ここ一か月半近く骨折でどこにも行けなかったので、ガソリン代も最小限、休日は家でDVDとTVを見る日々でしたので
普段よりお金が掛からなかった(と思う)ので、またまた安い伊万里を買ってしまいました。
「染付芋葉文皿」

柴コレのⅦ-196に、同手に赤と金彩を加飾した品が収録されている五寸サイズのお皿です
寛文期の品にはこうした染付の品に加飾(金銀彩や色絵)をした作例が見られますが、個人的には染付けのみの品が好きです。

芋葉文は寛文~延宝あたりでしか登場しない文様のようで、この品の場合は濃みの技術が上がっていますので
延宝に近い時代の品なのかも知れません。

落款は「嘉」
盛期伊万里の優品の多い落款に、四角で囲まれた嘉という落款がありますが
何か関係があるのかは不明です。

典型的な寛文期の伊万里の高台ですが、個人的にはこれが「痺れる高台」だったりします。
この時代の伊万里は以前に比べると格段に安くなっていますので、ワタシ的には嬉しいような悲しいような・・・。