太平洋側に位置する湘南の12月は
気温は日ごとに下がるものの、陽射しがあれば日中はまずまずあたたか。
そんな午後、ひさしぶりに鎌倉山の「ユスラウメ」へ出かけた。
このお店は、いさぎよい。
吟味した材料で、限られた種類の菓子を焼き、この地での提供に適した期間に営業する。
というわけで、たとえば真夏の暑いころは長めのお休みとなる。
こちらのクルミパイとアップルパイが、とくにお気にいり。
店先の草花も「ユスラウメ」の魅力のひとつだ。
この日も、晩秋の祝島でもみかけた、赤い提灯みたいな花が愛らしい
ウキツリボク(たぶん…)や、
暑さにも寒さにも強い、丈夫さが取り柄の(?)ホトトギス、
ただよう香りでそれとわかる水仙などなど
黙々と咲いていた。