ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

朝の通勤ラッシュでいまさら

2024年12月21日 | 日記・エッセイ・コラム

 毎朝、録画でも見てるように通勤電車がホームに到着すると、降車口にぎゅう詰めになった乗客たちが、まるでところてんのように車両から押しだされ一気に吐き出されていく。

自分もその人並みと一体となってホームに降り立ち、人並みに流されるように歩き、改札口への階段を降りていく。

その階段も当然いっぱいの人混みで、ノロノロと全員が足並みを揃えて進んで行く。

中にはスマホを見ながらや、話をしながらゆっくりと降りていく人に、急いでいるのか列の中を強引に駆け降りていくものもいる。

その中にいる自分は、たった階段を降りていくだけなのに、ゆっくり降りるから前にスペースが空いてるとか、そんなに急いで降りても変わらないよとか、そんな些細なことにわずかなストレスを感じている。

 そんな時、2週間ぐらい前のある日の通勤電車で、いつものようにホームに吐き出された私は、この日は一斉に階段へと流されていく列を抜け、ちょっと疲れていたのかそのままひとりホームに残り、遠く外の景色を見ながら”ふう~”っと深呼吸をした。

改めて見る外の景色はきれいな青空でビルの隙間から太陽の光が射しこみ、なんだか心地いい。

ホームが高いところにあるので、そこからついさっき一緒に降りていった人だかりが歩いて行く姿や、駅の方へ走ってくる人なんかも見えてる。

他にもバス停でバスを待ってる人や、何台も並んでいるレンタサイクルの一台を引き出し乗っていく人。

普段は気にもしない俯瞰で見る何気ない景色に、なんだか気持ちが癒されていった。

何だろう?

 ”いつもと違うことをすると、必ずいつもと違うことが待っている
普段やらないことをすると、必ず普段とは違うことが起きる”

これは何かあると私がよく思うこと(^^)

そしてそれは大抵はいいことにはならないんだけど、この日はここからいいことが起こった。

時間にして3分ぐらいだったと思うが、そろそろ行くかって誰もいなくなったホームから階段へ向かう。

階段の前に来て、下を見下ろしたときに意外な光景が目に入る。

当たり前だけど、あの人でギュウギュウになっていた階段は、誰もいなくなり空っぽになった空間にはただきれいに並んだ階段がむき出しで見えている。

ゆっくりと階段を降りると、改札口の前にもほとんど人はおらず、駅前もがらんとしている。

たったホームで2~3分ぼんやりしてただけで、こんなに情景が変わってしまったことに驚く。

何年も通勤してて、毎朝あの集団と一体になって動いていたのに、たった2~3分スルーするだけで、こんなに穏やかな世界になるんだと、改めて驚く。

そして何でもっと早く気が付かなかったのかと、悔しくなる(笑)

 それからは、ホームに降りたらゆっくりと外の景色を観ながら深呼吸をし、マイペースでがらんとした駅を出ていく。

”普段やらないことをやると、必ず普段とは違うことが起きる。”

大抵はいいことはないが、たまにはいいこともある(^^)


火野正平さんをしのんで

2024年11月23日 | 日記・エッセイ・コラム

 今週の水曜日、お昼過ぎになにげにスマホでネットニュースを見ると、

”【訃報】火野正平さん、75歳”

という文字が目に入る。

「えっ!」

持病の腰痛で「NHKにっぽん縦断 こころ旅」のロケ参加は中止になってたことは知っていたが、あまりに急な訃報に悲しさと切なさがこみ上げ一気に力が抜けてしまう。

私は「こころ旅」が大好きで、そのなかでみせるどんなときでも変わらない自然体の正平さんが大好きで、植物や生物に向ける優しい表情に照れ笑い、そして綺麗な女性を見たときにスイッチが入る表情に、高いところが苦手で怯える表情に・・・。

チャリオに乗ってひたむきに走ってる正平さんの姿に、癒やしと元気をもらってたんだろうな。

芸能人の方が亡くなったというだけで、自分がこんな気分になってしまうんだと自分でちょっと驚いている。

 そこで、前に地元に正平さんがロケに来て、食事した場所へ行って同じものを食べようということになった(^^)

まず創業60年以上地元のみんなに愛され続けている老舗中華料理店へ行ってみる。

11時半頃に入ったがほぼテーブルは満席で、店員の人に相席でと言われたが、ちょうど終わったばかりで片付け中のテーブルがあり、そこへ座らせてもらう。

ここはお昼は定食が人気で、周りを見てもほぼ定食だったが、私の注文はもちろん正平さんと同じ「天津飯」だ。

ふわっふわの卵にたっぷりとかかったトロトロのあんは、見た目より塩っ気もおさえられていてあっさり。

一口口に入れるともう止まらない(^^;)

ノンストップで食べ終わってしまった。

お店でそんなことはしたことなかったが、ごちそうさまといって合掌。

 続いて昨日、同僚がネットで探し出してくれたカレー店へ行く。

メインの国道から一本中に入った道沿いの一角に隠れ家のようにひっそりとたたずむお店を発見。

クラシックの音楽が流れる店内は意外に広く、大きなテーブルに年配の女性が3人と別のテーブルに男性がひとり食事中なだけで、他に客はいなかったこともあり店内の静けさに落ち着いたモダンな雰囲気がいきなり心地いい(^^)

ここは当たりかも、なんて思っているとすぐに店員の女性が近寄ってきて、さらに奥の客席に案内される。

丸いテーブル席に座り、すぐ横の大きな窓からは緑とテラス席も見えている。

店員の女性からメニューを渡されたタイミングで、思い切って聞いてみる。

「まえに火野正平さんがここで食事されましたよね、どれを食べたんでしょうか」


まずサラダが出てきたんだけど、リンゴに芋にエンドウ豆にといろんな具が入っていて、なんて手の込んだサラダなんだと感心する。

そして正平さんが絶賛したカレーが出てきた。

”無添加で小麦粉を使わず、90%以上野菜でとろみをつけた”

というこだわりのルーは、スパイシーさの中にもしっかり甘みがあり、ここまで繊細な味わいのあるカレーはちょっと今までにない程のおいしさで感動だった。

食べ終わりレジへ向かうと、レジ横に飾ってあった正平さんと店員さんたちが一緒に写った写真と、正平さんの似顔絵に”火野出没注意!”なんて書かれた丸い金色のステッカーを発見(^^)

店を出たときは、いいものを食べたという満足感と、なんともいえない幸福感がじわじわと沸いてきた。

こんな素敵なお店に出会えたのも正平さんのおかげかな(^^)

あと、写真を見たら分かるんだけど、箸に赤い紐(糸?)が結んであって、この意味を店員さんに聞こうと思ってたんだけど、すっかり忘れてしまっていた、残念(涙)

何かの縁かなあ~、なんて勝手に感じこっそり持って帰る(^^;)

 今もため息が出てしまうが、正平さんのご冥福を心よりお祈りいたします。


スーパームーン、なんとか見れたが・・・

2024年10月18日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日帰りのバスで窓の外を見ると、うっすらと月が見えているのに気がつく。

天気予報だと今日は昼過ぎから曇りだったので心配していたが、なんとか見えてる見えてる(^^)

朝からテレビでいろいろやってたスーパームーンだ。

バスを降りすぐに遠くの空を眺める。

雲がちょっとかかっているがなんとか見える、よしっ!

すぐにスマホで撮影してみるが、月に焦点が合うわけもなく・・・。



ほぼ真っ暗だ。

私のスマホだとこれが限界だろう(笑)

家に帰ってもう一度写真を開いてみる。

そこで編集機能でもっと綺麗にならないかやってみた。



ホーラー映画で狼男でも出てきそうな不気味さ(笑)

なんだか薄気味悪い(^^;)

 こういうときによく思う。

いいカメラが欲しいって。

 そして今朝、バス停まで歩いていると、かろうじてスーパームーンが見えたのでまたスマホで撮ってみる。


さすがスーパームーン、やっぱりいつもより大きいよ(^^)

 そこで今さらながら、なんでおっきく見えるのか調べてみる。

なんと、地球を回る月の軌道が綺麗な円ではなく、楕円形だということをここで初めて知る。

質量の違いで共通重心がずれ、楕円になるとのこと。

そして、地球も太陽の周りを楕円で回っていたとは。

何十年も生きてきて、こんなことを初めて知るとは・・・、恥ずかしい(^^;)

とりあえず、次のスーパームーンは来年の12月5日らしい。


Amazonで注文した商品が家じゃなくファミマへ

2024年10月12日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日Amazonからメールで、”ご注文商品がファミリーマート○○で受取可能になりました”というのが来た。

んんっ?

慌ててAmazonの注文履歴を確認すると、なぜかお届け先がファミリーマート○○となっている。

注文するときに、ファミマを指定した覚えは全くなく、いまだに分らない。

だいたい「バスマジックリン 詰め替え用×4」をわざわざコンビニで受取なんて指定しないだろ(笑)

 なんだかよく分らないが、ファミマに行って受け取るしかないだろうと、そのメールに書いてあった受取方法のリンクをクリックし、コンビニ店舗端末の操作方法というのを何度も読み返す。

まず最初に、”マルチコピー機のトップメニュー画面で、荷物の発送/レジで受取をタップします”などど書いてあり、コンビニにあるコピー機を思い浮かべる。

その後はメールに記載してあった、お問い合わせ番号と認証番号を入力するだけだ。

なんだ、簡単じゃないか。

 そして今日、指定された(指定した覚えはない)ファミリーマートへと向かい、スマフォで撮った番号を表示させ店内へと入る。

すぐ入り口にあったコピー機の前に行くと、小さなディスプレイがあり、そこをタッチすると昨日見たトップメニューと同じものが出てきてほっとする。

番号入力も終わりOKを押すと、レシートみたいなものが打ち出され、それを持ってレジに向かう。

お願いしますと店員にそれを渡すと、レジの奥へ入りすぐに小さな段ボールを持って現れる。

なんだよ、簡単じゃないか。

てか、普通に家に宅配されるはずだったバスマジックリンを、なんでファミマまで受取に来なきゃいけないんだよ(^^;)

 家に帰り、もう一度バスマジックリンを注文処理してみようと、再購入をクリックするとなんと「現在在庫切れです」だって(爆)

それでも違う商品で、レジへ進むとクリックし、お届け先を見ると確かに「この住所の近くで受け取る」という項目があり、そこをクリックするとファミリーマートが現れ、そこで「ここで受け取る」をクリックすると、届け先が変更できるようだ。

ただそこにたどり着くまでに、2回クリックしないといけない。

間違ってクリックしたとしても、2回もクリックするものか?

んんん~、分らない

なんで届け先が勝手に変わっていたのか、なんだか気味悪い(^^;)

ひょっとして中に入っているのがバスマジックリンじゃない?

まさかね(^^;)

これからは注文するとき、届け先が変わってないかしっかり確認するしかないか・・・。


コンタクトレンズを交換に行く

2024年09月22日 | 日記・エッセイ・コラム

 先日イオンモールのアイシティでコンタクトレンズを作りに行き、在庫がないので郵送となり、先日送られてきたので今会社へ行くときはしっかりレンズを付けている。

ただ、遠くはくっきり見えるんだけど、近くがぼやけて、文庫本の文字もかろうじて見えるという状態だった。

左右の目を片手で隠して文字を見ると、左目はちょっとぼやけているけどなんとか読めたが、右目だとぼんやりしてよく見えない。

眼科の検査時にも聞いたけど、どうやら老眼のようで、もうメガネを賭けるしかないのかもしれないと思いながらも、アイシティに電話してもう一度検査の予約をした。

 そして今日、10時に予約していたので、普通なら30分もあれば余裕でいける距離だけど日曜日ということで9時10分には家を出発。

私はどうも心配性で、いろいろ考えていつも早く出発してしまい、早く到着するというパターンが多いんだけど、今日も30分前に到着してしまった(笑)

目指す”C”の入り口すぐ前の駐車場に難なく駐車し、イオンの入り口は10時ピッタリにしか開かないので、車の中で待機する。

するとまあ次から次へと車がやってきて、あっという間に周りの駐車場は満車となる。

さすがイオン!

まあ早かったけど、空いてる駐車場を探しにうろうろ走り回るよりよかったかな(^^)

 10時ピッタリ、入り口にたむろしている人たちが中に吸い込まれていくのを見て、車を降り2Fのアイシティへ向かう。

「予約した○○です」と名乗ると、店内のソファーにここでお待ちくださいといわれ、座って待つ。

しばらくして女性のスタッフの方がやってきて、「右目のコンタクトの交換ですね」と言われ、「そうです」と答える。

 電話で予約した時に、交換したコンタクトレンズは来たときに返却するか、後でするかと聞かれたので、また来るのも面倒なので返却すると答えていたので、「今日返却ですね」と言われる。

ただここで、ずっと考えていたコンタクトレンズは目にはめてみないと分らないという思いがあり、新しいのをはめて、どちらがいいか確認してどうするか決めたいと答える。

すると女性スタッフが、「前のレンズを返却していただけないと渡せない」と言ったことで、ちょっともめてしまう(^^;)

自分的には、たぶん在庫がないので、郵送で送ってもらったレンズを付けてみて、どちらがいいか確認した後、送り返すかここに持ってくるかにしたいと言ってみる。

女性スタッフも「たぶん在庫はないです」というと、なぜか続けて「前のレンズを返却していただけないと渡せない」と繰り返し、どうにも譲らない。

じゃあ、今日は右見のレンズを返して、そのまま片目だけレンズのまま帰れっていうの?

心の中でそうつぶやきながら、

「じゃあ検査で出たレンズを確保してもらって、そのレンズがお店に来たときにまた来るので、そこで付けてみて判断するということでいいですか」というと、女性スタッフは「規則なので返却いただかないと交換できないんですよ」と答える。

「・・・」

お店に来て早々にごちゃごちゃしてしまい、まだ女性スタッフは喋っていたけど、「もう眼科へ行って検査してくればいいんですよね」と言い残し、眼科の方へ向かう。

早速視力検査を行い、近くが見えないということで、今しているレンズよりひとつ落としたレンズを付けて携帯の文字を見るとほとんど変わらないことが判明。

加えて遠くは明らかに下がっていることが判り、結局このまま使うことになった(笑)

その結果の書類を渡されて、もう一度アイシティへ向かう途中、ちょっと興奮して話し方がキツくなったことを後悔していたので、女性スタッフに書類を渡すときに、「さっきはちょっとキツくなってすみませんでした、ごめんなさい」と謝った。

女性スタッフは「こちらこそ説明不足で・・・」と言っていたが、ニコリともしない顔を見てそうとう怒ってるな、なんて感じ、「ああ、そうきますか」と、なんだかちょっと可笑しくなった(^^)

せっかくイオンに来たので人気の唐揚げを買って帰る。

 はあ~、明日も休みでよかったよ(^^)


コンタクトレンズを作りに行く

2024年09月06日 | 日記・エッセイ・コラム

 先日ハードのコンタクトレンズが割れてしまったため、以前レンズを買ったイオンモールの中にあるアイシティに行ってきた。

前日に朝一の10時で予約していたので、ほぼピッタリに店頭に行き受付をする。

もうずいぶん前に購入していたので、今回は新しく作り直すということで、まず店舗の向かいにある眼科に行って検査を受けるように言われる。

店舗から30mほど先にあったのですぐに向かい、中に入るとふたり程既に人がいて、ほんとに目の調子が悪いということで受診に来てる方もいるようで、これはちょっと時間がかかるぞと心配になる。

というのも、このイオンモールには久しぶりに来たので、ついでに中にあるMOVIXで久しぶりに映画を観ようと、昨日すでに12時10分からの「エイリアン:ロムルス」を予約していたのだ。

なんてちょっと嫌な予感がしたが、すぐに女性の検査員の方が「中へどうぞ」と、検査室の方へ案内してくれた。

視力検査や眼圧検査に、眼底検査も実施し、結局前に作ったコンタクトレンズと全く同じ度数のレンズになる。

心配になり「前のやつは結構見えにくくなってたんですが」というと、「長く使ってたので汚れとか傷で見えにくくなっていたんでしょうね」と検査員の女性が答える。

んんん~・・・、心配かも(^^;)

 最後に眼科の先生との問診となったが、そこで驚きの検査結果を告げられる。

部屋に入って、椅子に腰を下ろす前に先生はいきなり話し出し、「この年齢でかなりキツい近視なので、緑内障の心配があります」と言われる。

「エッ!」

いきなりそんな話かと思う間もなく、先ほど撮影した眼底検査の眼球がアップになった画像を見せられ、中心から外側に向けて走ってる網膜の血管の後ろに、薄い色で張りめぐっている視神経(動揺していたのではっきりと憶えてないが)を指し、「神経が引っ張られて薄くなって奥が見えてる」とい言われる。

併せて緑や白に黄色と色分けされた円グラフを見せられ、正常ならほぼ円内は一面緑色らしいんだけど、私は緑がちょっとしかなく白や黄色が入ってて、全体的に網膜の厚さが薄くなっているらしく、今は全く異常無いがこれから定期的に緑内障の検査を受けた方がいいと言われる。

そして強く、緑内障は発症するまで全く自覚が症状がなく、酷くなれば失明する恐れがあると言われる。

「もし緑内障になれば手術ですか」というと、「まずは目薬でダメなら手術になる」と言われたので、「市販の目薬とか差した方がいいですか」と聞くこと、「まったく緑内障には効果はありません」と言われる。

そして最後に再び「今は全く異常ないですが、定期的に検査を受けてください」といわれ診察終了。

いままで考えたこともなかった”緑内障”という言葉に、思い切りへこんでしまう。

検査員の女性に「もうがっくりなんですけど」というと、「今こういう患者さんが多いです」と言われる。

レンズ代とは別の予定外の診察代2390円を支払い、領収書と一緒に出てきた診療明細書を今見て、検査内容が書かれてたので書き出してみる。

・矯正視力検査
・細隙灯顕微鏡検査(目に光を当てて状態を確認)
・精密眼底検査
・精密眼圧検査
・眼底三次元画像解析

現状は異常無いんだと気を取り直して、アイシティへ戻り眼科で渡されたファイルを渡す。

結局レンズの在庫がないので来週の水曜日に送りますと言われる。

もう一度受取にくると思っていたので、今はそんなことになっているんだとほっとする。

 さあ、今何時かなと時計を見ると11時15分。

あと1時間どうしよう(^^;)

映画館の前を通り過ぎ歩いていると、なんと本屋さんを発見、やった!

気になる文庫本の背面に書いてあるあらすじを読んだり、棚と棚をキョロキョロしながら歩き、気になる本を手に取り中をパラパラとめくっていくうち、あっという間に時間が経ち、映画館へ向かう。

もうお昼なんで、とりあえずホットドッグとコーヒーを買って劇場に入る。

久しぶりの劇場だよ、なんてちょっと嬉しくなり、スクリーンに流れる予告編を見ながらホットドッグを頬張り、熱々のコーヒーを飲む。

この年でこんなアニメや映画は無理だろうと観ていると、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニューワールド」なる予告編が流れ、いきなりのハリソン・フォード出演に驚いてしまう。

えっハリソン・フォードもマーベル作品に出るようになったの?

なんだかアベンジャーズでみた空飛ぶファルコンが、キャプテン・アメリカの盾を受け継いだみたいな作品なんだけど、やっぱりこのアベンジャーズは私の中ではもう完結してて、予告編なんだけど今さら感が半端ない。

その後もあんまり面白くなさそうだねえ~、なんて予告編を何本か見せられた後、いよいよ「エイリアン:ロルムス」が始まる。

 物語は、最初の「エイリアン」と「エイリアン2」との間の時代で、リプリーがラストで船外に吹き飛ばしたエイリアンを探査艇が探しに来るところから始まる。

見終わった今、良くも悪くもないという感想と、無性に「エイリアン」と「エイリアン2」が観たくなった。

「ターミネーター」もそうだけど、名作の続編やリブートものに前日譚に戻ったりする作品って、絶対前作を超えられないのは分ってても観てしまうんだよねえ。

それでも最後はいつものように劇場に来た証ということでパンフレットを1000円で購入。

これもさっき読んだんだけど、監督やスタッフのインタビューばかりで一面文字ばっかりという、なんとも微妙なパンフレットだった(^^;)

普通キャストの紹介で、それぞれの写真と短いインタビューやプロフィールなどが載ってるものなんだけど、写真は主演のレイン役のケイリー・スピニーだけで、あとは字ばっかりびっしり(^^;)

しかもケイリーの写真も映画の中の画像だけで、プロフィール用の写真でもなく、全体的に写真が少なく、一番残念だったのは評論家のレビュー記事が全く入っていなかったこと。

最近のパンフレットってこんなことになってるの?

 さあ、あしたBlu-rayで一番最初の「エイリアン」でも観ようか!


ポジティブに考えてみる

2024年09月03日 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は何かに憑かれたように、いろんなことが起きた。

 まずいつもの朝の通勤電車での出来事だけど、ひとつ手前の駅で目の前の席の人が降りて空いたので、「よし!ラッキー」と席に座る。

あと5分ぐらいで着くんだけどズボンのポケットからスマホを抜き取り、昨日の24時間テレビや大谷選手の記事などを読んでみる。

そして終点のアナウンスがあり、乗客がゾロゾロと通路側に立っていくので、「もうちょっとあるのに立つの早いんだよねえ」なんて思いながら、スマホを鞄に入れて自分も通路に立って並ぶ。

 そこでなにげにポケットに手を入れると、なんだかスカスカで一瞬「ん?」なんて思い、すぐに電車の定期券がないのに気がつく。

「エエ~!!」

どこかで落としたのかと、すぐにさっき座っていた席を見てみると、席の上にしっかり落ちているのを発見し、すぐに拾い上げる。

どうやら座ってすぐにスマホをポケットから取ったときに落ちたみたいだ。

「助かった~」

これが先ずひとつ(笑)

 続いて、勤務で会社から車で出たときの出来事なんだけど、出発して1kmも走ってないとき、バックミラーが気になりいろいろ角度を変えてみる。

すると助手席に座っていた同僚の「ぶつかるぶつかる!」という声が。

あわてて前を見ると、すぐ先で車が信号にかかって止まっているではないか。

「やべ~!」

ブレーキを思い切り踏み込み、なんとかギリギリで停車した。

こんなに前方の車に全く気がつかないなんて初めてだった。

朝のこともあり、今日は気を引き締めないと、なんて心の中で誓う。

 その後は、まあお昼に入ったお店のB定食が美味しくなかったことはいいとして、会社が終わり帰りも特に何事もなく無事に帰宅する。 

 今日は酷い日だったなあ~、なんて自分はコンタクトを付けているんだけど、いつものように食事の前にレンズを外してケースに入れることに。

そこでなんと、左側のコンタクトレンズをケースに入れるときに、入れ方が悪かったのかケースの縁にあたってレンズが割れてしまった。

「うっそ~!!」

最後の最後にこんなことが起きるなんて、今日はどうなってるんだよ~。

がっく~~ん・・・、今朝テレビで占い見てたら絶対最下位だったよ~。

 そしてここからちょっと考えてみる。

最近どうも視力が下がっているのか見えにくく、10月に健康診断があるのでその前にコンタクトを買い換えようと思っていた。

そうだ、買い換えるつもりだったんだから、ちょっと早くなっただけじゃないか。

それに付けてるときに割れなくてよかったよ。

 続けて、そういえば会社の車はだいたい1人で乗ってて、今日はたまたま2人で出たんだけど、それがあったから無事に済んだんだ。

助手席に誰もいなかったら、絶対追突してたよ。

ツイてたんだよ。

 それに朝の定期を落としたときだって、なぜかあのときなにげにポケットに手を入れたんだった。

入れてなかったら気がつかずに改札口で真っ青になってたはず。

やっぱりツイてたんだよ(^^)

 コンタクトが割れたときは、もうがっくりだったんだけど、なんだかポジティブに考えてみたらちょっと立ち直ってた(笑)

ただ、明日はメガネをかけて出社するんで、たぶんジロジロ見られるだろうなあ~、なんてやっぱりネガティブになってしまった(^^;)


雨の日は足下に気をつけて

2024年08月19日 | 日記・エッセイ・コラム

 駅から会社に行くまでの途中にあるセブンイレブンで、毎朝コーヒーとパンを買っていくんだけど、いつもと変わらないこのルーティーンのような朝の日課に、今日はちょっと変わったことが起きたので書いておくことに。

 今朝は電車に乗るときには降ってなかった雨が、駅を降りるとパラパラと降り出していて、慌てて鞄から折りたたみの傘を出して歩き出す。

しばらく歩くと信号があり、その道路を渡るともうセブンは目の前。

信号が青に変わり、歩いてそのまま店の入り口まであと5mぐらいのところで、後ろから早足で私を追い越していく女性がひとり。

黒い帽子をかぶり、スポーツウェア風の上下で、ランニングの途中なのかなあなんて思っているうちに、女性はさっさと店の中に入り、私も後ろから店の中へと入る。

 すると、入ってすぐレジの前でその女性がズルッと滑ると豪快にひっくり返った。

雨で床が濡れていたようで、スッテ~ンと後ろに背中から落ち、私はその瞬間高々と上がった彼女の両足の、靴の裏までもがはっきりと見えた。

エッ!と驚き棒立ちになってしまった私の前を、「大丈夫ですか!」とレジから飛び出した年配の女性店員さんが駆け寄る。

彼女は受け身が上手かったのか、何事もなかったようにすっと立ち上がると「大丈夫です」といい、スタスタと店内の奥の方へ歩いて行く。

どうやらなんともなかったようだとほっとすると、私も何事もなかったようにいつものコーヒーと大好きな”たっぷりたまごサンド”を手にとり、レジで支払いを済ませる。

そしてすぐ横で床にモップをかけてる女性店員さんの横をすり抜け、コーヒーマシンの前でコーヒーを入れている彼女を横目でチラっと見て、店を出て行く。

 店外に出た後、あの光景を思い出しながら歩いているときに、ふと考えてみた。

そういえば、あのとき店の前で追い越されずに、私が先に店の中に入っていたら私がステ~ンと転がっていたんじゃないか・・・。

背中から落ちた瞬間に、ゲフッとか言って横たわっている姿を想像する。

そうか、私の代わりに彼女が転んでくれたんだ、なんかツイてるかも!

店を出るときに、さすがにありがとうなんて口には出せないので、ちょっとありがとうという気配だけでも出せばよかったかな。

そして思い出した。

そういえば今朝起きて目覚まし時計を見たとき、4時44分だったよなあ(^^)


パリ オリンピック 2024 閉幕

2024年08月12日 | 日記・エッセイ・コラム

 今朝は5時に起きてパリ オリンピックの閉会式を観た。

その勢いのまま今書き込んでいる(^^;)

すべての選手たちが、この日のために、この瞬間のために、懸命に鍛え上げた強靱な精神と肉体でそのパワーを爆発させる姿は、眩しいほどの神々しさで輝き、言葉では言い尽くせないほどの感動を与えてくれた。

選手の皆さん、ほんとうにありがとう!

 しかしあそこでトム・クルーズが登場してくれるなんて(^^)

早起きしたかいがあったよ、最高!


朝の通勤電車の中で・・・

2024年08月03日 | 日記・エッセイ・コラム

 先週の朝の通勤電車の中で起きた出来事。

いつものように駅のホーム、最後部の車両の乗り場に並び、時間通りに入ってきた電車の流れる車窓から見える人だかりを確認する。

たまに空席があり座れることもあったんだけど、最近なぜか乗客が多く、この日も既に立っている乗客がちらほらと見える。

電車が停車し目の前のドアが開くと、私はドア付近の空間はこの先いっぱいになるので、いつものように通路側に素早く向かう。

たまに後ろに並んでいたはずの小さいおばさんが、すばやく私を追い越し回り込んで通路の方に入り、そこで通路がいっぱいで入れなくなることがあるが、この日はなんなく通路側に進み、しっかり自分の場所を確保する(^^)

 それでも駅を発車するときには、その通路も前後に人がいっぱい入り込んできているので、一歩も動けない状態だ。

乗車時間は20分ほどなんだけど、あとは終点まで運良く自分の近くの席に座っている人が電車を降りて、「ラッキー」と心の中でつぶやいて座れることを期待するだけ(笑)

まあ~そんなことはほとんどないんで、この居心地の悪い満員電車の中で過ごす20分がまあ長い長い。

 ただこの日は、そんな20分が気にならないほど夢中になる出来事が起こった。

乗車して通路に入り目の前のつり革を握り、なにげに周りを見てみると、つり革を下げてる鉄棒の2mほど先で何やらもぞもぞと小さい生き物が動いているのを発見する。

クモだ!

黒っぽい胴体が1.5cmぐらいで長い足をワチャワチャしている。

おいおい、こっち側に鉄棒を伝って寄ってこないだろうな、なんて思っていると、おもむろにツーッと糸を出してクモがぶら下がりだした。

そしてなんと私の左手前の席に座っていた20代ぐらいの男の頭まで下がっていったではないか。

ただクモは男の頭についたかつかないかの位置まで下がると、何かを感じたのか急いで上に糸をたぐって戻っていく。

下にいた男は何か頭に感触があったのだろう、頭を手でさっと振り払うと上を見上げる。

ここでこのクモに気がついたら、電車を降りるまで気になってしょうがないだろうな、なんて思って見ていたが、どうやらハエかなにか飛んでいるものを気にしていたのか、鉄棒に張り付いているクモには気がついていない様子。

 ここから私は、このクモから目が離せなくなってしまう。

それはこのクモが、このぶら下がって降りてはまた上がっていくという行為を何度も繰り返すのだ。

時々横に移動し、なんとつり革の先から下がっていくというバリエーションも見せる。

私はクモが糸を出して降りて行く度に「やばいやばい!」と気をもみ、元に戻っていくたびに安心するのではなく「なんだよ、もうちょっとだろう」と男の目の前にぶら下がり、それを見て驚く男を想像し残念がる(爆)

クモは鉄棒にしがみついて足をワチャワチャした後、ツーッと降りていっては1mほど下がったところで慌てて戻っていく。

これを何度も繰り返すのだ(笑)

乗客のほとんどはスマホを見たり本を読んだりしているので、周りに通路の自分側のつり革を握っている人もなく、このクモに気がついているのはどうやら私だけのようだ。

そのうち驚いたことに私の頭の中で、映画「スパイダーマン」のテーマ曲が流れてきた♪

トム・ホランド版ではなく、トビー・マグワイアの最初のスパイダーマンだ。

自分の性格の悪さにも引いてしまったが、なんだかちょっとワクワクを感じてしまう。

 そして気がつけば20分が経過し、結局何事もなく電車は終着駅に到着。

鉄棒の上で相変わらず長い足をワチャワチャさせているクモを、私は名残惜しくもないだろうにチラチラと振り返りながら、他の乗客と一緒に電車を降りる。

 下にいた男は結局最後までクモの存在には気づかなかったが、世の中自分の知らないところでたぶんいろんなことが起こっているんだろうな、なんてことを考えさせられる、それほどでもない朝だった(^^;)