最近は読書が楽しい。
本を読むことは昔から好きでいろいろ読んでいたが、ほぼ時代小説ということで、偏り過ぎていた。
それがある時、伊坂幸太郎の「アヒルと鴨のコインロッカー」と、さらに「死神の精度」を読んで、時代小説以外でも面白い本があることを、今さら知ってしまった。
そこで初めて「本屋大賞」なるものを知り、ランキングされた作品を中心に読んでいったら、ほぼはずれなし。
世の中には知らないうちにこんなにも面白い小説が溢れていたんだと知る。
今更だけどこんなにもたくさんの素晴らしい作家がいたことを知る。
だって満員の通勤電車の中で、思わず笑ったり、泣いちゃったりしちゃうんだよ。
楽しすぎる。
おまけに自己満足だが、感想を書くのも楽しかったりする。
今映画の方は停滞気味だ。
あんまりいい映画に当たらないのだ。
ただ2015年はお祭りイヤーらしい。
それは人気シリーズ映画の続編がたくさん公開される1年となるから。
「アベンジャーズ」に「ターミネータ」そして「スター・ウォーズ」。
これは楽しみな一年になるね。
ただこういう派手な映画は、観るのは楽しいが、レビューを書く楽しさは、実はあんまりない。
複雑で大がかりな映像を表現するのが難しいし、やっぱり観てただ楽しむ作品であるから、レビューすることが野暮である。
その点小説の感想は、たとえ的外れでも自分が感じたままの、自分の中に映し出された映像を、ただ書けばいいので楽である。
まだまだ気が付いていない素晴らしい小説を、ひとつひとつ探し出していく楽しみが、まだ山のようにあるだろうことが嬉しい。
最近は読書が楽しい。