前回はHPで知り合った先輩コレクターの導きで、初めて「骨董ジャンボリー」に参加したところまで書きましたが
HPも2年近く続けると手持ちの品は枯渇し、なんとかヤフオクで調達を試みるものの、そこはオークションですので
限られた予算で安定した仕入れを行うことは不可能で、あっという間に自転車操業状態に陥ることとなりました。
それでも、Dr.kさん、ミーコさん、いに渋夫妻が毎月1日HPを更新しておられたので、妙な意地でワタシも1日に更新しておりました。
初めての骨董ジャンボリー参加から1年経った2006年8月、再び骨董ジャンボリーに参加する機会を得ました。
前回は「見てるだけ」で終わってしまったので、今回は安い品で良いので何かひとつ、という思いの中で購入したのが↓の小皿です
少々傷のある品でしたが、前回も待ち合わせ場所にしていただいた「お休み処」さんが扱っていた品で
たぶん、このブースに並んでいた品で一番安い品だったと思います。
「ちょっと傷があるけど良い品ですよ」の一言で購入を決心した覚えがあります
このお店のご主人がワタシと同い年であることを知ったのは十数年後ではありました。
当時はまだまだ初心者だったワタシは、この品を「初期赤絵」だと思っていましたが、業者さんに「初期柿右衛門」と教えられ
またひとつ勉強になったワタシではありました。
翌2007年は仕事がとても忙しい年だったんですが、五月の連休中に開催された「東京ドームプリズム骨董祭」でオフ会をとのお誘いを受け
当時まだ東京在住だった姉と共に参加しました。
この時は初めて大師匠のDr.kさんとお会いすることができ、いに渋夫妻、猫の蔵夫妻、hibariさん、長野のコレクターさん等
大所帯で食事をしながら骨董談義をしたものでした。この時は「平戸うさぎ文皿」を持参し、皆様にお披露目したなんてこともありました。
初対面の方も何人かおりましたが、同じ趣味を持つ者同士、たちまち打ち解けるというのは実に楽しい経験でした。
で、この骨董祭で購入したのが↓のお皿です
扱っておられたのは上のお皿と同じく「お休み処」さんで、実はこの品はウチの姉が買ってくれた品です。
この年の暮れに姉は東京を引き払い帰郷するんですが、ワタシが買ってもらった数少ない古伊万里がこの藍九谷小皿だったりします。
その後、妙に仕事が忙しくなり、東京の骨董祭に行くことはなくなりましたが
仕事を辞めたら、また行ってみたいと思っています。
東京の骨董市なんて田舎ものの私には憧れです(^^)
また共通の趣味を話しできる人がいるのは心強く楽しいと思います。
因みに私は皆さんに会うまで孤独でした笑笑
こうやってお話しさせていただき本当に有り難く思います(^^)
それと藍九谷を買ってくださる骨董蒐集に理解あるお姉様がとても素敵でいいエピソードですね。
藍九谷を買ってくれる優しい家族を私も欲しいです。(T-T)
酒田の人さんは、良い人々にめぐりあって幸せだったと思います。
考えてみれば品物と一緒で、念ずれば通づ、ですね。一生懸命やっていると、自然と道が開けてくるものです。
それが、実力(^.^)
一方、藍九谷を買ってもらったお姉さんの存在は、運。
私には運がありません(^^;
やはりHPで知り合った先輩コレクターの後押しが大きかったのは確かです。
ま~、田舎には古伊万里コレクターなんてのは極めて珍しいですし
話題にすることもないんで、やはり「孤独な収集」にはなりますよね。
ネット上だけではなく、実際にお会いできたのは大きな財産になりました。
実際にお会いして共通の話題で会話できた訳ですから
自分の古伊万里自分史の中で最大のイベントが、この2007年のオフ会だったと思います。
業者さんという点だと、ヤフオクで多く取引したのは3人くらいで
いずれも関西で実店舗をお持ちの方でした。
ま~、掘り出し物を期待するのは難しいですが
ハズレも少ないという、ある意味面白味に欠けるものではありますが・・・。
故玩館の収蔵品を見ると、運と実力の両方がないと収集できない品が多数あるように感じます。
その後、オフ会も少人数となり、自然と立ち消えになっていったように思います。
古伊万里を趣味とする者は少数ですから、それぞれ、ひっそりとコレクションや勉強をしていたと思います。
その点、オフ会というものは、格段に交流の輪を広げましたよね。
井の中の蛙が、一挙に、日本の中の蛙になったようなものでしたね。
そのようなこともあり、当時が懐かしく思い出されます(^-^*)
いまだに古伊万里収集を続けているのが不思議な気もします。
あの頃のHPの多くは存在していませんが、ブログという形で生き残れているのは
やはりドクターさんを代表とする先輩コレクターと出会えたからに他なりません。
今年は雇用延長が切れる年なんですが、どうやらあと1年は働くことになりそうなので
もう暫くは古伊万里収集が続けられそうです。