突発性難聴になり、炎症を抑える効果が高いというプレドニンを半年以上飲み続けている。
ただこの”プレドニン”なる薬、短期で服用する分にはあまり問題はないが、長期にわたって服用するとさまざまな副作用が起きるので、要注意の薬なのだ。
ちょっとネットで”プレドニンの副作用”なんて検索すると、たくさんの記事が出てくる出てくる(^^;)
そんなネットの情報を自分なりにまとめてみると、
・炎症を抑えるということは、免疫が下がるということに繋がり、そのため感染症(風邪とか)にかかりやすくなり、傷とかの治りも悪くなる
・胃に負担がかかるため潰瘍ができることも
・血糖値を上げる糖新生なるシステムが体のなかで働き、余分な糖分を作り出すことで顔がパンパンのムーンフェイスになったり、糖尿病にも
・骨がもろくなる骨粗しょう症となる(私はそのため別の薬リセドロン酸Na錠75mgを月に1回1錠を服用)
・高血圧
などなど、いろんな症状の治療に使われる薬なんだけど、ほんと副作用が大変な薬。
そんなプレドニン服用中の注意事項として、担当医から「アルコールはダメですよ」と言われていた。なぜか?
アルコールの摂取により、これらの副作用を増強させるから。
さらに肝臓の負担が増えるとか、薬の効果が減少するとかも。
そんなことで半年以上全く飲酒をしていない私が、昨日どうしても断れない飲み会に参加することになった(^^;)
お酒を飲めない飲み会なんて経験したことがなかったので、どうなるか興味もあり、なんならちょっとくらいなら飲んじゃっても、なんて思っていたが、予想通り惨憺たるものだった(笑)
まずお店に入り、予約された部屋に入って「えっ」となる。
真ん中に幅が1mぐらいしかない縦長のテーブルを挟んで、両脇に7人ぐらいが向かい合って座る狭い部屋で、既にほとんどが座っている。
そしてすぐに気がつく。
なんと私が一番横になりたくない男の隣の席しか空いてないではないか!
「まじか!!」
と心の中でつぶやき、しばらく呆然と立ち尽くす(笑)
もうこの時点で、ラストはどうなるかだいたい分っていたが、仕方なく隣の席に着席する。
それでもまあ最初はまだ周りのみんなも飲み始めたばかりで普通に話はできていたが、ビールだハイボールだと酒がすすみ、徐々にみんなの酔いも進んでいくと、その酔いの速度と並行して、私はどんどん取り残され感を増していく。
なるほど~、しらふで飲み会に参加するとこんなことになるんだ(笑)
結局1時間くらいで、みんなの話し声が大きくなり、悪い方の耳の聞こえがエコーがかかったように響くようになってきたのに加え、お酒の代わりに飲んだコーラでお腹がパンパンになったこともあり、あえなく途中退席し店を後にした。
まあね、やってみないと分らないからね、うんうん。
私はしらふでは飲み会で楽しめないということが判明する。
残念だけど、当分飲み会には参加できない・・・かな。
突然現れた小さなおじいさんの神様に願いをおねだりされる、青山美智子さんの『ただいま神様当番』に続いて、自身3作品目となる『鎌倉うずまき案内所』を読む。
今回もオムニバス形式で、今の仕事を続けようか悩む雑誌編集者の青年・息子との関係に悩んでいる母親・結婚を目前に躊躇している女性司書・仲間はずれになりたくない女子中学生・立ち上げた劇団の存続が危ない脚本家・人生の意義を見いだせなくなった古本屋のおじいさんの6人が主人公。
それぞれが抱える問題により、将来の不安から進んでいく道が霞んで見えなくなり、あたかも人生から”はぐれてしまった”主人公たちが、観光客で賑わう鎌倉の街で、突然異次元の世界に入り込んでしまう。
目の前に急に現れた閑静な町並みに戸惑いながらも歩いて行くと、閉店している時計屋に掲げられた「観光案内所」の看板が目にとまる。
看板の下向きの矢印に従い、店横のらせん階段を降りていくと、小さな部屋で向かい合いオセロをしているふたりの老人に出会う。
「外巻き」「内巻き」と名乗るグレーのスーツにそろいのネクタイと、顔もそっくりな小柄なおじいさんに、主人公たちは道を聞くつもりが、気がつけばそれぞれが抱える悩みを告白してしまっていた。
悩みをしっかり聞いたふたりのおじいさんは、そろって両手の親指を突き出し「ナイスうずまき!」という。
そして壁に掛かっていた謎のアンモナイトの所長から”キーワード”と”ビジョン”を授かり、さらに”困ったときのうずまきキャンディ”をひとつ手に入れると、再び元の世界に戻っていく・・・。
思い描いていた仕事とのギャップから転職を考えたり、夢の実現のために踏ん張っていたが年齢のことを考え出したりと、主人公が抱える切実な悩みや不安は、誰もが身に覚えがあるだろう普遍的なものであり、誰もが主人公の誰かに共感しちゃってるでしょうね(^^)
そして案内所で得た”キーワード”と”ビジョン”に導かれ、それぞれが今ほんとに自分に必要なモノを知ることで、霧が掛かったように見えなくなっていた幸せや希望へと続く未来への道が、次第に見えてくる。
読後は自己啓発本でも読んだかのように、改めて自分を見つめ直し、自らの成長へ向けエールを送っている。
ただねえ、神様がさりげなく主人公の背中をそっと押してくれるという設定が私は好きだったんだけど、今回は「外巻き」「内巻き」さんにアンモナイト所長と、あまりに設定が漫画チックであり、残念だけど都合のいい強引な奇跡にしらけてしまった。
おまけに時系列を逆にし、一番印象的だった黒祖ロイドを始め、その奇跡により成功しちゃってる人物たちの現状を先に見せてしまっていて、この先はまだ分らないが、それでも新たな一歩を踏み出す主人公たちの健気な姿に共感してた私には、そこも明かさないで欲しかったかな。
だいたい神様がある特定の人物にだけ肩入れして、成功に導いちゃってるってどうなのよ(笑)
それでも読後は6人すべての主人公たちが愛おしく、青山美智子さんが紡ぐ素敵な言葉の数々に、気持ちが軽くなっていること実感する。
なかでも古本屋店主の浜文太じいちゃんのエピソードの中で語られる言葉が、自らも積み上がっている年齢のこともあり、強烈に胸に刺さる。
自らの人生を悔いることは仕方ないけど、その歩んできた人生を否定せず肯定することで前を向ける、そして今を生きていける。
そして精一杯生きていこうと思う。
素晴らしい!
さあ、次はもう手元で待っている『木曜日にはココアを』を、読むかなあ(^^)
前に紹介したサム・クックの『Twistin’ the Night Away』のように、映画を観ていると突然素敵な曲に巡り会うことが出来る。
今回も映画を観て大好きになった曲を紹介(^^)
アメリカのジャズ・ピアニストのキース・ジャレットが、北欧出身のジャズ・ミュージシャン3人と組んだ通称「ヨーロピアン・カルテット」と呼ばれるバンドで発表し、大ヒットを記録したアルバム『マイ・ソング』のなかの一曲『Country』。
2001年に公開されたドイツの「マーサの幸せレシピ」っていう作品で、この曲はオープニングの厨房で高級感溢れる料理を作っているシーンでいきなり流れてくる。
この『Country』を聞いていると、その料理シーンも含めとにかくエレガントで美しい調べにウットリしてしまった。
すぐにiTuneでダウンロードし、今でも聞いている。
ジャズにはそんなに詳しくないけど、キース・ジャレットの繊細なピアノの旋律に、ノルウェー出身のヤン・ガルバレクの澄み切ったサックスの音色が重なると、もう気分はメロメロなのだ(^^)
こんな素敵な曲を私は聞いているんだという優越感に浸り、薄っぺらい大人気分を味わっている(笑)
こんな素晴らしい曲に出会えたことに感謝!
また、キース・ジャレットでいうと、もう一曲大好きな曲がある。
キース・ジャレットが完全即興で演奏したピアノ・ソロ・コンサートを収録し、世界中で大絶賛されたアルバム『ケルン・コンサート』の中の一曲、『The Köln Concert (Pt. IIc)』。
即興だったということでタイトルが「パート2C」とか味気ないものになっているが、即興という緊張感のなかで奏でられる研ぎ澄まされたピアノの調べはもはや神がかり的で、一音も聞き漏らさないように耳を澄まし、いつしかうっとりと聞いている。
こちらも素晴らしい曲です。
ジャズの世界では超有名曲で、いまさら私のような素人が改めて紹介するのも恥ずかしいんだけど、ぜひたくさんの方に聞いて欲しいなあ(^^)
昨日ついに高カカオ成分チョコレート1kgが届いた(^^)
なんで急にこんなモノを買ったのか?
それは何日か前に「巷のウワサ大検証!実際どうなの会」というTV番組を偶然見てしまったからなのだ。
その番組は、食前にカカオ70%以上の高カカオ成分のチョコレートを食べると太らないという噂を、お笑い芸人のチャンカワイが3日間で検証するっていうものだった。
チャンカワイは食前に5gの高カカオチョコを食べて、朝から高カロリーのカツ丼やらチキン南蛮定食にカツカレーなど、一日3食しっかりドカ食いし、さらにデザートにチョコレートケーキなんかも食べて、それ以外は部屋の中でソファーの上で寝転んだりただボーッとしてる状態。
最後は限界を超えて必死に食べてる状態になり、もはや検証というよりその姿を見せて笑わせようとする番組の嫌らしさしか感じなかった。
ただ3日間でトータル約9.9kg・約19900kcalを完食し、向かえた最終結果はなんと、体重は初日からわずか+0.6kg。
なんとも信用ならない結果だったけど、山本メディカルセンター院長の齋藤真理子なる女性が、この結果に驚くこともなく、高カカオ成分チョコのダイエット効果をいろいろ説明し、あげく「基本的には何を食べても太らない」なんて言ってのける(爆)
やっぱりこういう専門家のコメントって、信じちゃうよなあ(笑)
あとでネットでいろいろ調べると、高カカオ成分チョコにはポリフェノールがたくさん入っているだの、食物繊維が豊富に含まれているだの、いいことづくめじゃないか。
食前にたった5gの高カカオ成分チョコを食べるだけで痩せる!
すぐにAmazonで調べて、「明治チョコレート効果カカオ72%大容量ボックス1kg」を注文した(笑)
ほんとこういうTVにすぐ影響を受けてしまう自分に、もっとしっかりしろと言いたくなる(^^;)
そして大量に届いたチョコレートの山200枚。
一枚当たり5gで29kcalなるこのチョコ、一日25gは超えてはならないとか。
またカカオ成分86%や95%のチョコもあったが、まずくて食べられないと続けられないので72%にしたが・・・。
さあ、私はこれを全部食べきったとき、一体どうなってるでしょう(^^;)
日本人初の女性弁護士となり、後に裁判官、そして裁判所長にまで上り詰めた三淵嘉子さんをモデルに描いた『虎と翼』が、今週から新たな展開へと入っていく。
先週は、NHK連続テレビ小説ではもはや定番でもある、戦争に翻弄される主人公とそれを取り巻く人々の苦難と、それを乗り越えて新たな一歩を踏み出すという展開が、今回も描かれました。
この物語の主人公・猪爪寅子にも、戦争によって兄直道と夫の優三が戦地で病死していたことが判明し、失意のどん底へと落とされるいう辛い展開となり、私は職場に朝から泣き顔で出社するというはめに(^^;)
そして先週観て思ったんだけど、ちょっと今までの連ドラにない独特の演出に感心してしまった。
もともとヒロインが日本人初の女性弁護士ということで、世の女性達へのエールが強く発信されるドラマとなっていて、今までにないヒロイン像が新鮮だったんだけど、演出も意表を突き、ほんと観ていて楽しい。
まず、トラちゃんのお父さん直言が優三の死亡告知書を隠していたことがばれて、家族を自分の寝床の周りに呼び集めるというシーンがあったんだけど、直言が余命宣告されていたこともあり、いよいよ感動の別れのシーンかという場面で、とんでもない展開に笑ってしまった。
直言はトラちゃんにごめんなさいと謝ったのはいいんだけど、そのあと花江ちゃんがだんだん強くなって嫌だなあと思ったことをごめんなさいとか、トラが見合いに失敗し嫁に行かなくてよかったと思ったことごめんなさいとか、、どんどん横道にそれ、あげくぐったりと倒れてしまい、みんなが驚く中、母はるが「まだよ」と言ってしまう(笑)
涙を誘うようなシーンを期待する視聴者を見事に裏切り、笑いへと変える演出、最高でした!
また、優三の死を受け入れられないトラちゃんが、優三との思い出の川の畔で泣き崩れるというシーンは、そこだけで5分を費やすという演出で、トラちゃんの表情を固唾をのんで見つめていました。素晴らしい!
今週からいよいよ弁護士として復帰を果たす展開になるようですが、また独特の演出、楽しみです(^^)