ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

今宵の月

2011-01-10 18:52:14 | Weblog
夕方、西の方には美しい夕焼けが広がる時刻に、
デジタル一眼レフのレンズを望遠に取り替えて、月を写してみた。


クレーターが結構見えて、驚いた。
望遠鏡じゃなくても、こんなに見えるんだ。

そして、つい先ほど、真っ暗になった夜の空に輝く月にカメラを向け、撮ってみた。


すごい。
肉眼では見えない、太陽光が当たっていない側が写っている。

おお~っと、思わずベランダで声を上げた。
うちは周囲が暗いので、きっとこんなふうに撮れる。
東京も、まだまだ捨てたものではない。

大人はきたないのか

2011-01-10 12:46:48 | Weblog
「大人はきたないと思いましたね」
先日見た深夜の特番で、あるアイドルグループの女の子が語っていた。

真面目に見ていたわけではないから、その発言の前後はわからないのだけど、
すごく違和感をもったので、その一言だけが飛び込んできた。

なんとなく類推すると、
グループの他のメンバーが、誰かと付き合っていると報道された。
それは真実ではないのに、悪意のある記事だった。ひどい。とかなんとか、
きっとそういう流れだったのだろうと思った。

朝の通勤電車に、そのグループの歌をイヤホンで音もれさせながら、
死人のような顔で乗っているおじさんを、昨年結構見かけた。
だから、
「大人はきたない」って、そんな大人の欲望を煽っている部分もあるでしょうに。と思い、
承知で芸能界にいるんじゃないの。そういうところでお金を稼いでいるんでしょ。と思い、
この発言を流したってことは、事務所も了解済みってことだよなあ。
っていうことは、この子たちの売り方のコンセプトにあった発言なんだよな。と思って、立ち止まった。
プロフィールを見てみたら、その発言をした彼女も20歳を超えていて、しっかり大人だった。

まあ、きっとそんなに考えるようなコメントではないのだろう。
だけど、気になると、ぐるぐる考えてしまう。

今日は10日だけど、成人の日なんだなあと思って、
そういえば、いまの20歳くらいの人たちって、バブルの記憶がないんだな、と思った。

私も社会人としてバブルの恩恵を受けたことはないけれど、
親や社会全体が醸し出していたバブルの雰囲気は、学生時代に経験したことがある。
日本製品が世界中でちやほやされ、日本人はえらい、と、日本国内にいる多くの人が思っていた。
でも、今日成人式に参加する人たちは、経済が低迷して、政治もよくわからなくて、
終身雇用制が崩壊して、みんなが自分のことしか見なくなって・・・、という時代に育った。
単純化すると。

芸能界にいれば、バブルの時期にさんざんお金儲けした大人がたくさんいるだろう。
もちろん、ふるい落とされた人もいるけれど、
いま残っている発言力のある人は「勝ち組」だろうから、
「大人はきたない」の権化みたいな人たちなんだろうな。
きっと私は会ったことがないような、きたない大人に、わんさか会っているのだろう。

彼女たちは、私の印象ではどちらかというと「負け組」に人気があるアイドルっぽいけれど、
彼女たちのためにお金を引っ張ってくる人は「勝ち組」の人で、
その人たちは、話題になれば基本的に何でもいいと思っているだろうし、
だからこそ彼女たちも活動できるわけだから、負け組も勝ち組も、結局は持ちつ持たれつだと、
やっぱり私は思う。

ということで、「大人はきたない」発言は、
私がちゃんと番組を見ていなかったために、要らぬことをぐるぐる考えるきっかけになった一言、ということで、
私のなかでは落ち着いた。
きっとファンの人たちにとっては、そんなこと了解済みのテクニカルタームだったのだろう。

朝の散歩

2011-01-10 08:23:53 | Weblog
風が強い。きーんと鳴っている。

一瞬ためらったけれど、デジタル一眼レフを持って散歩にでかけた。
川沿いに歩くと、川下がちょうど東なので、朝日がのぼってくる。

いつもと違う光で見ると、見過ごしていたものが見えてくる。


水中にもぐる水鳥がいた。
私の気配を「危険」と思ったらしく、逃げて行った。


サギたちは、朝ご飯の最中だった。
白いやつは、警戒して、じっとする。


青いやつは、警戒して飛んで逃げた。
 

前のデジカメだと、ぶれぶれになったものが、比較的きれいに撮れた。
なるほど。あとは、勉強して腕を磨け、ということだな。

それにしても、朝寝坊の私がカメラを持って、
こんなに風の強い朝に出掛けるなんて、
いくら朝は人が少ないからと言って、なんだかえらい。