ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

初回限定盤

2013年05月12日 | 映画

 先日予約していた『大脱走 製作50周年記念版コレクターズ・ブルーレイBOX』がついに到着した。

この作品は何度も見てDVDも持っているのにまた買ってしまった。

ブルーレイで格段に上がった画質で観たかったのはもちろんだけど、それだけではない。

このBOXには特典が付いていて、それがどうしても欲しかった。

それは『大脱走』製作50周年記念ポストカード・セット20枚組(非売品) というおまけ。

スティーブ・マックィーンをはじめとする出演者のブロマイドが20枚もついているのだ。

負けたよ。

このマニア心をくすぐるいかにもな売り方に簡単に負けたよ。

 

初回限定盤・・・、なんて魅力的な響きなんだろう(^^;)

最近は古い作品もこういう手で売ってくるのでかなわない。

廉価版も発売されるんだか、どうしてもおまけが付いてる高い方を買ってしまう。

フィルム・セルやら、解説や写真が収められたブックレットなどなど。

 

 ただねえ、この初回限定盤って高いのでちょっと売れないのか、結構Amazonでは売れ残ってて、バーゲンされちゃうんだよねえ。

ちょっと我慢していれば安く買えたのにってことがたまにある。

でも売れちゃってなくなったら終了ってところがねえ、つらいところだね(^^;)

 

 そして次に狙っているのが『レ・ミゼラブル 〈ブルーレイ・コレクターズBOX(5枚組)』だ。

特典は豪華フォトブックに限定版コレクターズ・カード(6枚組)。

カード6枚組っていったって、私はアン・ハサウェイが欲しいだけなんだが、バーゲンまで売れ残らないかなあ(^^;)

カードもラッセル・クロウのなんかいらないんだけどなあ。

 

だいたいおまけを付けて定価が上がるなんて、おまけじゃないよねえ。

今までの特典でお気に入りのひとつに『ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 ロイヤルBOX 』に付いてたオリジナル・フォトフレームがある。

これはいまだに飾ってある。

でもこのBOXの特典はこれだけじゃなく他にもいろいろついていたんだけど、まったく私には用がない大きなジュエリーBOXの扱いには困った(^^;)

この初回限定盤のBOX、2004年に発売されたので、さすがにもうないだろうと調べてみたら、しっかりAmazonで私の買った半分以下の値段で売られていた。

14点在庫有り。

ご注文はお早めにだって。

どんだけ売れてないんだっていうの、もう~(^^;)


ジャーニー『ドント・ストップ・ビリーヴィン』

2013年05月07日 | 音楽

258 海外TVドラマ「glee/グリー」の中で歌われたジャーニーの「ドント・ストップ・ビリーヴィン」が凄くよくて、昔よく聞いていたジャーニーのオリジナルが聞きたくなり、すぐにiTunesでダウンロードした。

「やっぱりジャーニー最高だね!」なんて今でも聞いてるんだけど、つい最近とんでもないことが判明。

なんとボーカルがスティーブ・ペリーじゃなくて、まったく違う人が歌っていたのだ。

この新ボーカル、のびやかな艶のある声といい歌のうまさといい、もうスティーブ・ペリーに驚くほどそっくりなのだ。

うまいこと代わりのボーカルが見つかったんだなあ、なんてちょっとネットで調べてみたら、この新しいボーカルを向かい入れてツアーをするジャーニーのドキュメンタリー映画「ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン」の予告編を発見。

この新ボーカルのアーネル・ピネダはマニラ出身で、偶然You Tobeでジャーニーの曲をカバーして歌っているところを発見されてスカウトされたんだって。

彼のもとにメンバーから“ほんもののジャーニーで歌わないか”なんてメールがきたなんてシーンもあり、これぞアメリカン・ドリーム!、人生何があるかわかんないねえ。

ほんと素晴らしい歌声だ。

それからこれも知らなかったんだけど、ジャーニーを脱退したスティーブ・ペリーはその後どうなったんだろう、なんて調べたら、体調不良になったり股関節を手術したりといろいろ大変だったみたいで、これも驚いたんだけど、脱退後はほとんど表舞台に現れてないんだね。

あんなに歌が上手かったのに、なんだか切なくなってしまった。

なんにも知らずに気持ちよくオリジナルと思って聞いてたほうが良かったなあ・・・。


『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』

2013年05月06日 | 映画

 新しく生まれ変わったヱヴァンゲリヲン新劇場版の第3弾、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を観る。

前作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」から3年、満を持しての公開であったが、どうやらとんでもない作品になっているとの噂を知り、ブルーレイの発売を複雑な気持ちで待っていたが、やっぱり発売日に即購入してしまった。

TVシリーズから見ている者達にとっては、どんな出来であろうとも、ここまでくればもはやその行方を見届けることは義務だね(^^;)

 碇シンジの覚醒により引き起こされた“ニアサードインパクトから14年、地上のあらゆるものは破壊され、あたりは赤く染まった地表と海が広がっていた。

衛星軌道上では、NERVによって封印された初号機を奪還するため、エヴァ改2号機に搭乗したアスカの姿があった・・・。

 オープニングから観客は、なんと物語は前作のエンディングから14年を経過し、全く予想だにしない状態の中に突然放り込まれるシンジ君状態にさらされる。

噂には聞いていたが、あの前作の良くも悪くも明るかった楽しいヱヴァの世界はどこにもなく、「なにこれ?」を連発しながら、初見はとんでもないストレスを抱えたまま終了。

観終ったあとは、あの14年の間に何があったのかほとんど語られない不親切さと、監督のいくら自分の作品だからと言ってここまで自分勝手に設定を丸ごと変えていいのか、という憤りしかなかった。

そしてせっかく買ったんだからともう一回見てみると・・・、これがねえ~、意外に面白かった。

いまだに分からないこともたくさん残っているが、2回目ともなると頭がそれなりに整理されて見てるので、余分なストレスを感じず、集中して観て初めて気が付くところがたくさんあった。

ストーリーの流れもそれなりに(まあ最初に比べたらって程度だけど・・・)わかり、動きが激しすぎてよくわからなったアクションシーンもよく見ると凄いことになっているのが確認できた。

ディテールにとことんこだわった精密さに、CGを融合させた素晴らしいアニメーションは観る者を釘付けにし、目まぐるしくその視点を縦横に走らせるカメラワークと併せ、最高の技術を見せていた。

そしてストーリーは容赦なく突き放すカオスな世界こそがヱヴァと言わんばかりに暴走し、ただただ呆然とする。

やっぱりこっちに舵を切りましたか、庵野監督。

ファンの間では賛否両論らしいが、私はやっぱり前作のキャラクターが生き生きと躍動するヱヴァの方が好きだなあ。

ただ戸惑うばかりのシンジに、プリプリ当たり散らすばかりのアスカ。

そして満を持して登場した渚カヲルの中途半端な存在に、もはやでくの坊になってしまった綾波レイ。

あとはほとんど個性を感じさせないその他の登場人物たち。

この薄っぺらいそれぞれのキャラクターたちの描写は、まったく魅力を感じさせず、「なんか、もうどうなってもいいかな」、なんて気分にさせる。

とりあえず次回作のエンディングに向けて、観客の頭をシャッフルしたかっただけのような作品になってしまったのは残念だなあ。

最後に、前の劇場版のエンディングのような、不快指数MAXなラストは勘弁してほしいねえ(^^;)