サバ奈子

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札幌市 野外彫刻 その22

2021-09-14 06:35:38 | 野外彫刻

札幌市資料館です。

この建物は登録有形文化財になっています。
第01-0001号
この構造物は貴重な国民的財産です
文化庁

建物の中に入り、最初これがテミスの像なのかと思いました。

法の女神像
法の女神は、ギリシア・ローマ神話に登場する女神で、西洋の法思想から
生まれたものです。
目隠しは私情をはさまず心の目で真実を見ることを、右手の秤は公平を、
左手の剣は正・不正を断じり正義を表しています。

この像は、初代札幌控訴院長 能勢萬氏が所持していたものです。
寄贈
能勢協氏
平成6年5月10日

リストを見ると外壁にあるというので、正面玄関上のこの彫刻と気がつくまで時間がかかった。

なるほど。目隠ししているし。

左右に天秤と剣がある。

テミスの像
山本新蔵

今は札幌市資料館になっているこの建物は、札幌控訴院として建築されました。

札幌景観資産
第17号
札幌市資料館(旧札幌控訴院)
建築年:大正15年(1926年) 構造:組積造一部鉄筋コンクリート
外壁は札幌軟石とれんがを組み合わせた組積造、床や柱は鉄筋コンクリート造の
特殊な構造の建築物で、札幌控訴院として建設された。
正面玄関上部に目隠しをした女神の顔像、公平を表す天秤と正義を示す剣が彫られ、
法の権威と公正の原則が表現されている。大通の西端のアイストップとして、
印象的な景観をつくりだしている。
札幌市創建120年記念
「さっぽろ・ふるさと文化百選」
昭和63年選定
札幌市

名久井十九三の裸婦を探しに、さっぽろ芸術文化の館に行ったのですが、解体
工事が入っていました。
撮影日2020年7月17日のため、現在はもう少し工事が進んでいるかと思われます。

さっぽろ芸術文化の館は、北海道厚生年金会館として建築され、ホテル部門も
ありました。
国の年金・健康保険制度改革の一環として平成22年9月までに売却されることが
決定しました。
しかし北海道厚生年金会館については、引き続き機能維持される必要があるとの
認識から、札幌市が取得することとなり、札幌芸術文化の館と名称を改めました。
平成22年4月1日からはネーミングライツ協賛企業の決定を受け、ニトリ文化ホール
となりましたが、老朽化のため解体されることになりました。
不要となったホール機材、音響、ピアノ等は入札を行い売却されたとのことです。
彫刻はさっぽろ芸術文化の館2階にありましたが、どこに行ってしまったんですかね?

ちなみに名久井十九三はなくいとくぞうと読むとのことです。

コメント
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