前回はtaimei氏の「古伊万里に魅せられて」で取り上げてもらうことで、ネット上の古伊万里コミニュティに参加したところまで書きました
今回は自分でホームページ(以下HP)を作るに至った経緯です。
当時同じ会社の先輩で早くからHPを運営している方がおり、この方とは趣味の音楽でも懇意にしていたこともあり
「HPを作ってみたらどうか」と勧められ、「ホームページ作成王」なるソフトを買い込み、試しに作ってみたのが最初でした。
HPのタイトルは「My Favorite Things」というもので、このタイトルはJazzのジョン・コルトレーンのアルバム・タイトルから名付けました。
(今も残骸だけは残ってますが)
そんな頃に入手したのが、柴コレにも収録されている↓のお皿です
残念ながら甘手ですが、典型的な寛文期の染付皿で、ワタシが最初に購入した藍九谷のお皿でした
このお皿が「藍九谷病」のきっかけなのは確かですが、ワタシがこの品で圧倒的な魅力を感じたのは文様ではなく
薄く真っすぐに立った高台でした。他の時代の伊万里には見られないこの高台に魅せられた、ということでしょうか。
さて、HPを無事に立ち上げ、太明庵の掲示板に告知、初日は50人ほどの訪問者がありました
そんな中、同時期にHPを立ち上げられたミーコさんよりメールをいただき
「ウチのHPがリンクされているが、リンクするときは先に連絡するのがルールでしょ」と御叱りを受けることとなりました。
ワタシなどとはレベルの違う大コレクターのミーコさんですので、「あ、こりゃマズい」と思ったものですが
その後、似たような好みであること、さらに同じ古伊万里を所有していることが判ると、ワタシにとっての古伊万里の大師匠の一人となりました。
そんな頃に入手したのが↓の平戸のお皿です
平戸らしい薄濃みが美しい品ですが、この品が最初にヤフオクに出品(懇意にしている神戸の業者さんが)した時には
最終日にどんどん価格が吊り上がり、ワタシの買える値段ではなくなっていました(8~9万円くらいだったでしょうか)
当然の如く落札できず、「いい品だったよな~」と思っていたら、出品していた業者さんから「もう一枚あるから安くできるよ」とのメールがあり
かくしてヤフオクの落札価格よりかなり安く入手することになりました。
勿論、今ではそんな値段はしない品ではありますが、特定の業者さんと懇意にすることが、骨董収集には大きな価値になることを知ったのは確かです。
次回はHPを始めて2~3年の出来事について書こうと思います。
初めての藍九谷はまたいいお皿ですね!私は構図や色合いがすごく良く見えますが、高台に魅力を感じられていたとは(^^)
そしてHPも作成されていたとはすごい行動力ですね!
ハマったらとことんのまさにコレクターですね。
良い業者さんにも巡りあえたのはもちろんですがそういうお付き合いになれたのも酒田さんの人柄あったなんだろうなあと思います。(^^)
迷い道ばかりウロウロしている身には、羨ましい限りです(^^;
とは言え、やはり魅力は高台です(ワタシだけかも)。
HPについては周りに勧める人がいなかったら立ち上げることはなかったと思います。
ま~、それが15年も続くとは思いませんでしたが。
あちこち手を出すには経済的に無理だった、これに尽きます。
そんなこともあって、傷物や甘手が多くなったのは致し方ない部分ではあります。
私も、60の手習いでやっとホームページを立ち上げたのですが、立ち上げたはいいが、さっぱり訪問者がいませんでした(><)
そんな時、「aimei庵」を知り、そのにコメントを寄せるようになって、やっと訪問者がちらほらと現われるようになり、嬉しかったことを覚えています。
「aimei庵」時代は、私にとっても、懐かしい思い出です(^-^*)
あのサイトがなかったらここまで古伊万里にハマらなかったでしょうし
ドクターさん、いに渋夫妻、ミーコさん、猫の蔵夫妻とも出会えなかったことになります。
懐かしい思い出ではありますが、ワタシの古伊万里の原点でもあります。