先月のある日、都内の某所。
川にかかる橋を歩いていたら、欄干のよこでカメラを構える人がちらほら。
なにごと?
と思ってカメラの向かう先を眺めると、スカイツリーが見えた。
…と、思う間もなく、川下から来た船が橋の下をくぐりぬけてくる。
なんだか一風かわった姿だ。
見たことのない船だけれど、何かに似てるような気もする。
何に似てるのか?
しばらく案じて思いいたった。
なんとなく、昆虫。
もっというなら、トンボの目。を、思わせる。
変わった船だったのに、船尾に日の丸が見えたほか船の備品など確認できなくて残念。
スカイツリー1周年の日だったと、あとで新聞で知った。
曇天なれど、かつての東京の水運を偲ばせる光景に出会い、妙に嬉しい。