1年前のいまごろ
祝島では
ヤズ(若手ブリ)豊漁という
嬉しい日が続いていました。
ある日、
祝島漁師のタミコさんに連れられ
私も沖へ出てみました。
船を停めても
錨は下ろさないまま
釣り糸を海へ垂らしてアタリを待つ。
私にとって初めての
「流し釣り」。
糸を持つ指先に集中しつつ
同じように釣りをする他船と衝突しないよう
常に周囲への注意も要る複雑な仕事です。
タミコさんは
次々に魚を釣りあげていて
さすが・・・の一言。
その日はけっこう波強く
素人には危ない感じもあったため、
チョットだけ釣りをさせてもらうと
私は動画を撮らせていただきました。
10分弱の動画です、
よろしければ是非ご覧ください
今年はこの海で
上関原発をつくるため
中国電力が
まもなくの海のボーリングをしようとしています。
本日11月8日〜13日は準備作業、
11月14日〜調査の予定と発表されています。
祝島島民の会のブログ
http://blog.touminnokai.main.jp
どうぞご覧になってください。
2011年2月、
3.11直前、この海は
「上関海戦か?」と思う状況でした。
当時の様子は
こちらの動画でご覧いただけます。
「2011年2月、祝島沖で。」
(連続エッセイ潮目を生きる・1:海賊の島々と祝島」掲載)
10年も経たずに
当時の再来のような状況になるなんて。
かつてより一層
愚かしく情けなく、
まだ生まれていない未来世代にも
人間以外の生き物にも
申し訳なさが募ります。
調査/工事の中止に向けて
今すぐできること。
あなたも声を届けませんか。
1)山口選出・総理大臣・安倍晋三・自民党へ。
2)中国電力へ。
3)海面の埋め立て権者である山口県へ。
自由にものが言える
住みよい社会のためにも、
できることを、ひとつひとつ。
(2011年3月11日、田ノ浦から望む祝島。)