今絵の勉強と、夏くらいに始めたいと思っている美術雑誌の、エコール・ド・パリの作家や歴史についての連載準備で、いろんな本を読んでいます。
私はやはりロートレックが好きですが、最近ユトリロにも開眼! 先日サン・ヴァンサン墓地でお墓参りをしたとき「なんでこんなに立派なお墓??」と気になり、伝記を調べました。また。前に見たモディリアーニの映画の中で精神病院に拘束されるシーンもあって、すごく気になっていたんですよね。私の発達障害の主治医の星野仁彦医師も大のユトリロ好きで。先日も郡山で話が盛り上がりました
。
「ユトリロも発達障害で、愛着性障害、あとは重度のアルコール依存ですからね」と、星野先生、私とユトリロが似ているというので、ちょっと嬉しいような?? 他人とは思えません(笑)。彼は精神の治療として絵を医師に勧められてかき始めますが、
絵はやっぱり私にとっても治療費効果もあり、描くべきだと勇気づけていただきました。
ユトリロのおかあさんはシュザンヌ・ヴぁラドンと言って、めちゃめちゃ美人な画家! 私生児として貧しい農村に生まれ、母とパリにでてきて育ち、いろんな職業が続かずついにサーカスのブランコのりに! でも落下で骨折、ブランコにのれなくにり、今度は画家のモデルを始めます。彼女をモデルにしたルノアールやドガ、ロートレックの作品はとても有名。見れば「あの絵か!!」とわかりますよ! そして彼女は18歳で息子、モリス・ユトリロを生みます、お父さんは不明。もたぶん画家なんじゃないですかね。。。
彼女は絵がとても好きで、画材はなくてもチョークを手に入れ、ちいさいころかあちこちに絵を描いていました。やがてロートレックやドガに画の才を見出され、画家となって行きますが、恋愛遍歴がすごいです。最初は40歳以上年上の画家シャヴァンヌ、そしてロートレック、ルノアール。ドガ。サティ(こちらは音楽家ですが)、,,,当代一流の才能を次々虜にし、力強く生きていきます。
私は最初、彼女は有名な画家たちの助けで画家になったのかと思いましたが、絵は本当にいいです。助けも会ったでしょうが、才能と努力も間違いない女性だと思います。
ユトリロのことはほっときっぱなしなんですけどね、一生母親らしくなれなかった人。でも、ユトリロは母を恨むことなく慕い続けます、、。やがてスザンヌは生活の安定を求めて、お金持ちの銀行家と結婚します。10年ほどは夫の庇護のもと、ユトリロと共に制作に没頭しますが、やがてユトリロの友達モーリスと恋愛関係になり、離婚、その若い恋人と再婚しますが、それによってユトリロは再び精神病院に行くほど精神を病みます、そしてその苦しみの中であの「白の時代」の名作を生みだします、、。
ね、スザンヌとユトリロの話。気になるでしょ?後、藤田嗣治もいいですね。。この時代のパリにわたり、ピカソやマチスらと交流しながら、絵の才能を磨いていきます。私も頑張る―!!( ´∀` )
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