映画がすごく良かったんだけど、ケストナーの原作を読んだ方達の、本の方がもっといいという感想を読み、文庫本『飛ぶ教室』をすぐにネットで注文した。
生き生きと描写される少年達のひたむきな姿と、素敵な大人達の友情。私は本も大好きになった。
特に映画では描かれなかったマルティンと正義さん、そしてマルティンのクリスマスの場面は、またもや電車の中で読みながら涙してしまった(^^;)
この感想を書いている時点で、既に2回読んでいるんだけど、最近あまり小説を読んでいなかったせいかもしれなかったけど、読後の満足感と癒され感がとても心地よかった。
小説なんて通勤時に軽く読む程度としか思っていなかった自分が恥ずかしくなるくらい、癒されていた自分がいた。
改めて本を読むことの楽しさと、本が持つ癒しの力を感じさせてくれた作品だった。小説を読むって、やっぱ素敵なんだなあ(^^)
映画がかなりアレンジされていたことが分かったけど、作品を包む明るさと、ピュアな空気はどちらも同じで、改めて映画の完成度の高さを感じさせた。
しかも映画を先に見ていたことで、たぶんイメージしきれなかったであろう、ドイツの歴史を感じさせる建物や町並みが、読んでいても鮮やかに浮かんできて、先に映画を見て大正解だった。
児童文学だけど、子供より大人の方がずっと面白く読める小説です(^^)