明日4月3日、午後1時30分より、最乗寺永代経法要が本堂にて勤まります。
今回の永代経法要は、3月11日の地震と津波による多数の犠牲者への哀悼の意を表する思いから、併せて東日本大震災追悼法要を勤修させていただくことに致しました。
未だ行方不明のまま、遺体が見つからない方や、見つかっても僧侶に読経されることもないままに、火葬・土葬にされる方がほとんどと聞きます。
手厚い見送りをしたくても、できない現状に、心を痛めているのは私たち僧侶だけではありません。
誰よりも心を痛め、涙を流されているのは、自らも被災されたご遺族の方々です。
遠く離れた場所にいる私たちにできることは、少ないかもしれません。
何ができるかを懸命に考えても、本当に力になれているのか不安になることもあるでしょう。
しかし、ご遺族の方々がしたくてもできなかった読経による見送りを、私たちが心を込めて勤めること、それは今の私たちができる確かなことなのではないでしょうか。
皆さまのお心が寄り添う場所で、共に手を合わせましょう。
多くの方のお参りを、心よりお待ち申し上げます。