のんちゃんうちあわせ
こちらが「のんのんのんちゃん」打ち合わせ風景です。場所は講談社の会議室。打ち合わせをしてくださっているのは、講談社ピテカントロプス編集長の木原康男さんです。木原さんとのおつきあいはもう七年以上。わたしがレディコミクイーンで騒いでもらっていたけれど、なんかこれだけっていうのも違うなあと思っていたときに、「さかもとさんはもっと色んな表現ができるとおもいますよ。別のジャンルの漫画にも挑戦しませんか?」とたずねてきてくれた初めての編集さん。木原さんは当時モーニングの編集長さんでした。井上健彦さんのバカボンドの立ち上げの頃の編集長さんで、とても精力的に漫画家を発掘しておられ、私のところにもいらしてくださったのですよ。うれしかったなあ。
その辺のことは詳しく「michao!」の新連載インタビューでも書かれているはずなのでそちらもぜひ読んでくださいね。
で、私はうれしくてうれしくてね。すぐにも打ち合わせ始めたかつたんだけど、当時連載がおおすぎたりローマを書いていたりでなかなかすすまなくて、更に木原さんがくれた短い情報漫画の企画は取材相手の都合で実現しなくって、そうこうしているうちに木原さんが異動してしまわれたりでなかなかすすまなかったのよ。でもね。
木原さんは半年前に私のところに来たくれていったの、「さかもとさん、僕はいま子供向けの漫画の部門の編集長をやつています、今度こそさかもとさんに書いてもらおうと企画を考えました。仕事しましょう」って言ってくださって。わたしは今他の打ち合わせもたくさんやっているから正直無理かもとおもったんだけど、木原さんとは七年間の色々があるし、最初に私を発掘にきてくれたレディコミ以外の漫画編集者さんだからさ。
「木原さんなら断れません!!寝ないでかきます!」ってはじめたら、他の漫画雑誌よりこれが最初に出来上がってしまいました。七年間の蓄積が結果になったってことなのかな。
でね。かきはじめたら、わたし「子供漫画むいていたかも」って、すごくおもって、おもいだしたんだけど私小さい頃いじめられつこで、実は自殺を考えるくらいなやんだのね。
でもその頃「大きくなって今思ったことを伝える漫画を描くことができたら、今悲しいことも皆意味があるよね」っておもって、それでなんとかがんばって大きくなって、夢中で漫画家になったんだ。
だからこれをかくのは運命でもあったし、私の一生の仕事かななんておもってる。これ本当のはなしよ。これもインタビューで話しているからみてね。
でね、書き始めたら私にのんちゃんが乗り移ったみたいにどんどんかけて。いま5 話目までかいているんだけど、とちゅうから色んなキャラクターがでてきてけっこうファンタジーになってきて楽しい漫画になってるので、本当に絶対みてほしい、私漫画家になって今年で19年なんだけど、やっと書きたいものかけるとこにこれたなって。子供の、9歳の時に自殺を考えたけど、漫画家になりたいって志して、それからはもう32年もたってるわけ。それでかなった私の思いのたけが作品になるってすごいよね、われながら。
だからのんちゃんはちいちゃいこにも、大人にも皆によんでほしいの、
実は木原さんと一緒に担当してくれる阿部さんというキレイなお姉さんも昔いじめられっこさんで、だからこののんちゃんを担当したいっていってくれて、一生懸命助けてくれます。木原さんも、大人にも子供にも生きる力を与える漫画を作りたいってすごく一生懸命になつてくれて。そんな皆の夢中が作品になっているの。
打ち合わせはこんな風にかいしゃや、ときどきすごく景色のい新宿のティールームに呼んでいただいてやってます。
ネームっていうせりふの下書きの下絵を絵も入れて作って、それを何回も変更して、最高のものにしてから絵にかかります。絵にしてからもまたうちのアシスタントさんが大変な思いでしあげてくれて、それを印刷会社のひとや、写植を打ってくださるひと、デザイナーさんの手をとおって、携帯に配信されるんですよ。漫画って大変でしょ?でもこの仕事をすることができて本当に幸せだなっておもっています。これからもココのページでメイキングのこととか、私のひきこもりっこ時代のはなしとか、それからアシスタントさんとの毎日とか報告していくので楽しみにしていてね。あとたまーに活動するお歌のことも報告します。でも当面は漫画!いま大人の漫画も全力打ち合わせちゅうです。これもなんとか現実にしたいので、応援してください!!
Michao!>>http://moura.jp/manga/michao/pt/index.html