Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

デタニツマベニチョウ

2020-01-01 22:54:06 | 
酒田では大晦日から元旦にかけて雪模様の上に強風が吹く荒天でしたので、初日の出など見れようはずもありませんでしたが
とりあえず、初日の出をイメージできるような蝶(?)を紹介したいと思います。


このオレンジ色に輝く蝶は「デタニツマベニチョウ」で、日本でも鹿児島や沖縄に生息している大型のシロチョウである「ツマベニチョウ」の亜種です
この蝶はインドネシアのスラウェシ島の近くにあるペレン島で発見されたんですが、発見したのが日本人の出谷裕見さんという人で
発見者の名前を取って「デタニツマベニ」と命名(学名Hebomoia leucippe detanii)されています。
↓は裏面です


さて↓の白っぽい蝶の画像はウチにある普通のツマベニチョウの標本、そして前翅がオレンジ色なのは、ウチに標本がないんで借りてきた「ヒイロツマベニチョウ」の画像です。


ツマベニチョウはその名の通り翅の先端だけがオレンジ色で、ヒイロツマベニは前翅がすべてオレンジ色、そしてデタニツマベニは全体がオレンジ色です
ちなみに、ペレン島ではツマベニチョウとデタニツマベニチョウが混生しており、交雑したと思われる両方の特徴を持った個体も見つかっています
詳しくは知りませんが、全体が濃いオレンジ色の個体は徐々に姿を消しているようで、発見された当初のような美しい個体は得られなくなっているようです。