≪寺報【最乗寺だより】 2010年春号 編集後記より≫
立松さんによると、地球は10万年のサイクルで、氷河期と乾瓢期を繰り返し、あと4000年で氷河期に突入するそうです。
南極の氷が融けたら大変と思うのは、人間の都合でしかありません。
地球にとって人間の意思など関係ありませんし、大陸が動くことも、種が滅びることも、46億年の歴史の中では特別なことではありません。
それでも、その現実を受け入れたくないのなら、取るべき行動は自ずと見えてくるはず…。
私もまた地球というサイクルの中で生きる存在であり、地球の変動の原因となっているという自覚から始まる一歩は、とてつもなく大きいのではないでしょうか。
しかし、その一歩を踏み出す足が重いのも事実。
「それはなぜなのか」と自分に問うことが、今の私たちには一番重要なのかもしれませんね。
(立松氏に触れた表紙記事を受けて)