サバ奈子

むかし猫ブログ、いま趣味ブログ

恵庭市 野外彫刻 ユカンボシ河畔 彫刻広場2

2020-06-05 05:18:14 | 野外彫刻

ユカンボシ川の豊かな自然を守り伝えていくため、2000年に公園整備が
スタートしました。

道内外6人の彫刻家が実際に現地を訪れ、自然環境との調和を大切に
しながら制作した作品が設置されています。

「ユカンボシ」とは、アイヌ語で「鹿の住んでいたところ」という意味です。

樹とともに-赤いかたち
植松奎二

はじめて、ユカンボシ河畔の地を訪れたとき、街の中の一角に、水と緑の自然が
遠い昔から残っている風景と出会い、彫刻のイメージを強く喚起された。雪のまだ深い
過半を歩きながら、池に映る四季を想い、風景の中の記憶、かたち、風景の中の色
という言葉がこころに浮かんだ。
ここでは、自然と共生する彫刻、あるいは、以前からそこにあったように自然な
かたちで息づき、呼吸するような彫刻を作りたいと思った。

1947年 兵庫県生まれ 神戸大学教育学部美術学科卒業
現在、大阪とデュッセルドルフに在住

時をみつめて
山本正道

橋とセットの作品。

1941年 京都府生まれ 東京芸術大学部彫刻科卒業
現在、東京芸術大学教授
神奈川県在住

「メサ」とよばれる台地のかたちと「石橋」の構成による彫刻作品。
森の奥から湧き出た水は、やがて小さな支流となって池となる。そこに架けられた
〈小さな石橋〉と、小径でむすばれた〈台地を模したブロンズのかたち〉により、
公園の自然をさらに豊かな姿に見せるよう努めた。

Cube
丸山隆

1954年 長野県生まれ 東京芸術大学美術学部彫刻科卒業
現在、北海道教育大学助教授
札幌市在住(と紹介があったが、2002年に亡くなっている)

宇宙の摂理だとか、人間の認識のことだのを悶々と考えてCUBEという彫刻を造り
ました。でも、私がそう思って造ったからといって、そう見なければならない
理由はもちろん一切ありません。ユカンボシの恵まれた空間の中で、私の彫刻を
くぐったり、座ったり、お弁当を食べてほしいと思っています。そしてふと振り
返った瞬間に、空間の不思議さに思いを馳せてもらえたらこんなうれしいことは
ありません。

ユカンボシ河畔 彫刻広場
恵庭市駒場町5丁目 657-1


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