お昼を食べるのが遅かったうえに
美味しいロールケーキまでいただいたので、
ごはん支度にとりかかるまえに、ちょっと鎌倉散歩。
トキさんの案内で
車の往来まばらな田楽辻子(でんがくずし)のみちを歩く。
「辻子」(ずし)とは、通りぬけできる小路だとか。
路ぞいの釈迦堂前に田楽師が住んでいたことから
鎌倉時代、この路をこう呼んでいたらしい。
毎年のことながら新緑が初々しい。
そこここで小さな花が咲く。
この季節の醍醐味、藤の花房も。
ならばと視線を泳がせるとやはり、
木々に這いそって伸びるヤマフジが花をつけている。
遠くてここまでは届かないけれど
近づけばきっと匂いたつような甘い香が漂っていることだろう。
姿かたちといい匂いといい、藤の花はなんとも優美。
配色の妙際だつヤマフジはなかでも極上だと思う。
さっきよりもゆったり気分で帰りみちを歩いた。
美味しいロールケーキまでいただいたので、
ごはん支度にとりかかるまえに、ちょっと鎌倉散歩。
トキさんの案内で
車の往来まばらな田楽辻子(でんがくずし)のみちを歩く。
「辻子」(ずし)とは、通りぬけできる小路だとか。
路ぞいの釈迦堂前に田楽師が住んでいたことから
鎌倉時代、この路をこう呼んでいたらしい。
毎年のことながら新緑が初々しい。
そこここで小さな花が咲く。
この季節の醍醐味、藤の花房も。
ならばと視線を泳がせるとやはり、
木々に這いそって伸びるヤマフジが花をつけている。
遠くてここまでは届かないけれど
近づけばきっと匂いたつような甘い香が漂っていることだろう。
姿かたちといい匂いといい、藤の花はなんとも優美。
配色の妙際だつヤマフジはなかでも極上だと思う。
さっきよりもゆったり気分で帰りみちを歩いた。