先日、都内での打ち合わせのあと連れていっていただいた
下北沢のとあるバー。
おすすめは「すいかカクテル」ときいて、ためしてみた。
きりりと繊細なグラスを満たす、すいか色のカクテル。
きめの細かい乳白色の泡がいいアクセントだ。
すっきりした味わいのカクテルで喉をうるおしつつ、
グラスのなかに沈む、すいかの果肉をスプーンでつまむ。
味も歯ごたえもびっくりするほど「すいか」なのに、
ウォッカベースの、ちゃんとしっかり、お酒でもある。
最近わたしはウイスキーの水割りに興味があるので、2杯目は「山崎」。
もっとも、この日は水割りじゃなくロックだったけど。
涼をたのしむには、やっぱ氷でしょ?
これを眺めて瞳を閉じると、顔を涼風が吹きぬける…ような。
カクテルとウイスキーで、夏の疲れとれゆく気分だ。
このカクテル、なにしろ美味しくて飲みやすい。
どう美味しいかというと、端的にいえば、夏の渇きに効くかんじ。
下北沢へ連日かようのは無理だけど、そういえば
すいか農家の友だちの畑でできた珠洲のすいかを送っていただいたところ。
かつて今くらいの時期、わたしも
早朝と夕方に友だちのすいか畑で収穫や出荷をてつだったものだった。
快適なのは陽が昇るまで。
その後ぐんんぐん暑くなる畑で、汗をかきつつ重いすいかを黙々とはこぶ。
原発計画の予定地に含まれていたそのすいか畑で、
大きなすいか玉はもらうと嬉しいけど作業するには重労働だということや、
畑でたべる収穫したてのすいかがどれほど甘いかも、知った。
原発計画から守りぬいた畑で、この夏も友たちが汗を流している。
これは大地の恵み、労働の賜物、計画にゆれた歳月の苦楽の結晶。
今年もありがたく堪能させていただくつもり。
きょうは朝ご飯もスイカだったし、
カクテルにしてみるのも、いつもと違う味わいでいいかも。
珠洲のすいかは特にジューシィーだから、カクテルに向きそうだし。
さっそく翌日、ウォッカを買って「すいかカクテル」を試作してみた。
試作第一号は、
ウォッカ30ml程度とスイカ適量をいれてシェーカーを振ったもの。
きめの細かい泡はできなかったけど、それでもかなり満足の味わい。
すいかの甘さを生かしながら、
ウォッカを加えることですっきりした味わいになるよう。
おとな味のすいか、といっていい。
もう少し振った方が果肉がもっと崩れてよかったのかもしれないけど、
わたしが使ったシェーカーはそもそもカクテル用ではないし、
ひとまずは「これでもよし」としておこう。
すいかネタついでに、
最近わたしが涼感演出用にひっぱりだしてきた小物をひとつご披露。
すいかのナプキンスタンド。
いままでは玄関において
来信をたてておくという使い方をしていたけれど、
この夏はじめて卓上にもってきて、本来の使い方をしている。
これも猛暑の思わぬ影響、かな。
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