久しぶりにメグ・ライアンの映画が観たくなり、ヒュー・ジャックマンと共演したロマンティック・コメディ『ニューヨークの恋人』(01)を観る。
舞台は19世紀のニューヨークで、英国貴族オルバニー公爵レオポルド(ヒュー・ジャックマン)は一族のため、お金持ちの令嬢と結婚しなくてはならなかったが、パーティー会場に紛れて不審な動きをする男を追いかけているうちに、現代のニューヨークへタイムスリップしてしまう。
一方、ニューヨークの広告会社で働くケイト(メグ・ライアン)は、最近恋人と別れたばかりで仕事にも疲れ果てていたところに、見知らぬ世界で戸惑っているレオポルドと出会う。
ケイトは最初、貴族の衣装を着た素性のわからないレオポルドを不審に思うが、次第に惹かれあっていく。
時空を超えた恋は成就するのか・・・。
なあんてストーリーで、最初はお互いうまくいかないんだけど、最後は・・・、っていう王道のラブストーリー(^^)
その幸福感MAXで迎えるエンドロールで流れてきたのが、スティングの『Until…』。
ギターが奏でるワルツのリズムの心地よさに、気が付けば曲に合わせて自然に体が左右に揺れていた(笑)
誰にも見られなくてよかった、なんて思うくらい(爆)
スティングといえば、ポリスの頃の『見つめていたい』から始まり、映画「レオン」の『Shape of My Heart』や、『Englishman In New York』に『Fields of Gold』など、アルバムまで買ってよく聞いていたんだけど、この『Until…』は聞いたことがなかった。
この映画を観たことで、過去にさかのぼってスティングの聞いたこともなかった曲を初めて聞けたことが、ただ嬉しい(^^)
最近なんだかめんどくさくなってる「虎と翼」を見た後のあさイチで、毎週金曜日に放送されるプレミアムトークが好きで録画予約しているんだけど、先週は夏の特別編ということで特に反響の大きかった回をアンコール放送してて、今日見てみたらまったく別のものが録画されていた。
それが「教えて!あなたの”自分応援ソング”」というものだった。
今日は誰がゲストかなあ~なんて見ると、いきなりMrs. GREEN APPLEの「ケセラケセラ」が流れ、「あなたの自分応援ソングはなんですか~」なんてナレーションが入る。
一番支持が高かった大事MANブラザーズバンドの「それが大事」を始め、番組の中で視聴者が選んだ応援歌が次々と流れる。
・中島みゆき:「ファイト!」
・DREAMS COME TRUE:「何度でも」
・CHAGE and ASKA:「YAH YAH YAH」
・槇原敬之:「どんなときも。」
・Kiroro:「Best Friend」
・Mr.Children:「HANABI」
・Superfly:「Beautiful」
・エレファントカシマシ:「俺たちの明日」
・ZARD:「負けないで」
思いがけず流れてくる大好きな曲の数々に、どんどん気分があがっていく。
そんな中で、音響心理学の専門家として、京都精華大学の教授が選んだやる気が出る最強の曲が、Mrs. GREEN APPLEの「ケセラケセラ」だった。
さらに家事のやる気が一番アップする曲が、B’zの「ultra soul」だって(^^)
自分も何回も聴いた曲ばかりだったけど、なかには藤井隆の「ナンダカンダ」という私は聞いたことない曲もあったが、あとからいろんな人に聞いてみたら、当時流行ってたらしくみんな知ってた(笑)
そしてすぐに考えてみる。
私の自分応援ソングってなんだろう?
番組で流れた曲以外で浮かんできた曲を書き出してみる。
・AI:「ハピネス」
・スキマスイッチ:「全力少年」
・D-51:「NO MORE CRY」
・いきものがかり:「YELL」
・宇多田ヒカル:「道」
・德永英明:「夢を信じて」
・ゴダイゴ:「銀河鉄道999」
・福来スズ子:「ヘイヘイブギー」
なんてざっと選んでみたけど、今なんだか聞いてるだけで元気がもらえる曲のひとつに、土曜の朝にたまに早く目が覚めて見る、朝5時に放送しているアニメ ”アンパンマン”のエンディングで流れる「アンパンマンたいそう」がある(爆)
さびの「アンパンマンは君さ~♪、元気を出し~て~♪」というところで、無性に泣きたくなってしまうという(^^;)
自分の心がそうとう病んでるんだろうなあ、なんて感じてしまう(笑)
改めて感じるけど、瞬間的に元気や勇気を与えてくれる歌の力って、やっぱり凄い!
私の好きなRosi Golanというシンガーの曲をiTuneで探していて偶然たどり着いた曲で、今回はあまり知られてないだろう映画の挿入歌を紹介。
2010年公開の『親愛なるきみへ』で、女優のアマンダ・サイフリッドが歌う『Little House』という曲。
どうしてあまり知られてないだろうと言い切れるのか(^^;)
しかも自分はこの映画を観たこともないのに(爆)
物語は特殊部隊の若い兵士が、2週間の休暇で帰省したときに、偶然に出会った女子大生と恋に落ちる。
ただ休暇が終わると若い兵士は軍に戻ることになり、1年で任務は終わり除隊するのでそれまではと文通を始めるが・・・。
遠距離恋愛のドラマなんだけど、この作品調べてみるとなんだか評論家や観た人たちの評価があまりよくないのだ。
なので勝手に映画を観た人が少ないだろうということで、あまり知られていない曲なんではないかと(^^;)
それでもほんとに素敵な曲で、映画も観ていないのに私にはこの曲に強い思い入れがある。
それは私が通勤電車で、今は耳の調子が悪いのでやめているが、イヤホンを付けて好きな曲を聴きながら小説を読んでたときのこと。
その日は原田マハさんの『たゆたえども沈まず』を読んでて、この作品は天才画家ゴッホと日本人の画商、そして弟のテオとの物語で、健気に兄を支え続けたテオとゴッホの最後の場面で、偶然この『Little House』がイヤホンから流れてきたのだ。
アマンダ・サイフリッドの美しい歌声と独特のビブラートが、もの悲しくとにかく切なくて、この小説の場面と完璧にシンクロし、感極まって私は電車の中で涙してしまった(^^;)
この小さな奇跡に感謝!
心の奥深くまでせまる、たまらない切なさをぜひ感じて欲しいな。
2022年の映画『生きる LIVING』の中で、ガンのため余命半年と宣告された主人公のビル・ナイが、あるバーでピアノをバックに歌い上げた曲を紹介(^^)
スコットランド民謡の『The Rowan Tree』(邦題:「ナナカマドの木」)という曲で、ふるさとの母親や懐かしい人々、美しい風景に想いを馳せるという歌詞も含め、哀愁を帯びた調べがとにかく胸に迫り、気がつけばしっかり涙が頬を伝っていた。
見終わった後、速攻iTuneでサントラ盤を探しこの曲をダウンロード。
ただこのアルバムに収録されていたのは、ビル・ナイが歌っているものじゃなく、別の女性が歌っている曲しかなかったけど、この歌もよかった~♪
だいたいじいちゃん、ばあちゃんが歌うっていうシチュエーションがとにかく感動的で、哀愁満載で歌い上げる姿はただそれだけで胸を打つ。
他にも「アンコール!!」っていう映画では主人公のテレンス・スタンプが歌う、ビリー・ジョエルの「眠りつくきみへ」も最高だったし、妻のバネッサ・レッドグレープが歌う、シンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」ではぼろ泣きだった(^^;)
あと、何かあったと思ったけど・・・思い出せない(^^;)
というか、最近老人を主人公にした映画をなぜか観てしまっている。
自分の年齢が上がってきてることもあるが、このジャンル、まあはずれがないんだなあ。
『生きる LIVING』は、黒澤明監督の名作「生きる」のリメイクであり、世界中の映画賞を数々受賞した素晴らしい作品なので、歌だけでなくこちらもぜひ(^^)
前に紹介したサム・クックの『Twistin’ the Night Away』のように、映画を観ていると突然素敵な曲に巡り会うことが出来る。
今回も映画を観て大好きになった曲を紹介(^^)
アメリカのジャズ・ピアニストのキース・ジャレットが、北欧出身のジャズ・ミュージシャン3人と組んだ通称「ヨーロピアン・カルテット」と呼ばれるバンドで発表し、大ヒットを記録したアルバム『マイ・ソング』のなかの一曲『Country』。
2001年に公開されたドイツの「マーサの幸せレシピ」っていう作品で、この曲はオープニングの厨房で高級感溢れる料理を作っているシーンでいきなり流れてくる。
この『Country』を聞いていると、その料理シーンも含めとにかくエレガントで美しい調べにウットリしてしまった。
すぐにiTuneでダウンロードし、今でも聞いている。
ジャズにはそんなに詳しくないけど、キース・ジャレットの繊細なピアノの旋律に、ノルウェー出身のヤン・ガルバレクの澄み切ったサックスの音色が重なると、もう気分はメロメロなのだ(^^)
こんな素敵な曲を私は聞いているんだという優越感に浸り、薄っぺらい大人気分を味わっている(笑)
こんな素晴らしい曲に出会えたことに感謝!
また、キース・ジャレットでいうと、もう一曲大好きな曲がある。
キース・ジャレットが完全即興で演奏したピアノ・ソロ・コンサートを収録し、世界中で大絶賛されたアルバム『ケルン・コンサート』の中の一曲、『The Köln Concert (Pt. IIc)』。
即興だったということでタイトルが「パート2C」とか味気ないものになっているが、即興という緊張感のなかで奏でられる研ぎ澄まされたピアノの調べはもはや神がかり的で、一音も聞き漏らさないように耳を澄まし、いつしかうっとりと聞いている。
こちらも素晴らしい曲です。
ジャズの世界では超有名曲で、いまさら私のような素人が改めて紹介するのも恥ずかしいんだけど、ぜひたくさんの方に聞いて欲しいなあ(^^)
親知らずを抜歯して一ヶ月がたった現在、完全に痛みはなくなったので、今回はまたお気に入りの曲を紹介します(^^)
つい先日、久しぶりに『インナースペース』という映画を観たんだけど、その中で使われた曲がとにかくご機嫌で、今毎日聴いている。
その曲が、劇中マーティン・ショート演じる気弱な青年ジャックが、突然ハイテンションで踊りまくるときに流れる、サム・クックの『Twistin’ the Night Away(ツイストで踊りあかそう)』。
サム・クックが1962年に発表した大ヒット曲で、またまた60年代のソウルミュージックがお気に入に(^^)
「インナースペース」のエンディングでは、サム・クックからロッド・スチュアートに代わり、よりワイルドな曲調になり、さらに気分が上がるんだよねえ。
他にもたくさんのアーティストたちにカバーされた名曲なんだけど、日本ではトータス松本がカバーしていて、なんとジャケットの写真までサム・クックとそっくりに作ってて、思わず笑ってしまった。
サム・クックをリスペクトし、ノリノリで軽やかに歌うトータス松本の「ツイストで踊りあかそう」も、また素晴らしいです。
月曜日から仕事だと、ちょっとブルーになっている人たちにぜひ聴いて欲しい曲です(笑)
また、「インナースペース」でデニス・クエイド演じるタックと、メグ・ライアン演じるリディアの思い出の曲として、サム・クックの曲がもう一曲、『Cupid』が流れるんだけど、この曲も素敵な曲です(^^)
以前からコニー・フランシスの曲は『I'm Gonna Be Warm This Winter(想いでの冬休み)』や『Lipstick On Your Collar(カラーの口紅)』などいくつか聴いていたんだけど、リンダ・スコット の『I've Told Every Little Star』を聴いてはまってしまい、いつしか60年代のアメリカンポップスを探すように。
その中で見つけたのがコニー・フランシス『Someone Else's Boy(夢のデート)』。
60年代のアメリカンポップスらしく楽しげな曲調なんだけど、そんな中にほんのり漂う哀愁が絶妙で何度もリピートして聞くことに。
これはさぞかし大ヒットしたんだろうと思ったら、91年にリリースされた「Breakin' in a Brand New Broken Heart」というレコードのB面の曲で、意外にもアメリカではほとんど人気がなかったとのこと。
ただなぜか日本では、レコード会社がA面変えて発売すると大ヒットとなり、伊東ゆかりさんなどもカバーしています。
いったいどんな歌詞なんだろうかと調べてみると、夢に見た恋人が友だちの恋人で、”思い出すたびに泣きたくなるのよ”っていう、なんとも切ない歌でした(^^;)
さらに60年代のアメリカンポップスということで探していると、『アースエンジェル』という曲を見つけました。
聴いてすぐに大好きな「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、マーティの若かりし頃の両親が初めてキスをした”魅惑の深海パーティ”で流れていた曲だと(^^)
オリジナルはザ・ペンギンズというコーラスグループのデビューシングルで、劇中では架空のマーヴィン・ベリー&スターライターズというグループが歌っています。
なのでiTunesでは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のサントラにしか入って無く、しかもアルバムのみでしか購入できない(^^;)
ただこの曲もいろんな歌手にカバーされていたのでさらに探してみると、ジョニー・ティロットソンという日本でも人気のあった歌手がカバーしている曲があり、これがまたよかった(^^)
で、今「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が無性に観たくなっている(^^)
難聴についてほぼ変わりがないので、気分転換にちょっと別の話を(^^)
人気TV番組「マツコの知らない世界」のテーマソングを聞く度に、私はなぜか番組の楽しいイメージから遠く離れたデビット・リンチの世界のような、ダークな世界をイメージしてしまう。
歌詞は乙女チックらしいんだけど、スローテンポで合間に入るベース音が激しく「ツイン・ピークス」を連想させるんだよねえ。
ちょっと気になって調べてみると、リンダ・スコット の『I've Told Every Little Star(星に語れば)』という曲だった。
さっそくiTunesでダウンロードしてフルで聞いてみる。
やっぱりこの勝手に感じるダークな気配がたまらなく好きだなあ(^^)
最近難聴側の耳だけで音楽を聴くという「集中音響療法」というのも勝手にやってるんだけど、この曲を左側に耳栓をし難聴の右側の耳だけで聞いてみる。
んん?
大抵この聴き方をすると、右側はこもった音のように聞こえるので違和感が凄いんだけど、この曲はまったくその違和感を感じなかった。
それは61年の曲ということで、音源が古くラジオから流れるような厚みのない音になってるんだよね。
私のこの難聴を人に説明するときに、「オールディーズ風に聞こえるんです」なんて言ったら分ってもらえるかなあ(^^;)
1983年のイギリス映画、ビル・フォーサイス監督作『ローカル・ヒーロー 夢に生きた男』のエンディングで流れる、マーク・ノップラーの『ゴーイング・ホーム』がいい。
映画はヒューストンのエリート社員が仕事で訪れたスコットランドの小さな漁村で、スローライフな田舎生活を送るっていう話で、映画ファンの間で人気の高い作品なのだ。
そしてこの『ゴーイング・ホーム』は、映画のエンディングのせつな~い哀愁と、いい作品を観たという満足感を倍増させている。
マーク・ノップラーは70年・80年代で活躍したイギリスのロックバンド「ダイアー・ストレイツ」のボーカル兼リードギターですよね。
私は恥ずかしながらこの超有名なバンドの曲も「Walk of Life」しか知らなかったけど(^^;)
映画を観なかったら出会わなかった曲というだけで貴重です。
いまだに何度もリピートして聞いている素敵な曲。
出来れば映画を観て聞いて欲しいなあ(^^)
たった今iTunesでダウンロード。なんとフレディ・マーキュリーの未発表音源の『Time Waits For No One』という曲が6/20に全世界配信されてました。
泣きたくなるほどメロディアスで、いつまでも聞き入ってしまう素敵な曲です。もう感動です。
1986年、ミュージカル「タイム」のコンセプト・アルバムのためにレコーディングされた曲とのことなんだけど、新たにまたフレディの歌を聴けることがただただ嬉しい!