもしれないし、何かおもしろいことが起こるかもしれない、という、このトライアルの段階がいちばん楽しいのかも。

つかれたー

2010-02-10 11:10:34 | 日常
今日はまたバークレーの小学校でCLASSBOOKのワークショップをしてきた。学校教育に関心のある友だちコリーンがヘルプに来てくれたので、担任の先生もあわせて合計3人。とてもやりやすかった。でもやっぱりミュージアムでやるワークショップとは少し違って、先生のしつけや騒いでいる子に対しての警告メッセージが教室内にとびかってしまう。。どれだけ静かにできたかというとても基本的なことを加点・減点のポイント制でコントロールするのもなんだかなぁ、、と、本質でないところに色々と気をとられはしたが、手を動かして何かをつくるという活動はたのしい。まったくアイデアが出ない子も、さっさか手を動かしてすばらしい作品をつくる子も、みんなとても楽しんでやっていたようでした。(とはいいつつ、アメリカのこども達の、ハサミやノリの使い方にちょっとびっくりもしたのだが。慣れていないんだねー)

小学校の先生に知り合いが増えていくのもうれしい。今週は木曜日にもう1回あります。しかしあの24人のこども達相手に、毎日奮闘する学校の先生の体力に脱帽。私は今ほとほとつかれています。

今これはバークレーのカフェから更新中。このあとスペイン語のレッスンへいく予定です。スペイン語もたのしいのは今のうちかな?

2人の妊婦さん

2010-02-09 01:32:38 | バークレー
そういえばニナもコリーンも妊婦さん。
ニナは今月末には予定日がきます。コリーンは5月。この前コリーンに会った時に、ニナのBaby Shower(Baby Showerとは赤ちゃん誕生の前祝いパーティ)をどうしようか?と話して、私たちオランダ人&日本人だからBaby Showerの文化はないし、アメリカ的なことはせずに私たちなりのささやかなTea timeをしよう、となる。ということで日曜日の午後3時、Shattack Avenueにあるフランス菓子店Masse's Pastriesにニナを呼ぶ。

アメリカの体に悪そうなどぎつい色のケーキではなく、フレンチ系の繊細なケーキが主流。おいしい。自分が主役になるパーティが苦手なニナは、アメリカ的Baby Showerよりもこのsmall tea partyで正解!と喜んでいた。日々のつれづれ、2人の体の変化、ヨガの話、本の話(こないだブログに書いた食べ物の本)、パートナーの話など。日曜日の午後、シャタック通りを眺めながら平和なひととき。この日の話の流れで手芸部も発足。

エクスプロラトリアムにいけば日々が新しい人たちやモノとの出会いでエキサイティングだけれど、どこかでずっと緊張もしている。そんなとき、初めてこちらに来た時に友達になったこの2人の顔を見ていると古巣に戻ったような気がして(?)落ち着きます。

weird music and ...

2010-02-08 01:43:55 | バークレー
あぁ、今日も空きれい。すがすがしい日曜日の朝。
今日はゴールデンゲートブリッジの赤い橋も見える。手前に見えるのはヨットハーバー。週末になるとサンフランシスコ湾に数々のヨットやボートが浮かびます。


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金曜日の夜はスティーブの提案で友達6人でバークレーアートミュージアムの音楽イベントへ。変な音楽を聴いた。例えばスピーカーの上を振り子のようにマイクロフォンがスイングし、そのハウリングを聴く、とか。100個のメトロノームが一斉に動いてカチカチと大合唱するとか。ギターの弦だけを取り出してギィーギィーするとか。音楽カテゴリーとしてはパーカッションなのだそうだ。実験的音楽、とは聞いていたが、あまり理解できず。

会場のこのインスタレーションは楽しかったけれど。
オレンジの観客席。なだらかな凸凹に、腰をかけたり寝転んだり。あがるためには靴を脱がなければならない、というのがアメリカ人にはやや抵抗があるらしいが、私は嬉々として靴下になりリラックス。

金曜日の夜にアートミュージアムに変わった音楽を聴きに集まってくるお客さん達。こういうイベントに老若男女問わず幅広い集客力のあるところがバークレーという街の良さかもしれない、と思った。自由で個性的、かつ前衛的。

しかし、誰かの「デザートでも食べにいこう」の一言で、6人そろって途中で会場を出てきてしまった。バークレーのダウンタウンにあるアイリッシュバーBeckettsへ行き、山のように盛られたapple cobblerを食べたのでした。

結局、前衛的芸術よりデザートが大事。

ブルーベリーがおいしい

2010-02-07 06:16:36 | 日常
Costco(コストコは会員制ディスカウントスーパー)でいつも買うのは平飼い卵1パック(24個)、パン類(ベーグルやクロワッサン)、1ガロンの100%ジュースを2本など。この前はじめてブルーベリーを買ってみた。2ポンド(900g)で3~4ドルほど。

これが、おいしかった。

粒も大きいし、ひとつひとつがきちんと甘いブルーベリー。まるでぶどうみたい。こんなに甘くてぷりぷりのブルーベリーに初めて出会いました。

容量は1キロ近い。
買った時はこんなに食べきれないからブルーベリータルトでもつくってみようと思っていたのに、想像以上においしかったのでつまんでいるうちに1週間もしないうちにすべて食べしまった。。お菓子にするよりそのまま食べるのがいちばん!

くだものがおいしいのはカリフォルニアの良いところ。コストコで買いたいものリストが1つ増えました。

新しいスペースとワークショップ

2010-02-06 02:54:59 | エクスプロラトリアム
エクスプロラトリアムで準備していた新しいスペース。人生で初めてのペンキ塗りの様子をTime-lapseに撮りました。ウェブカムのTime-lapse機能を使って3つのカメラでいろいろな角度から撮影してみました。みんなに見せたら「2度つかれる」と笑われたけれど(ペンキ塗りって簡単なようでとっても体力消耗!1度塗り、2度塗り、3度塗りと重ねていかないといけないので大変でした)。ビデオで見るとあたかも簡単そうなのだけど、編集の結果そう見えるだけです。なにはともあれ、ご覧あれ。


これがほんの1週間前のことで、その週末には以下のようなスペースが完成(まだ手を入れるところはあるが)。ライティング、電気の配線、塗装、インテリア、レイアウト、展示、装置、入り口、出口、何から何まで自分たちで「つくる」、というエクスプロラトリアムのカルチャー、想像していたとおりでした。


いろんな方向を向いたカラーチューブが明かりや動きを感知してサワサワ~ッと揺れる、不思議なインスタレーション。


The Studio ... a work in process
みんなで作ったこのスタジオスペースは3年後の新しい拠点(エクスプロラトリアムは3年以内に移転が決まっている)に向けてのプロトタイプ。実験的なスペースなのです。いろいろなことがプロセスの真っ最中。


奥に見える壁に展示されている小さな筒たち。ちょっとわかりにくいけれど、筒の中にはLEDで光るバグが住んでいます。エクスプロラトリアムお手伝いの初日につくったものです。

そしてこのスペースでの初めてのワークショップ(先週末)は大盛況。このあたたかい雰囲気ただようスペースが人を呼び寄せるのだと思う。でも昨日、全体ミーティングでいろいろと意見を聞いて、まだまだみんな満足していないし、試行錯誤の途中なんだなと実感しました。私もうまく言葉にできないままでいます。

ルーカス犬

2010-02-05 15:48:36 | 日常
今週もあと1日!
心地よいつかれと、緊張と、反省と、期待と、いろいろ入り混じっている木曜日の夜。月曜日のコリーンとの生春巻きランチ。そしてジュディスのこと。火曜日の初めてのスペイン語レッスン。その他、日々のエクスプロラトリアムでの学びと感謝。書きたいことがいろいろあるけれど。

でも今日はこれだけポストして寝よう。
マイクの犬、ルーカス。

12年も生きてきたおじいちゃん犬です。3年前に初めて会った時はドアを開けてくれたんだよね。かしこいのです。でも最近は口のまわりが白髪まじりとなって、耳も目も悪くなってきたそう。マイクもカレンもできるだけ長生きしてほしくて大切に大切にしている。エクスプロラトリアムは犬を連れていけるミュージアムなので犬好きの私にはたまらない。犬を飼っているスタッフはほとんど連れてきているのではないか。

ルーカス、きみの存在にいつもいやされています。
長生きしてね。

再び、スペイン語

2010-02-02 15:17:48 | 日常
アメリカやイギリスその他、比較的英語が通じるヨーロッパ圏の国々を除いて、もう1つ違った文化に触れるとしたら、、、南米だなぁ。それとスペイン!スペインはまたゆっくり旅したい。だとしたら、時間のある今をもっと有効に使おう!と思いたって、スペイン語のレッスンに通うことにしました。めずらしく、フィリップの提案です。もう1人、南アフリカ人の友だちスティーブも一緒(南アフリカ共和国出身の人と初めて友だちになったんだけど、彼の場合、母国語は英語。南アって人口の1割は白人で彼はその1割)。

前にも書いたバークレーのアダルトスクールで、明日から始まります。コースは、Spanish - Beginning (スペイン語初級)。火曜日の夜2時間、週1で全部で9回のレッスンなので、そんなに多くは期待できないけれど、なんと言っても新しい扉をあける時のこの気持ち。こういうワクワクを何歳になっても大切にしたいと思います。あ、でもタイトルが「再び」となっているのは、大学時代に履修していて挫折したからです(苦笑)。

今回は大人の学び手として、どこまでいけるでしょうか。
っていうか、2人に負けないぞ。