ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

今宵の月 5

2011-01-17 23:50:36 | Weblog
別に月フェチではないのだが、1月17日23時50分の月。



月というと、私は「コヤ・ライミ」を想う。
南米に栄えたインカ帝国では、皇帝が太陽で、お妃さまが月だった。
毎年9月、お妃さまである月の祭り「コヤ・ライミ」が催されたという。

もちろん、見たことはない。
どんなお祭りなのかもよく知らない。

でも、インカ帝国のお話に興味を持っていた小学生のころ、
アンデスの高地から眺める月は、どれだけ近く見えるだろうか、と想像した。

太陽は、まぶしすぎて見ることができない。
でも月は、きっとやさしくよりそう存在だったのではないか。

むかし、臆せず想像の羽をのばしていたころのことを、ふと思い出した。

いろいろな女性たち

2011-01-17 21:44:02 | Weblog
今日の帰り、新宿駅でパン屋さんに向かって歩いていたら、
向かいから、お目当てのパン屋さんの紙袋を持ち、
むしゃむしゃとクロワッサンをかじりながら歩いてくるOL風の女性とすれ違った。

気持ちはわかる。
が、かろうじて家まで持ちこたえた。
それは単に、うがいしてから食べたかった、というだけで、
以前、モスバーガーのフライドポテトを、
最寄駅から家までの道で歩きながら食べ、
食べ終わってしまい、家に着いてからガッカリしたことがあるので、まあ親近感がある。

今朝、ホームで電車を待っていたら、
となりに来た若い女性が、いきなりヤンキー座りをした。
いまは、ヤンキー座りとは言わず、M字開脚と言うのだろうか。
それすら、死語か・・・。まあ、いいや。
彼女は短パンに破れ気味のタイツを履いていたんだけど、
向かいのホームの人には、少々朝から刺激が強いのではないかと思った。

「みっともないよ」というよりも、「不快だから去れ」と声をかけそうになり、
そのうち私も傷害事件を起こすんだろうなあ、と、漠然と感じた。

食べながら歩く女性はゆるせるのに、ホームにしゃがみこむ女性はゆるせないらしい。
そして、通勤電車の中でおにぎりを食べている女性は不快の部類に入る。
この基準は、いったいどこにあるのか。
自分がやるかやらないかに拠っているのだけど、
やるかやらないかは、どこで決まっているのだろう。
自分の気持ちが謎だ。

今日は、女性でまとめようと、いま思った。

昼休み、派遣社員さんたちの話題は、およそ「家族ネタ」に収まったようだ。
両親、ペット、たまに甥っ子姪っ子。
彼女たちは結婚をしておらず、そして40歳にもなると、
どうやら彼氏ネタはタブーのようで、主な話題は両親がメインになる。

きっと、中学校くらいからずっと繰り返されている話題。
女性同士が一緒にいることを目的としているとき、
そして、趣味などの共通の話題があまりないときに、主に選択される話題「家族」。
そもそも女性は、「家族ネタ」を話したい人たちだし。

結婚しようがしまいが、個人の自由だし、
実家にいるほうが生活は楽だし、親も老いて面倒を見たいだろうし、
まあ、いろいろと一緒に住む方がいいとは思うけれど、
40歳くらいの女性が数人集まって、
「うちの父がね」「母がね」と、毎日昼食のときに話しているのは、
なんとなく・・・、やはり参加しなくてよかったと思う図だ。

3人女性が集まって「かしましい」状態なので、
さっさと昼食を食べ終わって、場所をかえることにしている。