週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
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FIFAクラブワールドカップ2011・決勝

2011-12-20 04:01:34 | 近況報告

       

18日に横浜国際競技場(日産スタジアム)で行われた「FIFAクラブワールドカップ2011」の決勝戦。
対戦したのはスペインのFCバルセロナ(通称バルサ)というチームと、ブラジルのサントスFCというチームです。

以前、寺報でも書いたとおり、若住職はバルセロナのサポーター。
この大会はトーナメント方式で開催されるのですが、決勝には必ずFCバルセロナが勝ち進むと確信していた若住職は、数ヶ月前に発売された決勝戦のチケットを購入しており、満を持しての観戦となりました。
( ↑ の写真は若住職お土産で、決勝限定発売のカイロです・笑)

そもそもこのクラブワールドカップは、6つの大陸における選手権大会の優勝チームと、開催国における国内リーグの優勝チームが一堂に会して「クラブチームの世界王者」を決める大会です。
つまり、決勝はヨーロッパ王者のバルサと南米王者のサントスがぶつかり、世界一を決するという試合になります。

結果はご存知の方も多いでしょうが、バルセロナの勝利。

若住職も「目の前でメッシのゴールが見られたっ!」と興奮しきりで帰ってきては、私を呼んで録画しておいた試合の模様を復習し、ゴールのシーンになると歓声を上げて喜んでいました。

正直なところ、試合時間の長いスポーツは苦手な私。
いつ終わるか分からない野球やバレーボールはその最たるもので、サッカーも前半だけで45分もあるかと思うと、やっぱり苦手な部類に入ります。

そんな私でも、バルサのボール運びには目を奪われます。
今回の試合では、バルサのボール占有率が70パーセントという驚異的な数字が叩き出され、4-0という完勝の言葉が相応しい結果となりました。

しかし、若住職にバルサの魅力を聞くと、メッシやシャビなど個々の選手のテクニックの素晴らしさだけではないのだと言います。

バルサには「クラブ以上の存在」というスローガンがあり、「攻撃的でスペクタクルなフットボール」がアイデンティティとなっています。
なので、例え試合に勝ったとしても、勝ち点を守るような試合をしていたら、サポーターから容赦のないブーイングが起こるそうです。

そして、攻撃的であり、なおかつ魅力的なサッカーをするためには、個々のテクニックだけではなくチームの一員という意識を培い、その意識がチーム全体の力を底上げし、世界王者という最強のチームが誕生する所以になっていると言います。

更には下部組織を大切にし、選手を育て上げるバルサ。
力のある選手が育たなかったポジションにのみ、外部から補強の選手を呼ぶに留まるその体制が、若住職のハートを鷲掴みしているようです。

なんだか見習わなければならないポイントが多々含まれていますね。
守りに入るのは簡単だし、それはそれで言い訳できるし。
けれど、それではダメなんだと、この前の忘年会でも指摘され・・・。
かといって、手を広げようとするには、最乗寺というチームは今のままでは心許ない・・・。

若住職という補強が、今後どれだけ力を発揮するのでしょうか。
新・チーム最乗寺は、まだまだこれからです。