ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

『うしおととら』にはまる

2008年10月13日 | 本(コミック)

 休日出勤を断り、家の窓から澄み切った青空と山の稜線の鮮やかさをぼんやり見ながら、久しぶりに書き込みなんぞしてみようかとキーをたたいてる。

その窓から吹き込む風の肌寒さと、あっついコーヒーの旨さに、あっという間にやって来た秋を感じつつ、休日手当てはつかないがこうしてのんびりするのもありかな~、なんて黄昏ている。

 今日は『うしおととら』という漫画の話。

今コンビニで昔の漫画のコミックを2,3冊分まとめた分厚い復刻版を売ってるんだけど、これがかなりいいラインナップを揃えているのだ。

北斗の拳』や『がんばれ元気』などの有名どころから、個人的にかなりのツボだった『将太の寿司』、そして最近では『コブラ』とか懐かしい漫画が店頭に並んでる。

そういえばこないだ『魔太郎がくる』まで出てたなあ(笑)

そのタイトルを見るだけで楽しくなり、コンビニに入ると必ず覘いてる。

 そんな中で自分が今続けて買っているのが『ジョジョの奇妙な冒険』(最初のころは面白かったんだけどなあ・・・)とこの『うしおととら』。

その『うしおととら』の最終巻をこの土曜日に読み終わった。

今までいろんな漫画を読んできたけど、これだけクライマックスへ向けて盛り上がり、そして感動した漫画はないね。

信じられないだろうけど、読んでる途中で何回か泣きそうになったもん。

たぶんその場面にあった音楽でも流れてたら、・・・確実に泣いてたな。

 お寺の住職の息子蒼月潮(うしお)は、ある日蔵で偶然見つけた扉を開いたことで、中で500年「獣の槍」によってはりつけられた大妖怪とらと出会う。
うしおはその「獣の槍」を抜いたことで、伝説の槍の伝承者として過酷な運命に巻き込まれていく・・・。

見事に張り巡らされた伏線が奇跡のようにクライマックスへ向けて紡ぎ合う抜群のストーリーもさることながら、主人公のうしおととらを始めとする登場人物のなんと魅力的なことか。

読んだことがない方にはぜひお勧めしたい。

ただちょっと戦いの表現がスプラッターなんで、そこら辺は賛否両論ではあるけど・・・。

 天気のいい日中に、家の中で漫画を熱く語ってる自分を客観的に見て、やっぱり会社に出とけばよかったかなと思いもしてるけど、まあたまにはいいじゃないか(^^)

とうとう大好きな漫画が終わった寂しさを、次はどの漫画に向けようかと思っていたら(ジョジョではちょっと補いきれない)、なんと同じ作者の『からくりサーカス』が来月発売との予告が、最後のページに掲載されていた。

やった!!