昨日は日帰りで京都へ行ってきました。
結婚前に行ったきりなので、4年ぶりになります。
久しぶりだったので、京都駅も記憶の中にある構内とは多少違っていたのでビックリ。
いろいろ見て回りたかったのですが、時間がないので残念ながら断念。
到着早々お土産を買って、一路目的地へ向かいました。
この続きはまた明日ということで・・・。
先日のサッカーの試合ですが、若住職一人で観戦していたわけではありません。
なんと、鹿児島の実家からお義兄さんが駆けつけて、兄弟そろっての観戦でした。
そして試合の翌日は、お兄さん念願の横須賀へ兄弟水入らずでお出掛けです。
目的はコチラ ↓
戦艦 「三笠」 です。
三笠と言えば、日露戦争の日本海海戦で連合艦隊旗艦を勤め、連合艦隊司令長官・東郷平八郎が乗船し、ロシア海軍のバルチック艦隊と交戦した戦艦です。
そして、現在NHKで放送中のドラマ『坂の上の雲』で絶賛活躍中の三笠。
前回の放送では、ウラジオストクを目指すバルチック艦隊を、対馬沖で待ち構えていた連合艦隊が敵船を確認し出撃。
三笠率いる連合艦隊は東郷平八郎の指示を受け、敵前大回頭をして終わりました。
ちなみに、海戦の常識から考えれば暴挙としか言いようのないこの回頭は、のちに「トーゴー・ターン」と呼ばれるようになり、この戦術が世界最大・最強と言われたバルチック艦隊を消滅させるほどまでに破った最大の要因となっているそうです。
さて、横須賀には海上自衛隊だけではなく、アメリカ海軍の基地もあります。
← イージス艦
第七艦隊空母 ジョージワシントン ↑
小さく見えますが、全長が東京タワーと全く同じ333m・乗員6000名の世界最大級の原子力空母。
なんだか戦艦ばかりですが、それもそのはず、これらの写真は「軍港クルーズ」という見学ツアーに参加しているときに撮ったもの・・・参加する人って結構身近にいるんですね(笑)
そして、横須賀で海軍と言えば、食べるものはコレしかありません。
横須賀海軍カレー(笑)
とっても美味しかったとのこと。
久しぶりに過ごす兄弟の時間を、たっぷり楽しめたと若住職も喜んでいました。
私も写真を見ているだけで、楽しさが伝わってきました。
本当に良かった良かった♪
18日に横浜国際競技場(日産スタジアム)で行われた「FIFAクラブワールドカップ2011」の決勝戦。
対戦したのはスペインのFCバルセロナ(通称バルサ)というチームと、ブラジルのサントスFCというチームです。
以前、寺報でも書いたとおり、若住職はバルセロナのサポーター。
この大会はトーナメント方式で開催されるのですが、決勝には必ずFCバルセロナが勝ち進むと確信していた若住職は、数ヶ月前に発売された決勝戦のチケットを購入しており、満を持しての観戦となりました。
( ↑ の写真は若住職お土産で、決勝限定発売のカイロです・笑)
そもそもこのクラブワールドカップは、6つの大陸における選手権大会の優勝チームと、開催国における国内リーグの優勝チームが一堂に会して「クラブチームの世界王者」を決める大会です。
つまり、決勝はヨーロッパ王者のバルサと南米王者のサントスがぶつかり、世界一を決するという試合になります。
結果はご存知の方も多いでしょうが、バルセロナの勝利。
若住職も「目の前でメッシのゴールが見られたっ!」と興奮しきりで帰ってきては、私を呼んで録画しておいた試合の模様を復習し、ゴールのシーンになると歓声を上げて喜んでいました。
正直なところ、試合時間の長いスポーツは苦手な私。
いつ終わるか分からない野球やバレーボールはその最たるもので、サッカーも前半だけで45分もあるかと思うと、やっぱり苦手な部類に入ります。
そんな私でも、バルサのボール運びには目を奪われます。
今回の試合では、バルサのボール占有率が70パーセントという驚異的な数字が叩き出され、4-0という完勝の言葉が相応しい結果となりました。
しかし、若住職にバルサの魅力を聞くと、メッシやシャビなど個々の選手のテクニックの素晴らしさだけではないのだと言います。
バルサには「クラブ以上の存在」というスローガンがあり、「攻撃的でスペクタクルなフットボール」がアイデンティティとなっています。
なので、例え試合に勝ったとしても、勝ち点を守るような試合をしていたら、サポーターから容赦のないブーイングが起こるそうです。
そして、攻撃的であり、なおかつ魅力的なサッカーをするためには、個々のテクニックだけではなくチームの一員という意識を培い、その意識がチーム全体の力を底上げし、世界王者という最強のチームが誕生する所以になっていると言います。
更には下部組織を大切にし、選手を育て上げるバルサ。
力のある選手が育たなかったポジションにのみ、外部から補強の選手を呼ぶに留まるその体制が、若住職のハートを鷲掴みしているようです。
なんだか見習わなければならないポイントが多々含まれていますね。
守りに入るのは簡単だし、それはそれで言い訳できるし。
けれど、それではダメなんだと、この前の忘年会でも指摘され・・・。
かといって、手を広げようとするには、最乗寺というチームは今のままでは心許ない・・・。
若住職という補強が、今後どれだけ力を発揮するのでしょうか。
新・チーム最乗寺は、まだまだこれからです。
先週の土曜日、長延寺さんで行われた連研が終わったあと、ささやかな忘年会を開きました。
本当は近くのお店でしようと思っていたのですが、年末ということもあり予約できず。
ならば最乗寺でしましょうということになりました。
ということで、まずはカンパーイ!!
ご覧のとおり、最乗寺の連研参加者は女性が多目です。
メインは前日から仕込んだおでん。
龍くんも「飛行機のおじちゃん」に遊んでもらったり、七五三の記念に撮った写真を褒められたり、とっても上機嫌な時間を走り回りながら過ごしていました。
男性陣はお酒がグイグイ進み、女性陣はおしゃべりに花が咲きます。
笑いあり、お寺への叱咤激励ありと、和やかで濃密な時間はあっという間に過ぎてゆき・・・。
チーン。
浜に打ち上げられたトドが一体できあがり♪
ホスト側の若住職が一番先にダウンしてしまいましたが、これでもお酒に強い鹿児島県人。
次回は最後まで正気を保つと豪語していますので、またの機会を楽しみにしています。
ご参加くださった皆さま、本年は最乗寺へ多大なるご貢献をいただき眞にありがとうございました。
来年も御同朋・御同行のお念仏の道をご一緒いたしましょう。
では、ひとまず良いお年を・・・。
最近、龍くんはお料理に興味を持ち始めました。
特に卵が大好きで、お箸を握って溶き卵にしてくれたり、ゆで玉子の殻を喜んで剥いてくれたりします。
それはそれで助かるのですが、卵を割る音にも敏感で、ひびを入れるために打ち付けた時点で台所にすっ飛んできてしまいます。
さて先日、卵を打ち付けた音を聞きつけ、龍くんはいつもの如く台所へと走ってきました。
そして卵が割り入れられたボウルに手を伸ばすと、勢い余ってそのボウルを床へと落としてしまいました。
床には黄身が崩れてグチャグチャになってしまった卵が2つ。
その光景を見て、思わず私は 「ラーフラ!!」 と叫びました。
ラーフラを音写すると「羅睺羅(らごら)」という漢字になります。
『仏説阿弥陀経』にも出てきますが、羅睺羅とは人名で、お釈迦さまの十大弟子のうちの一人であり、お釈迦さまの実の息子でもあったりします。
しかし、この羅睺羅さんのお名前には少し悲しいいわれがあります。
それはお釈迦さまがまだ出家なさる前のこと。
一国の王子であったお釈迦さまには妃がいました。
世継ぎとしての道を歩んでいたお釈迦さまでしたが、その立場を捨て出家学道を志そうとしたとき、妃が懐妊出産します。
そして我が子の誕生を知ったお釈迦さまは「ラーフラが生じた」と言われました。
「ラーフラ」とは、「障碍(しょうげ)」「障り」という意味。
つまり、お釈迦さまは我が子の誕生が、出家への障害となると言われたのであり、その呟きがそのまま息子の名前となったということになります。
当然のことでしょうが、我が子に「障碍」と名付けることを賛同することはできません。
しかし考えてみれば、お釈迦さまが我が子の誕生を障碍とされたのは、我が子への愛情が芽生えてしまったからこそであり、その我が子を捨てて出家することの難しさを感じられたがゆえのことだったのではないでしょうか。
愛情は愛執であり、障碍になる。
己の意志を貫こく前に立ちはだかる障碍となるほどの愛情というものが前提にある名前だとするならば、「ラーフラ」という言葉の響きも少し違って聞こえてくるような気がしました。
もちろん、龍くんに言った「ラーフラ」も、愛情がたっぷり込められていますよ。
まぁ、8割方は台所においての障碍なんですけどね(笑)